小国喜弘のレビュー一覧
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特別支援教育への眼差しが多分に含まれているのが、同種の教育史本と違う特徴ということになると思う。全体として資料が新聞(特に読売)が多いのが気になるが、時代の空気感は伝わる。教育行政だけでなく現場感も分かる。Posted by ブクログ
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ステキな先生と学校、そして一番ステキなのは子供達!
本音で向き合うこと、チームで向き合うこと、子どもたちの場を作っていきたいというシンプルだけどとても大事な気持ちが、学校という場が子供たちの能動的な生活の場所に変わっていく大きな要因であると感じた。
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「特別支援」って何なんだろう。
「障がい」「虐待」とラベリングして、社会が決めた枠から飛び出た子どもを排除するのは、今の社会を反映してる。
本当に「みんな」が安心してありのままでいられるには、その子のことを「私たち」として捉え、歩み寄ろうという姿勢が大切。
大空小学校、見学してみたいな。
その前に...続きを読むPosted by ブクログ -
これからの学校の在り方が問われていると思った。
インクルーシブ教育とは、その目的は何か。
私は先生が指揮・指示を出し、子どもたちがそれに従い出来るようにすることにモヤモヤしていた。
そうしないための教師のマインド・子どもたちへの接し方を考えるきっかけになった。Posted by ブクログ -
一つ一つのエピソードにまとまりがあって読んでいて心地よかった。子供ができたときや理解できない事があったときにもう一度読みたいPosted by ブクログ
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大人も子どもも平等に、学び合い育ちあい、本当の意味での多様性を教育の場で実践している学校の話。どのエピソードも涙出る。Posted by ブクログ
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【2020 8.19再読】
「子どもが学ぶこと」について考えるきっかけを与えてくれる本。
学びとは人から一方的に与えられるでなく
自分から獲得していくものだと思った。
1学期の現実の授業、自分の振る舞いはどうだっただろうか。
学びとは?という視点がすっかり欠けていたように思う
一方的な指示で子ど...続きを読むPosted by ブクログ -
教育、保育、子どもに関わるなら、
「必読すぎる本」。
大空小学校は、
「すべての子どもの学習権を保障する学校」
「多様な子が安心していられる学校」
であり、
そんな学校を創るための奔走する日々、木村先生の歩みが書かれている。
映画も素晴らしいが、映画はやはりごく一部の場面なので、
映画に...続きを読むPosted by ブクログ -
一人一人がありのままの自分でいられる、ありのままを認めてもらえる場所、これは決して子どもたちだけじゃなくて地域の人も学校の先生も校長先生までもがそう。
「自分がされて嫌なことは、人にしない。言わない。」
この大空小学校のたった一つの約束は、すべての子ども、大人のためにあるもの。
この約束が、そして...続きを読むPosted by ブクログ -
《2020.3.22》
三連休時間がゆっくりあったので再読。
やっぱりいいなぁ、これだなぁって実感する。
「子どものありのままの質を高める。」
子どもたち一人ひとりは力がある存在と本気で思えるからこそ
らしさを追求する。
力を高めるのではなくて、ありのままの質を高める。
その子がその子らしくその場...続きを読むPosted by ブクログ -
大阪に実在する公立の小学校で、自分の子にもし障害があれば、引っ越してでもぜひ入れたいと思う小学校です。
障害がある子もない子も分け隔てなく、同じ空間で学校生活を送り、難しい問題を抱えた子にはできる子がお手伝いして、一緒に成長していく。
社会はこうあるべきだというモデルがここにあります。
この校長先生...続きを読むPosted by ブクログ -
最近の先生を見ていると、ほんとに
大変だなと思う。
普通に見えていても、学校にクレーム
いれてる保護者がいたり
参観日に保護者同士でぺちゃくちゃ
喋っていたり、そういう保護者対応、
保護者に神経をつかっている感じがする。
先生方に余裕がない。
こういう頼りがい?安心感のある
トップが学校にいるだけで...続きを読むPosted by ブクログ -
インクルーシブ教育、という言葉もまだない時代から、子供の個性をよく見て、大人も子供も、共に育っていくことを目指した小学校。
公立の小学校で、ここまでできるのは本当に素晴らしい。大人たちが管理したり、効率をよくするために区分けしたラベルではなく教育が進められていることは驚き。
とくに、間違ったらやり直...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の講演会にて購入。
著者の真摯な思いを受けとった。
これを読んで、子どもたちに向けられて作られた、ある歌の歌詞を思い出した。
「届けて 受け止めて 思いを寄せ合う
そんな毎日が 新しい 明日を 連れてくるから」
(栂野知子「小さな勇気」より)
具体的な方法論としてもしっかりと...続きを読むPosted by ブクログ -
『流れる水の如く、流されるのはいとも容易く、逆らうことは困難を極める、』
『(大人と子どもが)対等でない場所に、学びは成立しない』
『「大変」とは、大きく変わるとき』
『教師は「教える専門家」から「学びの専門家に」』
『学びは楽しい』
すばらしい!Posted by ブクログ -
まず映画を見ました。
通常の配給は終わっていて、御茶ノ水の自主上映会の日にその場所にいた、という偶然が引き合わせてくれた素晴らしいドキュメンタリー映画でした。
上映場所で売られていた3種類の本から、一番映画のストーリーに近いということでこれを購入。
その通り、この本を読むと映画の登場人物たちの顔と声...続きを読むPosted by ブクログ -
公立学校だから校長判断で可能性が広がる。
それを実践した記録である。
それには校長がある程度長く学校を指揮できないとだめだとも思った。
このような学校が広がると日本の未来も明るくなるのにと思った。Posted by ブクログ -
これほどストレートに本質を突いている実践はなかなかないと思う。
「子どもが育つ」とはどういうことか、「学校を作る」とはどういうことか。
映画で目の当たりにした子供たちの姿、学校の姿に重ねて、強烈に印象を残す。Posted by ブクログ -
TVドキュメンタリーとともに、木村先生の講演を聞きました。
はつらつとした姿と言葉に勇気づけられました。Posted by ブクログ -
公立小学校なのに,公立小学校だから可能性がある…そんな気持ちになる学校の紹介です。
あたらしくできた小学校に,集まった教師たちと子どもたち。校長をはじめ,「学び合いと育ち合い」「どんな子も地域で学ぶ」をテーマに学校づくりに取り組んでいきます。
子どもへの圧倒的な信頼に裏打ちされて進められる学校...続きを読むPosted by ブクログ