澁谷智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「大介護時代」
少子高齢化が進んで
単身高齢者
が激増している今
家族が多様化する中で
ひとり親家庭
障がい者家庭
も増えています。
そうなると介護の中心が大人では賄いきれなくなるのは当然といえば当然の流れです。
共働きが当たり前になって介護の担い手が激減してる中で介護保険がちゃんと機能してないのは致命的やなと思います。
「自分が学校と言われるところのルールから逸脱していくのが自分の中で耐えられなくなる」
同世代と異質な経験をしているだけでなく周りのルールに合わせることができなくなってくる自分をどうにもできない焦燥感。
遅刻したくてしてるわけじゃない。
でも1回目2回目と続くと理解されずに怒 -
Posted by ブクログ
ネタバレ去年の24時間テレビのドラマを見て知った「ヤングケアラー」の存在。
学校に遅刻せずに来て、宿題をやって、テスト勉強をしていい点数を取る事が正解とされていて、それができないと困った子として見られてしまうことがほとんどの現在の日本社会。
今まで自分も、そういった事ができていない子にはあまり良い印象を抱いていなかった。だけど結構多くの子供が、ヤングケアラーであるがために頑張っても勉強する時間が取れない、平等な機会を与えられていないということを知って衝撃だった。
まだ学生である自分にできる事はきっと話を聞くくらいだけど、しっかり理解をして思いやってあげるだけでもヤングケアラーにとっては心が軽くなるかも -
Posted by ブクログ
◯昔で言えば、家族同士でこなしていた家事も、核家族化や経済面での要請に応じた共働きの発生により、実はヤングケアラーのような人たちはかなりいるのではないかと思われる。
◯しかし、この本でも言及されているように、なかなか顕在化しにくい。その理由を分析するに際して、実際のケアラーたちの生の声を聞くことができるという意味では、有意義な本。
◯思うに、日本では家族同士で助け合うことは美徳とされていることや、家族の中に他人がはいりづらい文化的側面などが理由ではないだろうか。
◯現状の政策で対応できない部分などが、ケースによってかなりバラバラであるようにも感じられるため、今後どのように行政や地域がアプローチ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ヤングケアラー」という言葉を知ったのは、最近のことです。恥ずかしながら、それまで家族の介護、世話をする子どもや若者がいることを知りませんでした。
ヤングケアラー当事者のなかにも、自身と同じように家族の介護、世話をしている子どもや若者がいることを知らないでいる人も多いといいます。
だとしたら、ヤングケアラーの実像を知らない人もヤングケアラーの当事者もヤングケアラーの抱える問題についての知識を深める必要があると思いました。
しかしながら、幼いヤングケアラーの場合「ヤングケアラー」という意味を知ってしまったら、余計につらくなってしまう可能性があるから、ある程度成長するまで、むやみに説明しない