昨年、ダーウィンの進化論を覆すような研究結果がでましたが、
自分は今でも、自然界において、生物が生き残る為には、自然淘汰、という考えにも共感しています。
生物が生き残る為には、身を守るためには、人間社会に組み込まれた生物は、人為的な方法も必要ですが、自然界の条件や、種独自、個体独自の方法が必要です。
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その方法の一つ、「病」からどのようにして身を守るのか、を、この本では、特定の植物達について、詳しく説明しています。
日本の植物業界?で働きたい、植物について学びたい方への糸口として、良い本だと思います。
自分に馴染みのない草木、も出てきますが、散歩をしていて見かけたり、家の近くにはえていたり、と、自分の周りの植物達を、この本を通して、別の視点からみることができるかもしれない、とも思います。
日本は、植物や野菜などの品種改良が得意だ、と何かの本で読んだことがありますが、この本の内容のような研究なくしては成り立たないのだろう、と思います。
例えば、とても大きな蕪を品種改良してつくる、など、ですが、この本では、葡萄の品種改良について取り上げています。
しかしながら、元素記号などのアルファベットや記号、カタカナ表示の言葉が多いので、横書き、だったならば読みやすいのにな~、と思いました。
植物はヒトよりも、なが~い間、生存しています。そして、植物が無くなれば、ヒトも無くなります。
植物を知る、それは、ヒトを知ることでもあると思います。