佐久間智之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
動画を作れといわれても、ノウハウもなければ、機材もない。
公務員だとそうは簡単に最高な機材を揃えられない。
動画クリエイターに発注する予算もない。
そんな状況にあっても、手持ちのもので動画を作れる
ヒントがいっぱいです。
とりあえずPowerPointやスマホでどんなことができるか、
どうやって動画を作ればよいのか、
手取り足取りといったレベルで解説しています。
スキルの程度、使える機材のレベルに合わせて
より発展的な動画の作成・運営ができるよう構成されています。
「公務員の」とタイトルについていますが、
公務員のみならず、お金をかけずに動画を作ってみたい人、
町内会、サークルでも活用 -
Posted by ブクログ
主に自治体職員向けの動画作成の入門書。
この本で良いなと思うのは次の3点
(1)ICTに疎い公務員でもやれる
とにかく、ICTに疎いというか、新しいものに対して覚えよう、勉強しようっていう意欲のある人が少ないように感じる職場の職員にも「パワポでも、スマホでも」「こんなに簡単に」と言える作りになっていて素敵
(2)事例が公務員向け
自治体職員が関わる「動画」の範囲と難易度も含めて、「これはこうやれる」「これは外注すべき」といったきちんと作業効率や効果も含めて、受け取る市民目線で説明しているのが素敵。
(3)テクニックたっぷりで簡単
撮影、編集テクニック、配信した動画の分析など簡単でかつ効果 -
Posted by ブクログ
埼玉県入間郡三芳町。人口約3万8千人の小さな町でありながら、全国の自治体が参加する全国広報コンクールで何度も入選するなど、自治体で広報を担当してる職員にとって三芳町の広報を担当されている著者の佐久間さんは注目の人物です。
その佐久間さんが、自身の広報での経験から得たデザインのルールを余すことなく紹介した一冊です。
なによりも特筆すべきことは、タイトル通り「公務員のデザイン術」であること。
デザインに関するレクチャー本、ハウツー本は世の中にあふれていますが、「デザインのプロではない公務員が知るべきこと」がコンパクトにまとまっているので、公務員であればストンと腑に落ちる内容になっています。
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Posted by ブクログ
広報担当ではないが、普段作成する文書について共通するところがあり、役立った。
人は文章がずらずら並んでいると敬遠してしまうことは分かっていたが、いざ、広報紙を作成となると長くなりがちだ。
私の住んでいる自治体の悪い例は、今のところないと思う。住民にフォーカスした記事の書き方やイベント参加者の表情等どれを取っても上手だと思っている。(なんという自画自賛)
わが町の財政事情なんて誰が興味あるのかは不思議だけど、自分の基準点でモノを考えてはいけないと学んだ。
何より目から鱗だったのは、広報紙を読んでいるのは高齢者しかいないと思い込んでいたが、それは作る側の怠慢だったということ。
広報紙はページ -
Posted by ブクログ
役所のちらしはとかく分かりにくいといいます。
その原因の一番大きな理由は、職員がちらしなどをデザインする能力が欠けていること。
本当はそういった時はデザインを外注できればいいのですが、なにしろ自治体財政が逼迫する中、何でもかんでも職員に負担をかけるというのが現在の流れです。
ちらしなどを内製しなきゃいけないのに使えるソフトはOfficeソフトしかないので、職員にとってはついついデザインは横に置いて、とりあえず作るということになりがちです。
元埼玉県三芳町の職員で現在は東京都中野区の広報アドバイザーとして活躍されている佐久間智之さんの新著は、そんな限られた環境でベターな文書を作るための教科書