小島アジコのレビュー一覧

  • 魔女の子供はやってこない

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    矢部嵩は狂っている。あまりにも鬼才。グロテスクで、趣味が悪い、ここまで読者を不快にさせる描写の旨さは感服する。それでいて謎の読後の清涼感! 絶対読むべきです。

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    2022年12月31日
  • 魔女の子供はやってこない

    購入済み

    危険

    ゆっくり読み進めていこう、と思って読み始めましたがそんな暇はありませんでした。描写のグロさや文体等賛否両論あると思いますが自分はとても好みです。著者の他作品を先に読んでからこちらを読みました。その中ではポップでキャッチーめな作品だと思います。時折刺さる言葉と体に悪そうな甘さ、脳天突かれるような刺激にハマりこんでしまいました。気軽にオススメできるものでもありませんが…。気になっている方は是非、試し読みしてから足を踏み入れて欲しいと思います。

    #感動する #シュール #ダーク

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    2022年03月26日
  • 魔女の子供はやってこない

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    ネタバレ

    ※殆ど自分語りになります。

    知人に渡された本の中で、約8670日生きてきて、これ程までに自分の価値観形成に至るに語る本に近しい書物はありませんでした。私の今迄の人生が何かの設問だとして、間違いなくこの一冊は参考書となり得るものです。また、今後の私の人生の参考書にもなりそうです。

    作中で書かれている「よくなる明日を探しておれはもう二度と地獄への道をさ迷わない」「余生だから私」「どこにも帰れない」という言葉は、まさに全て自分が今までの人生で心から口にした言葉の要約乃至は一語一句変わらないものでした。
    そこら辺の安い「価値観の変わる作品」だとか、上っ面の感動や、掃いて捨てる程に転がった出会い別れ

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    2018年04月14日
  • 魔女の子供はやってこない

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    無垢な子供の血みどろ魔法ファンタジー。何もかもが壊れているが、壊れているのが正常なので万事OK。でも失敗は失敗、後悔は後悔となり罪を償う、その事自体も肯定してくれる優しさですよ。地獄は来ない。みんな歩いていきましょうね。

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    2016年08月18日
  • となりの801ちゃん 腐女子的高校生活(1)

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    学生向けに書かれた感じの強い漫画。
    憧れの先輩(赤い彗星の人に似ている?)を追いかけて入った高校で、懸命に擬態がはがれないようにしつつも、隠し切れずたまに本体のヤオイちゃんが出てきてしまったりして大変な高校生活を送る。

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    2009年10月04日
  • 魔女の子供はやってこない

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     小学生の主人公と魔女を名乗る少女の邂逅から始まる心暖まる童話…とは全く違い序盤で級友五人が死に、その後も歪んだ視点で綴られる日常とそれを越える人間の醜さが強烈でまさに「吐くほどキュートな暗黒系童話」だった反面、最終話では切なさも感じられた。

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    2025年05月10日
  • 魔女の子供はやってこない

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    一見児童向けの表紙と表題だが、かなり邪悪な奇書。
    連作短編の形を取り、前半はB級映画のようなシュールなスプラッタ物だが、4話以降は胸焼けするようなダークな内容が大量展開される。
    子供が使う魔法など到底太刀打ちできない人間の深淵と無力感に戦慄する。
    読みにくい悪文は健在だが、ホラー作品として“黒光り”を放つ魔本だった。

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    2025年02月06日
  • 魔女の子供はやってこない

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    「魔女の子供はやってこない」 書評:言葉と構造で織り成す異次元の物語

    矢部嵩の『魔女の子供はやってこない』は、読む者を深く引き込み、現実と虚構の境界を曖昧にする圧倒的な表現力と構造の妙が光る作品だ。物語を追うごとに、狂気と奇妙な美しさが交錯する世界観が広がり、読む者の感覚を揺さぶり続ける。

    まずこの本の表現力は圧巻だ。文章に添えられた「ぼりぼりぼりぼり」というルビが、その場の壮絶さや不気味さを直感的に伝える。さらに、モンタージュ風の描写では文章に番号を振り、視点の断片化を鮮やかに再現している。極めつけは、家の1階と2階での声を文章の配置で表現した部分だ。この手法によって、文字そのものが物語

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    2025年01月28日
  • 魔女の子供はやってこない

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    『〔映〕アムリタ』シリーズを思い起こさせるような「自己同一性に対する挑戦」的テーマが随所で匂わせられるが、そこまで踏み込むことなく程よいところで戻ってきてくれる。いや、厳密には戻れてはいないような気もするが、そこらへんの"正常の定義"が読んでいると次第に分からなくなってくる。
    現実感のない会話のやり取りは謎の中毒性がある。
    この作者の描く登場人物たちは異常な行動をとるほど、口ではまともそうなことを言っているので手に負えない。
    読みながらつい鼻を掻いてしまう。
    こんなもんわざわざ描写すな、と思うこと仕切りで、目が滑ると言うよりも目を滑らさざるを得ないという状況に追いやられる。

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    2023年06月23日
  • 魔女の子供はやってこない

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    暗黒系ガールミーツガールの怪作。

    第1話:ああなるほどねー
    第2話:幻想的な作風
    第3話:趣味悪いな

    第4話:目が醒める。ここからが本番。
    第5話:単話としての完成度はこれがピカイチ

    第6話:何この名作!

