スティーヴン・ホーキングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ビッグ・クエスチョンとは、人間が問い続けてきた根源的な問いや、人類の未来を左右する課題など、人類にとっての難問のこと。
→「私たちはどこから来たのか?」「人工知能は人間より賢くなるのか?」など。
ホーキング博士は、理論物理学を使うことで、ビッグ・クエスチョンのいくつかに答えようとしてきた。
例えば。。。
■神は存在するのか?
・昔、宇宙は神が創造したとされていたが、今では全てを自然法則によって説明できる。
・宇宙は、エネルギーと空間からなる。これらは、ビッグバンと呼ばれる宇宙誕生の際に生じた。
・原子サイズ以下の小さな世界では、陽子などの粒子が、何もないところから現れる。
かつて宇宙はとても小さく、陽子と同様、何もないところから出現したと考えられる。
・宇宙の中で空間と時間は絡まり合っている。ビッグバンの瞬間、空間とともに、時間そのものが始まった。
・ビッグバン以前に時間は存在しないため、神が宇宙を創る時間もない。だから「神は存在しない」といえる。
■人工知能は人間より賢くなるのか?
・人工知能(AI)が人間よりうまくAIを設計し、自ら改良できるようになれば、人間より賢くなる可能性がある。
・AIの短期的な影響は、誰がそれをコントロールするかにかかっており、
長期的な影響は、AIはそもそもコントロール可能かどうかにかかっている。
・人類にとって良い社会を作るには、どんなAIにするのか、失敗が許されないため確実に人間が計画するようにしなければならない。 -
Posted by ブクログ
ホーキング博士が、神はいるのか?などのビッグ・クエスチョンに答えてくれる本。
論理的というよりは、もう少しだけ大胆に飛躍した答えを出してくれているのが興味深いです。未来と人類の進化を見据えての回答に感じます。
なので、人類は宇宙に出るべきだし、AIなども活用して科学文明を進めるべきだという、大きな問いに対して大きな答えを出しているのではないかと思います。
おそらくそれは、博士がご自身の残り時間を考えて、我々に託した思い、希望なんだと思います。
訳者の青木氏には「フェルマーの最終定理」を面白く読ませてもらいましたが、本作も博士の特徴がよく分かる本になっています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ45 宇宙をつくる3つの要素、物質・エネルギー・空間。それらがビッグバンで自発的に生まれた。つまり、宇宙は何もないところから自発的に生じた。空間は負のエネルギーで満たされている、差し引きゼロの状態で常に一定。では何もないところに宇宙誕生の引き金を引いたのは何か、それが量子力学の領域。陽子のスケールでは、何もないところに粒子が出現し、消滅しては別のところに姿を現す。
52 ブラックホールの中では時間そのものが存在しない。時間の消失こそ、宇宙の始まりに起こったこと。
61 一般相対性理論が明らかにしたのは、空間と時間は、宇宙に含まれる物質とエネルギーによって形作られる力学的な量であって、永遠に過去から未来へと存在するのではない、ということ。アインシュタインは、空間と時間を統一した。
68 無限大の密度を持つ時空の特異点、ビッグバンにおいて、アインシュタインの一般相対性理論は破綻する。宇宙の起源を理解するには、不確定性原理(位置を正確に予測すれば、速度予測の精度は低くなる)を組み込む必要があり、理論物理学の大きな課題となっている。
76 三という次元には特別なところがある。もし空間が四次元なら、惑星は恒星の周りに安定した軌道を描くことができない。
193 ブレイクスルー・スターショットはアイディアとして興味深い。