ブライアン・L・ワイスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
借りたもの。
読んでいて、人間が生まれてきた意味、その喜びを再認識し、心の底から歓喜を呼び起こすような感動を歓喜されるものがあった。
アニミズム、シャーマニズム……人間は太古の昔から輪廻転生(現代人が思い浮かべる天国や地獄などの死後世界とは違うもの)を心の底では信じていて(それは主観的な体験として真実で)、それが人間に究極の瘉しをもたらす。
前世療法はプレイセラピーの一種ではないか……
疑うというわけではないが、その可能性について言及しているのかと思っていたが、著者が言うところの「左脳的」な捉え方からも解き放たれて、感動を呼び起こされた。
前世療法とは、フロイトが提唱したトラウマ解明の(アドラー心理学で言うところの)過去志向、原因論でとは異なるものだった。
それが過去の出来事であり、もはや今の自分とは関係ない事と認識することで安心、過去の罪を許すという。この許しが、究極の癒やしとなる。
著者の臨床現場や自身の瞑想からの体験を読み進めていくと、個々のクライアントの物語というより、壮大な人類史の様相だった。
苦しみ、痛みを受け傷つき、時に癒され、平安に満足し……輪廻転生の中で人々は、究極の瘉し――“愛すること”を学ぶため、この世に生を受けている。
人間は常に、何かしらの恐怖、不安に囚われている。
それ故に愛ではない執着、金や名誉への執着や渇望・嫉妬を覚え、時に人を傷つけてしまう。
その世界はあまりにちっぽけで窮屈な尺度であるという、世界を俯瞰で見るような価値観に感嘆した。 -
Posted by ブクログ
米国ではキリスト教の影響によって、転生という考えは基本的に否定されている訳だが(元々、転生は肯定されていたが、教会の現世利益による影響力強化のため、転生はないことにされた)、本物の精神科医が書いたこの本によって、前世を肯定する人が決定的に増えたのではなかろうか。
ある意味、西洋世界における前世の(再)発見ということになると思う。
前世で刻まれたトラウマという刻印が、今生でも鈍く光を放ち、特定の状況における、原因不明の恐れや怒り、悲しみといった特定の感情や、パターン化した行動を誘発する。
前世でのトラウマを作った出来事を思い出すことによって、そういった症状が軽くなることがある。
催眠誘導により過去世の出来事を思いだすのだけど、その出来事が本当に過去世のものなのかどうかは証明しようがないし、人によっては単なる想像で生み出した出来事かもしれない。そうであったとしても、患者の症状が軽減解消するなら、それはそれでいいよねと私は思う。
レベル:525
高得点です。納得です。