【感想・ネタバレ】「未来のチーム」の作り方のレビュー

あらすじ

「働きやすさ」や「チームワークの価値」を伝え続けるメディアが
自分たちで実践している、「次世代型チーム作り」の秘訣を伝授。
時間と場所に縛られない「自由な働き方」を実現させる
「オンラインコミュニケーション」の活用方法とは――?

「『ほぼ日』より、ずっと冒険的なんじゃないか。
チームプレイは、おもしろい。このおもしろさは、くせになる」
――糸井重里さん、推薦!

●「チームワークの会社」でリーダーになった「チームを引っ張れない人」の奮闘劇
「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念を掲げるサイボウズ。
その価値観を伝え、同社のブランドイメージ向上に大きく貢献してきたのが
オウンドメディア「サイボウズ式」です。

「チームワークの会社」とも呼ばれる同社で編集長(=リーダー)になった
藤村能光氏ですが、編集長になる前の彼はどちらかというと
「独りよがりな仕事ばかりしていた人」(本人談)だったそう。

そんな藤村氏はサイボウズの理念に触れ、「チームで仕事をする」ことの価値を痛感。
リーダーとして数々の失敗も経験しながら
「僕はチームを引っ張るのではなく、仲間が自由に働ける『仕組み』を作ろう」
と奮い立ちます。

●時間と場所に縛られない「未来の働き方」を実現するチーム
社員が自由に働き方を選べるサイボウズでは、
リモートワーク中心で働いたり、複業をしたり、地方に住んだり、
働き方もチームに対するコミット度合いも、自然とバラバラになります。

そんな「自由な働き方」を守りつつ、「チームを強化する」にはどうしたらいいか――。
藤村氏が出した答えは「オンラインコミュニケーション」を“フル活用” することでした。

「チームの目標をみんなが忘れてしまう」「会議での発言がかたよってしまう」
「新メンバーがなかなか馴染めない」「メンバーからアイデアが出てこない」
どのチームでも陥りがちなそんな悩みを、
藤村氏は「ツールを使った仕事の仕組み化」で解決していきました。
本書はサイボウズという「未来のチームのあり方」を模索する会社の中で
「自由なのにヒットを生むチーム」を作った藤村氏のノウハウを凝縮した本です。
メール中心から、Slackなどチーム内情報共有ツールが多彩になる中で起こる
「どのように円滑な情報共有をするか?」という課題を解決するヒントが溢れています。

「今後はみなさんの会社でも、さまざまな働き方の変化がおとずれるはずです。
そんなとき、僕らが挑戦し続けてきた『未来のチーム』作りの経験が、
何かしらの形で参考になれば嬉しいです」(本書より)

「チームワークの面白さ」と「個人が自立することの大切さ」を、ぜひ感じてみてください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

チームづくりはメンバーが安心して発言や仕事ができる
「心理的安全性」を保証することが重要。
・何度も共有できる雰囲気づくり(雑談、思いつき、プライベート)。
→★質は二の次で率先して投稿する。
・自分をさらけ出す。お互いを知る(斜に構えて見ない)
・失敗を許容する

オンラインでのコミュニケーションは感情が伝わらない分、
血を通わせる必要がある。
→言い回しに注意。絵文字、フランクな会話

解釈ではなく事実を中心に議論をする。(問題解決には事実へのアプローチが必要)
※解釈は人ぞれぞれ。解釈が中心の議論は水掛け論になる。

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2020年03月13日

Posted by ブクログ

色々と参考になることが盛り沢山でした。
チームを作る上で、ザツダンの大事さ。
チームで働く時には線引きを自ら行っていかないこと。
質問する義務、該当する義務。
社内メールって本当にいるのかの疑問。
チームの目標を意識づける。

自分が居なくても回る組織を作る。これ大事だと思います。

本業は好きなのですが、サイボウズの働き方考え方好きです。複業で入りたい。惹かれます。

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2021年04月06日

Posted by ブクログ

多様性のある従業員で構成されるサイボウズのチームの働き方を、他のチームに適用し易いように抽象化して纏めたもの。
自分の会社でも、在宅勤務などの取り組みが行われているが、ひと回りも、ふた回りも進んでいる様に感じた。
サイボウズのキントーンと言うコミュニケーションツールの利点、オンラインコミュニケーションツールでチームを動かすための仕組み、オンラインコミュニケーションツールの常用で陥ってしまう、つながり疲れを起こさないための心得等、分かりやすく説明されている。

