増村十七のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
移民を宇宙人まで拡大解釈した「すこし不思議、すこしリアル」なお話。2巻で終わりなのは残念。
都市雄のエピソードにはアリス的な演出が。たぶん都市雄は一般的な都市生活者が写し取られていて、街にいる外国人を認識はしているものの、彼ら自身の背景などにはほとんどの人が興味を持っていない、ということを都市雄を通して感じた。
ホルヘのエピソード、シロサイ夫婦のエピソードは無念さでちょっと泣いてしまった。外国人の就労契約、言葉がわからないことによるハンデや疎外感(あれはそもそも連絡の不備?)について想いを廻らした。
ダオさんもジャスミン先生のお母さんなど、他のエピソードも好き。 -
Posted by ブクログ
夢が枯れてしまった故郷の星から一人きりで地球にやってきたバクちゃん。
地球は、バクちゃんと同じように様々な理由で様々な星からやってきた異星人の移民たちが珍しくない世界になっていますが、彼らが住まいと仕事を見つけ、口座を作り、ましてや永住権を得るのは並大抵のことではありません。
可愛らしいバクちゃんのキャラクターでほのぼのした雰囲気の中に、現代日本にもそのまま当てはまる移民問題のハードさが潜んでいます。
故郷の星が戦争で失くなってしまったサリーさん、27年も地球で働いて、子供たちを育て上げたけれど、「27年いて地球は好き?」と聞かれ、少し考えたのちの答えは「ノーチョイス(選択肢ないよ)」。