グレンコ・アンドリーのレビュー一覧
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安倍首相がプーチン大統領とニ十数回会談を重ね親交を深めて?きたというより、途中から絶望しか感じられなくなってきた。もっとも最初から危ないなとの印象は拭えなかった。
それに鈴木宗男代議士が盛んにエールを送っていたことも、見逃せない。
安倍さんは性格が真っすぐ過ぎて危うかった。途中から路線変更すべきだったのに、これまでの路線を立場上変えられなかったというべきだろう。
この本の作者は若いが、ウクライナが置かれている現状をよく捉え、日本の危うさを熱っぽく語っている。ただ、この本はプーチンロシアがまだウクライナに侵攻する前に書かれたものであり、作者は今どう思っているだろうか。 -
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Posted by ブクログ
今のロシアは、大量虐殺や対外暴力を実行した残虐な組織であるNKVD-KGB-FASBに延々と支配され続けている。つまりロシアは「国家の謀略機関」を所有しているのではなく、「暴力機関の所有する国家」なのだ。(p34)
西洋には歴史に学ばないという習性がある。また、恩を売ったら味方になると言う理屈は、大体似た価値観を持つ国同士にのみ通じるものなのである。(p61)
ロシアとの真の友好関係はありえない。ロシアは完全に追従する国としか友好を築かないからだ。そして友好のふりをするが、必要になればそれを平気で裏切る。ロシアの「約束を破るために約束をする」と言う外交の原則を忘れてはいけない。(p148) -
Posted by ブクログ
ウクライナ情勢を理解するために読んだ。ウクライナ侵攻が始まって明かになったのはロシアに幻想を抱いている日本人=単にロシアに知り合いがいるだけかもしれないが多くいて、明かな侵略行為にも関わらずウクライナに非があるかのようにいう人たちの多さ。それは右にも左にもいて(左が圧倒的に多いけれど)それぞれ思惑はあるんだろうけど、ちょっと待ってくれよと言いたくなる。
そんな中、著者はウクライナ出身ということもあり、当然反プーチンなわけだけれど、ソ連の前からソ連崩壊後、そして現在の中露の関係も含め幅広く理解することができる良本だと思う。そこまで偏っているとも思わなかったし。
しかし、ロシアの酷さはある意味想定 -
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Posted by ブクログ
◎苛烈な旧ソ連支配の暗黒史
◎プーチンの野望と侵略のシナリオ
◎国民を覚醒させたクリミア侵攻
◎祖国を守るために戦う国民の覚悟
気鋭のウクライナ人国際政治学者が説く!ロシアの西の隣国ウクライナの覚悟と東の隣国・日本への警告!
ロシアが仕掛けた戦争が始まってから、ウクライナに対して少額でも寄付を続けています。それは自由を愛する同胞としてロシアを許せないのと、報道されるウクライナ国民の強い気持ちに心を動かされたから。だけど、以前のウクライナがこんなにも日本の平和ボケと同じような状況だったとは全く知らなかった。こんなに頭がおかしい国に囲まれているんだから、非武装とかトンチキなことを言っていないで軍備