あらすじ
『国取物語』の斉藤道三や、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らが活躍する戦国時代。
忠臣蔵の登場人物たちや、柳生一族、田沼家、「鬼平」こと長谷川平蔵、「大岡越前」こと大岡忠相、「遠山の金さん」こと遠山左衛門尉景元らが出てくる江戸時代。
坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎と高杉晋作、岩崎弥太郎、勝海舟らが登場する幕末。
数々の時代小説のヒーローたちを、氏姓でたどった「なるほど名字学」。
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Posted by ブクログ
読んで字の如し。
鬼平の親父も長谷川平蔵でしかも優秀だったのは知らんかった。
馴染みのある家計が多いので時代小説愛好の士の雑学本として良いかも。
Posted by ブクログ
タイトルそのままであり、「系図」で読む~とも言える本。
戦国・江戸を中心に幕末を数名取り上げ、実在・架空の人物と作品を合わせ、名字と系図で読み解いています。
その点で面白かったのは、序章である「『平家物語と』名字のルーツ」。
また秀吉の項では「本来、名字と姓は全く別物で、自分の意思で自由に名乗れる『名字』に対し、出自(先祖)を示す『姓』は天皇から与えられたものであり、勝手に作ったり、変更したりすることはできない。」との記述。
有名な実在の人物だと目新しい話は少ないが、それでも時代と共に有力な説が変わったりするし、鬼平など架空の人物かと思いきや実在した人物もいるので、数は多くないけどまとめて読めます。
また、その人物を誰が小説にしているか、その一族を得意としている作家なども本文中で紹介されているので、本を探す時の参考にもなりそうです。