矢部孝のレビュー一覧

  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    まだ実現可能とは言えないのだろうけど、これを機会に是非進めて欲しい技術の1つ。国がもっと補助金を出しても良いと思う。

    海水からマグネシウムを取り出し、太陽光励起(れいき)レーザーで製錬。できた金属マグネシウムを燃料として使用する。燃料として使用したあとに残った酸化マグネシウムは、再び太陽光励起レーザーで製錬する。

    0
    2018年11月26日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    面白い。
    研究者の興奮が伝わる良書だと思います。
    この情熱。こんな人が100人もいたら日本は絶対に変わりますよね。
    鼓舞されました。いい本です。

    0
    2013年12月01日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    面白かった。

    太陽光励起レーザーが今後十分な成果を上げれば、海水からマグネシウムを取り出し、それを燃焼させてエネルギーの主役にすることも可能かもしれない。

    0
    2013年03月18日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    まず言いたいのは、「一人でも多くの日本人に読んで欲しい!」と言うこと。

    本書は脱石油エネルギー社会を「マグネシウム」で実現できると主張します。そう、小学校のときに実験で燃やした「マグネシウムリボン」のマグネシウムです。
    海水から太陽エネルギーで「マグネシウム」を取り出し、それを燃やす。熱量は石油とほぼ同等な上に、粉状なので問い扱いも楽。
    燃やすと「酸化マグネシウム」になる。これを太陽光でつくったレーザーで熱する(2万度?!)と「マグネシウム」に還元できる。
    つまり、太陽エネルギーを「マグネシウム」にチャージするという発想。
    これを可能にしているのが、太陽光からレーザーを作りだすレーザー媒体で

    0
    2012年02月28日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    この驚くべき資源革命、エネルギー革命の本書が、10年1月の初版から11年6月段階でまだ第二刷と、あまり世に広まっていないのが不思議なくらいだ。
    著者矢部教授の提唱する「マグネシウム文明論」否「―革命論」が、最終章で彼の描くロードマップのように、この10年、20年、変容展開していくとすれば、この地球も人類も捨てたものではないのだが…。
    ともあれ、ここには大きな希望があり、期待がある。

    0
    2012年06月18日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    化石燃料に替わるエネルギー源としてマグネシウムに注目し、その研究の現状と、事業として成立させるためのロードマップについて論じた本。
    マグネシウムの優位性を語る際、既存の技術との比較をデータと簡単な計算で示しているため、記述に説得力がある。
    かといって、素人についていけないレベルの難しい話でもなく、全編を通して分かりやすい。

    普通に生きているだけで、間接的にせよ環境を壊しているという負い目は感じているので、理想的な話であるにせよ、こういう非の打ち所の無いエネルギー源が普及すれば、本当に素晴らしいと思う。
    また、より長持ちする携帯のバッテリーが作れたり、電線を引くのがコスト的、地理的に難しい地域

    0
    2011年10月25日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    マグネシウム社会循環論!
    熱い、夢のような構想だけど、それに向けてまっすぐ進む筆者の想いが素晴らしい。勇気をもらうとともに、自分も何か情熱を持って仕事したいと感じた。

    専門に拘らず、理想を描いて、すべきことをする!行動力と実行力!

    エネルギー関係の仕事をしてる人は一読すべし!

    太陽光や蓄電池ばかり考えてたけど、大容量電池で使い捨て&リサイクルって考え方もあるのね。

    0
    2011年06月19日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前から読みたかった本で今回の災害前からコンセプトを聞いていた。実際に読んでみたところ、現実以上SF以下というところですね。
    現在、枯渇が話題となっている化石燃料の石炭、石油に変わる新たなエネルギーの可能性としては大きく評価できる。
    また、循環システムおよびエコシステムについても、最初から構想に入っていることが今っぽい展開である。
    この循環システムの中では、太陽光→レーザー→マグネシウム→電池→酸化マグネシウム→マグネシウムという循環になります。この中で、マグネシウムから電池を作製し電池として消費する部分に関してはすでに実用レベルですが、それ以外のレーザー生成及び海水からのマグネシウム生成がま

    0
    2011年03月22日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    非常に面白い試み。

    こんな感じでプレゼンなんかが出来れば
    言うこと無しなんじゃないのだろうか。

    0
    2010年07月22日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    とても読みやすくなるように工夫されている。
    個々の技術だけではなくて、それらを含めたシステム全体を提案している、というところが結構すごい。

    0
    2010年01月18日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    ここに書かれていることが本当に実現できるなら、世界の経済構造は大きく変化するだろう。 2025年の人が2010年を振り返って、「あんだけ地球温暖化って騒いでたけど、何とかなるもんだね」と言ってる様子が目に浮かぶようだ。 世間的(日本的?)にはまだ半信半疑といった反応だが、これは大いに期待できると思う。 2030年ごろには南北の経済格差が逆転してるかも?