サイボウズの事例をそのまま適用する事は無理があるが、活用出来るノウハウも多数ある様に思えるので、少しずつ導入を試行して、多様な価値観を持つメンバーで構成されるチームでも働ける環境に改善して行きたい。

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2020年01月20日

Posted by ブクログ

「チームで力を発揮するには?」という根本にある考え方が、どのチームでも取り入れられるように抽象的に書かれている。そのためここに書かれていることを自分の所属する組織に活かそうと思うと、組織の構成やどんな人がいるのか、組織としてどこに向かっていきたいのかなど、それぞれの組織に対する認識を深めなければ始まらない。この本を読んだからといってすぐにサイボウズ式のようなチームになれる訳では無い。ただ心理的安全性の高い組織を作りたいと考えている人には(リーダーのあり方など)安心でき、勇気づけられる本だと思う。コミュニケーションに関して自社のソフトを上手く使用してチームを成り立たせているため、少々自社ソフトの宣伝のように感じる部分もあるが、細部ではなく「チームで最大限の力を発揮するにはこんな取り組みを取り入れるという考え方がある」、という視点で読めば良いかと思います。

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2020年01月13日

Posted by ブクログ

共感できるポイントが多い。最軽量のマネジメントと一緒に読むと同じようなポイントがいくつかあるが、いずれもわかりやすいので、これからの組織づくりやコミュニティづくりやその中でも自分自身の振る舞いとして参考になると感じた。

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2020年01月02日

Posted by ブクログ

最近流行りの心理的安全性とかについて触れられている本を読んだことある人にとっては、そこまで新しい発見はないかも。
テレワークなど、働き方が多様化していく中でどうチームとしてコミュニケーションとるのか、メンバー感の信頼関係を作るのかに悩まれた過程は参考になると思う。これから。

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2019年12月31日

Posted by ブクログ

サイボウズという会社は知っていたが、具体的なことを知らなかったので、知る機会になって、良かった。
オンラインコミュニケーションは、働き方の多様化の中で、大切であるが、対面のコミュニケーションが1番大事なのではと本書を読んで、感じた。
ザツダンというコミュニケーションの時間を取るのは、仕事の中に取り入れたい。

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2019年11月18日

Posted by ブクログ

「チームっていいなぁ」読み終わった時に最初に思った。

私は割と一人で黙々と仕事をしてしまう方が多くて、その方が楽だし速い、そう思う面もある。けど、それだと限界があるし、もっと人の力を借りたり、チームで助け合いながら仕事ができたらいいなと思う。

でもやっぱりチームってめんどくさい。いろんな人がいるからなかなか分かり合えないし、物事を決めて前に進むのに時間もかかる。

それを解決するヒントが、この本にはたくさん詰まっていた。著者の藤村さんが、うまくいかない経験を乗り越えながら試行錯誤してきた軌跡が、この本の中に残されている。

心理的安全性があって、それぞれが自立していて、自分の価値観を大事に、オープンにしながら、協力しあって仕事をしている。そのためのツールがグループウェアだったり、チャットツール。情報共有とノウハウ蓄積の仕組みをうまく使いながら、チームとして成長している。

こんなチームなら働いてみたいし、こんなチームを作りたい。そう思った。

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2019年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

独裁力という権力エンジニアリングの後にこの本を読んだので少し整理出来てない

独裁力→大企業、昭和企業
未来のチームの作り方→中小企業、未来系
てな感じかな。どちらも素養は必要と思う。

以下響いた点
※自分が出来ると思うと相手の言うことを聞かなくなる
※人の事をタスクの進捗としてしかみない
仕事の状況でなく人の状況を見る事
※チームワーク→個々を尊重する→副業
今はone for all でなくall for oneの時代か。
※googleはチーム構築において「心理的安全性の確保」が大切。筆者も同意する。
※昭和の時代では飲みにケーションがコミュニケーションだったが令和の時代ではオンラインでの雑談が大事になっている(時代が変わってきている)
※サイボーズはKPIを設定していない(個人的には驚き( ゚д゚))KPIは設定を間違えると劇薬になる。何より楽しくない。
※個人が会社に寄りかからない時代にマイクロマネジメントは合わない。
※情報の共有の仕方はフローとストック型がある。

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2020年12月22日

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