森本市夫のレビュー一覧
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スクールライフもっとみたい!
本編でなかなかお目にかかれない千空の高校生活が覗けました。もっと夏休みとか文化祭とかイベントっぽいのも見てみたかったけどそもそも石化したの高1の6月だもんな…
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美麗挿絵にも注目です!
最初から最後まで楽しめる内容です。
小説は作者の監修はないとのことですが、それでも各キャラの掘り下げが完璧で、台詞の違和感もありませんでした。原作の行間を丁寧に埋められているようで、ファンにとってはたまらない一冊です。 -
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原作では拾えない閑話が鮮やか
ジャンプ作品のノベライズに対する期待値は、過去の実績からして最低限だった。
けれど読んでみたら、今作は存外面白かった。
1章は、娯楽の少ない石世界で昔語りを求められた千空が話す「三七〇〇年前の科学部乗っ取り」。
2章は、千空の話を元に石世界で「歓迎会」を催そうと試みる科学王国の交流。
舞台を大きく変えながらも、話には一本筋が通っていて好印象。
千空15歳のスペックを現代社会ベースで知ることができたことや、初期石神村の生活基盤とその向上について垣間見れて嬉しい。
Dr.STONE本編はテンポのいい展開が大いに魅力だが、反面交流パートや過去話は削られやすい土壌なので。
15歳にして年嵩の挑発に動じず、毒とユーモアを含んだ講義ができ、どんな人間にも真摯に対応できる千空のスペックマジ主人公100億%。現代社会向けの技術力もみせてくる。
しかし、その千空でもすくいきれないところに手を伸ばす大樹と杠の心強さ…!
実に良い旧世界が垣間見れた。
オリキャラが多くなる1章も、「ナイス先輩」や業罪重い「タケミカヅチ先輩」など、印象とインパクトから肉付けする構成が受け止めやすかった。
主役たちのように特別でない、けれど個性のある彼らは身近に描かれている。終盤に名前を呼んでくれる展開が熱い。
ラスボスにしてヒロイン部長は、千空との共通点と相反性がとても良く「停滞と前進」の対話は染みた。
石化とは、座り込んで動く意思をなくすことなのか。治してくれイシのお医者さん。
そこからのペルセウスならぬダイダロスとイカロスを生かした展開は、本当良かったのでいつか原作でも回収してほしい…!
イカロスに感じていた絶望感が希望に変じる流れが最高。上空100kmのゴミ投機車に唆る。
文脈も、ネギでも白菜でもなく大根を持ってきたかと思えばそれを最終工程のロケットに絡めてくる工夫や、進行と停滞の対比と解きほぐす構成など、楽しんで読むことができた。
パスツールやクラインの壷などサラリと普段聞かない用語を混ぜ込む論調も、地の文が皮肉な言い回しを使ってくるのもDr.STONEらしい面白さを感じる。
クロムは、ルリの孤独やひょっとしたら寂しいのかもしれない千空の慰めなるかもと思えば、よくわからないバンド活動も全力でやってくれる男だよ…! -
ドクスト好きでも、小説だから、普段マンガしか読まない人には面白くないかもしれない。
絵で解説できないから科学のロードマップも詳しくできないし、女の子たちのサービスショット乱発もないし。
でも挿絵にはしっかりお色気を入れてきてた、作画の漫画家さんマジ抜かりない。エロイズパワー。
ただ小説な分、マンガでは絵だけで匂わせて解説しないようなところも、文章で説明してくれたりする。
多分、低年齢層ターゲットなので、行間を読ませるような書き方もあんまりはしてない。そこはわかりやすくて親切。
最後の盛り上がりなんでバンド?とは思ったけど。原作と被らなそうで日常っぽいクラフトに使えるのが楽器だったのか?
背景とかしっかり考えてるんだろうな、って作りで面白かった。 -
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キャラ同士の仲が良い
【12巻読了後に着手するのがおすすめです】
原作を10巻や11巻まで読了していれば流れは理解できる内容です。
キャラクターの感情をなるべく深く読み解きたい方は12巻まで読んでからの方が断然楽しめると思います。
ちなみに公式ノベライズ第1弾とも繋がりは無いので、いきなりこの第2弾から読んでも問題はありません。
しかし先に第1弾を読んでおくと読み進めながらニッコリできる回数が2回は増えます。
今回は第1弾と比べると登場キャラが多く、旧世界人メンバーは全員に出番があります。
表紙や公式のあらすじ紹介に出てこないキャラが意外に目立っていたりするので、旧世界人メンバーに推しがいる人は読むと幸せになれるかもしれません。
もちろん石神村メンバーも活躍します。
原作では見られないようなやり取りや「そんなにオタクを喜ばせていいのか?」と思うシーンも多いです。
心を乱されながら楽しく読みましょう。