    0
    2013年03月16日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    ●2025年5月8日、吉祥寺・外口書店にあった。
    200円。

    → 外口書店で購入。合計3冊、600円。
    その他2冊:
    ・デパートを発明した夫婦…200円
    ・「病院」がトヨタを超える日…200円

    0
    2025年05月09日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    マグネシウムを石油の代わりに使うという壮大な夢が描かれている。しかもすでに基本的には実現しているとのこと。なんとも魅力的な話。シンガポールや他の国に取られてしまう前に、日本として、しっかりバックアップして実用化を推し進めたいと思った。

    0
    2018年11月12日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    エネルギーサイクルの新しい考え方を提示してくれてはいる。
    楽観的で具体性も乏しく思うが夢はある。
    知っていても損はない考えであると思う。

    0
    2013年06月08日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    マグネシウム燃料電池とマグネシウム循環社会について。
    燃料電池といえば水素だけど、水素の代わりにマグネシウムを用いたモデルがここまで研究されているとは知らなかった。
    実現するかはこれからの展開しだいだが、モノを発明して、さらにそれを運用していくシステムまで考案する。理想の仕事っす。

    0
    2012年02月24日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    エネルギー問題と水問題を一気に解決する手法である。原発がこうなった今、もう少し注目を集めても良いかと思うが、マグネシウムとレーザーによる発電を主張する人は寡聞にして知らない。
    色々な数字で裏付けられた主張は、本当にこれで行けるのではないかと思わせてくれる。(ただしマグネシウムの価格が安くなる事等の条件があるが。)このような条件がクリアすれば画期的なこととなり、それこそタイトル通り「文明」となるのではないだろうか。今後の研究成果が楽しみである。

    0
    2011年06月20日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    石油が枯渇してしまう日は刻一刻と迫っていて恒久的ではないので文明社会を継続していくには新たなエネルギー源や我々の住む地球環境へのリスクや負担を減らす新たな技術というのが必要となってきます。
    矢部氏、山路氏の研究は次代のエネルギー開発の先駆者となることだと思います。
    作中まとめ
    石油、石炭は安定供給がむずかしく環境問題を抱えている。年間の世界エネルギー使用量は石油換算で100億トン以上。太陽光発電だけでは石油代替は難しい。水素は運搬貯蔵が難しい。
    海水からマグネシウムを取り出しレーザーで製錬、燃料として使用して生じた酸化マグネシウムを再度マグネシウムに製錬しマグネシウム循環システムの構築。
    レー

    0
    2011年06月09日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    石油の次のエネルギー資源は何か?
    太陽電池で日本のエネルギーを賄おうとすると、国土の六割を覆う必要がある。
    水素社会なら地下が水素貯蔵タンクだらけ。
    リチウムイオン電池を載せた電気自動車が普及すると、リチウム資源が不足する。
    さらに、今の造水法で世界的な水不足に対応するには、世界の電力を五割増やさねばならない。
    この状況を突破する解こそ「マグネシウム循環社会」である。
    『タイム』誌で二〇〇九年Heroes of the Environmentに選ばれた、二酸化炭素二五%削減も実現する新技術を公開する。

    [ 目次 ]
    第1章 石油文明に代わるのは、自然エネルギー・水素社会か?

    0
    2011年04月22日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    名前からして男心をくすぐる「太陽光励起レーザー」。これを利用する上で技術的な側面の目処が立っており、化石燃料に代わる新しいエネルギーとしてマグネシウムを提言している。

    0
    2011年02月24日
  • マグネシウム文明論

    Posted by ブクログ

    石油に代わるエネルギーとしてマグネシウムを提案する斬新な本。
    実現可能性に少し疑問もあるが、マグネシウム循環社会の構想自体は理に適っている。

    以下、本書の要旨

    海水中のマグネシウムを取り出し、太陽光励起レーザーで製錬。マグネシウムを燃料として利用し、生じた酸化マグネシウムをレーザーでマグネシウムに製錬して再利用するというのが「マグネシウム循環社会」の構想。希薄な太陽エネルギーを、太陽光発電よりも低コストで集め、できる限り損失を小さく循環させることが可能となる。

    0
    2010年10月10日