コミュニティについて改めて考えてみたいと思い読書
本質的で大事なことが多く述べられている良著。
ネイバーフッドデザイン、地域コミュニティの教科書なのではないか。
メモ
・同じ街に暮らす人々が、いざと言う時に助けあえるような関係性と仕組みを作ること。これがネイバーフットデザインの定義。
・共助の必要性が高まっている時代。流動性の高い社会で、コミュニティーのハブが求められている。ネイバーフットデザインを通して、育まれる人々のつながりが課題の現場と行政やNPO等をつなぐハブになれるはず。
・ネイバーフットデザインは、近くで暮らした人の間にゆるやかなつながりを作ること。
・近所の人とのつながりは、孤立の帽子や災害時の助け合い、子供や高齢者の見守りなどに役立ち、安心安全に心地よい暮らしをもたらす。
・今日ではオンラインツールも活用しながら近所のつながりを作ることができる。
・ネイバーフッドデザインがもたらす4つの価値
景観施設の保全、賑わいが生まれる、趣味学びの充実、困りごとや課題の解決。
・目指すのは、自然と関わりたくなる状態。しがらみではない。
☆未来とゴール、機会、主体性、場所、見識、仕組み、6つの要素のデザイン。
☆まず未来とゴール、次に、機会、主体性、場所、見識、次に仕組み。
・人々のつながりは目的ではなく手段
・まちの未来像をイメージする プロジェクト全体のゴールをイメージする
・まちの空気に触れる。
・少人数で対話する。
・ヒアリングを繰り返し、対話を重ねる中で信頼関係も育まれていく。
・もっとこうなったらいいなあの先に見えてくるもの。
パズルは無理に組み合わせるものではなく、人を手段かしてはならない。
自然と組み合わさるまで検討を繰り返す
・多様な機会を適切に組み合わせる。イベントだけでなく、日常の接し方も同じくらい重要な機会。対面のみならず、オンラインも機会
・プロジェクト全体を俯瞰して段階的につながりを育んでいく。
ウェルカムパーティ コミュニティアート、インテリアDIY、手作りWS、
ハロウィンパーティ、サークルづくりなど
・手段や場づくりでなく、機会。大事なチャンスであるということ。
・消費的、瞬間的でなく、創造的、持続的な機会を。
・人を束で見ない、肩書きで見ない。一人一人のパーソナリティに着目する。
・多様な主体性の形がある。もう一歩、もう半歩の距離が縮めやすくなるようアシストする。それなら自分にもできそうと思ってもらうことでちょうどよいもう一歩を踏み出すことにつながる。対話を通じてまちとの接点を言語化する。一人一人の関わり続けている理由をしっかり聞く。
まちへの課題の共感意識は主体性の連鎖を生む。
・人の気持ち行動は場所や空間によって大きく変化する。
場所から考えない。ゴールやコンセプトから一貫して考えていく。
友人管理へ。会話のきっかけを意識的にちりばめる。個性を場所に反映する。
同じゴールに向かって対話をくりかえす。人々の声をハード面や運営に反映していくことが大事。
・見識のデザイン。知識や気づきをもとに主体的に考え、行動できる力も含めて高めていくことが大切。まずは気付けるように知識を持つことは非常に大切。
体験を通して単なる知識を自分ごと化するのがポイント
体験や追体験の機会を用意する。体験を通した本質的な理解は課題の解決に向けた行動を生む原動力になる。
意外性のある楽しさを設計する。課題解決✖️楽しさ✖️意外性
・全てを統合する重要な位置付けにあるのが仕組みのデザイン。コミュニティ経年良化していくための持続化基盤となるのが仕組み。協働、財源、組織の三つがある。
単なる意地ではなく、投資して、よりよいものにつなげていけるように。
空間活用をいかに財源かできるかが非常に重要。組織は一貫性を持つこと。
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