森岡浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
名字に少し関心があり手に取ってみた。
自分や知り合いの名字を「あの一族が由来かもしれないのかー」と照らし合わせたり、
「人数の多い名字ランキング」において、都道府県別でかなり傾向が異なるのも、地元を思い出すと身に覚えがあったりして面白かった!
間接的に平安時代〜戦国時代の勢力図の変化に触れる内容でもあったんだけど、一時代を知るとさらにその前後の時代も学びたくなってしまって、昔ささやかながら歴女だった自分を思い出しました笑
【メモ】
・識字率の低かった時代、文字が読めなくても相手を認識できるツールとなったのが「家紋」
・戦のたびに家紋入りの名簿(カタログ的な)を作っていた
・家紋を見間違えて殺 -
Posted by ブクログ
タイトルそのままであり、「系図」で読む~とも言える本。
戦国・江戸を中心に幕末を数名取り上げ、実在・架空の人物と作品を合わせ、名字と系図で読み解いています。
その点で面白かったのは、序章である「『平家物語と』名字のルーツ」。
また秀吉の項では「本来、名字と姓は全く別物で、自分の意思で自由に名乗れる『名字』に対し、出自(先祖)を示す『姓』は天皇から与えられたものであり、勝手に作ったり、変更したりすることはできない。」との記述。
有名な実在の人物だと目新しい話は少ないが、それでも時代と共に有力な説が変わったりするし、鬼平など架空の人物かと思いきや実在した人物もいるので、数は多くないけどまとめて読め