藤村能光のレビュー一覧
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リモートワークを中心として働く人と会社のこれからをサイボウズ式編集長藤村氏とソニックガーデン代表倉貫氏が語ります。リモートワークについては起こりうる問題点を挙げて先駆者としての経験に基付いた対策を提示(特に雑談的なコミュニケーションの演出は勉強になりました!)するなどとても実用的です。企業側としても昭和的な慣行を改めて組織や制度を改革するのが喫緊の課題となるようです。ただし、働く人も本業以外に「人生の軸」を持ったり、人的資本、金融資本、社会資本を充実させよとの主張があります。これはもっともであり、大切だとは思いますが、それができる人とできない人がいるのも明白で、コロナ禍で始まったリモートワーク
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Posted by ブクログ
多様性のある従業員で構成されるサイボウズのチームの働き方を、他のチームに適用し易いように抽象化して纏めたもの。
自分の会社でも、在宅勤務などの取り組みが行われているが、ひと回りも、ふた回りも進んでいる様に感じた。
サイボウズのキントーンと言うコミュニケーションツールの利点、オンラインコミュニケーションツールでチームを動かすための仕組み、オンラインコミュニケーションツールの常用で陥ってしまう、つながり疲れを起こさないための心得等、分かりやすく説明されている。
サイボウズの事例をそのまま適用する事は無理があるが、活用出来るノウハウも多数ある様に思えるので、少しずつ導入を試行して、多様な価値観を持 -
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「チームで力を発揮するには?」という根本にある考え方が、どのチームでも取り入れられるように抽象的に書かれている。そのためここに書かれていることを自分の所属する組織に活かそうと思うと、組織の構成やどんな人がいるのか、組織としてどこに向かっていきたいのかなど、それぞれの組織に対する認識を深めなければ始まらない。この本を読んだからといってすぐにサイボウズ式のようなチームになれる訳では無い。ただ心理的安全性の高い組織を作りたいと考えている人には(リーダーのあり方など)安心でき、勇気づけられる本だと思う。コミュニケーションに関して自社のソフトを上手く使用してチームを成り立たせているため、少々自社ソフトの
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Posted by ブクログ
「チームっていいなぁ」読み終わった時に最初に思った。
私は割と一人で黙々と仕事をしてしまう方が多くて、その方が楽だし速い、そう思う面もある。けど、それだと限界があるし、もっと人の力を借りたり、チームで助け合いながら仕事ができたらいいなと思う。
でもやっぱりチームってめんどくさい。いろんな人がいるからなかなか分かり合えないし、物事を決めて前に進むのに時間もかかる。
それを解決するヒントが、この本にはたくさん詰まっていた。著者の藤村さんが、うまくいかない経験を乗り越えながら試行錯誤してきた軌跡が、この本の中に残されている。
心理的安全性があって、それぞれが自立していて、自分の価値観を大事に -
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本書から学んだこと
『これまでの一律的な働き方は、個人に適合した多様な働き方にシフトしていく』
コロナウイルスの感染拡大により後押しされたリモートワークに代表されるような多様な働き方へのシフトは、もう元には戻らない可能性が高い。
ならばもうボクらに残された手段は変化を楽しむことだけだと思う。
本書は、個々人に合った「働き方シフト」成功の一助となることを目指して書かれている。
【感想】
・多々共感するところあり。だが、多くのビジネス書でここ数年言われていることばかりで目新しいものはない。
・サイボウズで数年前からリモート中心の働き方シフトに成功した著者の経験上で知り得た知見には一定の価値があ -
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ネタバレ独裁力という権力エンジニアリングの後にこの本を読んだので少し整理出来てない
独裁力→大企業、昭和企業
未来のチームの作り方→中小企業、未来系
てな感じかな。どちらも素養は必要と思う。
以下響いた点
※自分が出来ると思うと相手の言うことを聞かなくなる
※人の事をタスクの進捗としてしかみない
仕事の状況でなく人の状況を見る事
※チームワーク→個々を尊重する→副業
今はone for all でなくall for oneの時代か。
※googleはチーム構築において「心理的安全性の確保」が大切。筆者も同意する。
※昭和の時代では飲みにケーションがコミュニケーションだったが令和の時代ではオンライン