    人間の少女である主人公が、魔女の少女に出会って、運命が変わっていくお話。

    魔女は人の願いをかなえてくれる。でもその願いは思ったとおりに成就するとは限らない。

    小学生的な視野の狭さと、「猿の手」的なコテコテの悪意とが混然一体となって、事態を悪化させて流れがとにかく悪趣味で好き。

    グロ描写もキモ描写も盛りだくさんで、倫理的にもいろいろ踏み越えてしまっているので、読み手はものすごく選

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    2023年02月05日
  • 魔女の子供はやってこない

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    ネタバレ

    半年ほど前にTwitterで見て、ずっと気になっていたホラー小説。1章がだいぶグロテスクだったので自分には合わないかもと思いましたが、最後まで読んでよかった!好き嫌いは分かれそう。独特の文体ですが、すぐに慣れるはず

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    2022年09月09日
  • 魔女の子供はやってこない

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    かわいい少女たちがキャッキャしながらエグいことをする超がつくほどの寄書。
    耐性がついていない方にはお勧めできませんが、ホラー小説大好きな方には是非一度この不愉快さを体験していただきたい。
    私はとっても好きですこういうの。

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    2022年05月21日
  • 魔女の子供はやってこない

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    グロテスクでスプラッタな描写が微に入り細を穿ち続くので好みはきっぱり分かれるが、それと同じ位イノセンスな描写が飛び出してくるのが癖になる、謎の依存性のある小説。

    一話目がある種壮絶なネタバレなのだが、これを最後におくだけで印象ががらりと変わる。
    夏子が肝心な記憶を忘れている(忘れさせられている)ので、読者と作者の間に共犯関係が成立する巧みな構成。

    登場人物の価値観もめいめいぶっとんでおり、まずそこで受け付けるか受け付けられないかふるいにかけられるが、痒いのを掻くのが気持ちいいビルマ君よろしく、その生理的な不愉快さも慣れると快感に裏返る。

    そして折々にとびだす比喩が感動するほど斬新。
    たと

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    2019年07月14日
  • ついった! -4コマで楽しむとなりのTwitter-

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    twitterがどんなものか、を知るためにはわかり易い一冊。四コマ漫画が見開きページの右側にあって、追加の説明が左に書かれてある。紙の質がいまいちなのが気になるが、その分値段が安いのかな。

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    2018年11月05日
  • 魔女の子供はやってこない

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    人間世界に来た金髪の魔法少女と、その友だちになったメガネっ子少女を主人公にした6篇からなる連作短編集。2013年刊行作品。
    1話目からグロくていい雰囲気。2話目はダークなファンタジーで、3話目と4話目もグロい。グロいだけで、話の展開は変だし文章の日本語も変。だんだん飽きてきた頃、5話目は、グロ控え目の代わりにイヤーな展開。急に面白くなり、最終6話目は、胸がヒリつくような切ない物語。こうなると変な文章も、椎名林檎の作る歌詞のように美しく思えてきます。結果的には、内容の濃い、いい物語を読み終えた気になりましたよ。

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    2017年10月06日
  • 魔女の子供はやってこない

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    全部読み終わってから、もう一度読み返したくなる構成だった。
    色々よく読んでいくと、フラグとか伏線があったのね。
    あと、メタ発言多すぎてワロタwww
    矢部崇さんのこの雰囲気狂おしいほど好き。

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    2014年08月11日
  • 魔女の子供はやってこない

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    感想が章を追うごとに変化します。
    なんだこれぶっ飛んでんなぁ
    →退屈。もう読むのやめたい。なにこれ。意味わかんない。
    →ふおおおおおこれだよこれ!こわいこわい。
    →えっそうなるの?あっはい
    →それでまとめるの?!嘘だろおい泣けるわけないじゃんふざけんなよ
    ホラーなのにエンターテイメント性は抜群。一章で気持ち悪くなってもその後の冗長な感じにも耐えられたらあとはぞくぞくする話が待っています。ラストはねぇ。仕方ないのかなーもう少し上手いオチなら胸を張って薦められるのに。
    結構好きでした。ナポリタン好きじゃないし。

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    2014年04月26日
  • 魔女の子供はやってこない

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    ある女の子が主人公(一人称)として書かれている。
    あらすじにあるように、魔女の家を訪ねることになり、主人公の友達はあっさりと殺害。そこから子供ならではの、しかし人間ならではの揉め事により怒涛の展開を遂げ…
    その後、主人公は魔女と共に色々な依頼者の願いを叶えるようになる。
    初めから最後まで、殆どが気持ちの悪い描写をちりばめられているが、やけにあっさりでコミカルな展開に思える時もあります。(苦手な人は苦手でしょう)
    虫が身体を這うような気味の悪さのある話、一つの家族の、何処にでもありそうで、しかし心の置き場に困る話、と短編が続く。
    子供の会話の描写として、口語をそのまま文章にしたのだろうというとこ

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    2014年02月26日
  • ついった! -4コマで楽しむとなりのTwitter-

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    4コママンガが好き。内容は少し古いのかもしれないけど、小島さん好きなら、コレクターアイテムとして、手元に置いておきたい一冊。

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    2013年05月08日
  • ついった! -4コマで楽しむとなりのTwitter-

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    加藤祐くんがかわいくて……
    作業の合間に拾い読みするのにちょうど良かったです。公式サイトにサンプルページが出ています。

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    2010年11月09日