ダイスケリチャードのレビュー一覧

  • あの夜を覚えてる

    Posted by ブクログ

    この小説は同名の生配信舞台の内容がもととなったもの。
    私は元々、山本幸久さんの著作が好きなので、大好きな映像作品を山本幸久さんが小説化してくれたなんて最高過ぎではないか!!と、1秒も迷わずレジへ持って行った。

    リスペクトを持って映像をほぼそのまま小説化した印象だが、オリジナルストーリーが加えられている部分もある。
    ここが映像と小説の差となってくるので、評価のしどころだと思うが、ほぼ完璧なオリジナルストーリーだったと言わざるを得ない。

    ネタバレをせずに書くと、映像では見せていなかったけど絶対に存在する人の視点を追加している。

    あの物語にはこういう人がいて、こういうことがラジオとともに生まれ

    0
    2024年05月26日
  • あの夜を覚えてる

    Posted by ブクログ

    脳内で何度も再生されるあのジングル!
    夢中で深夜ラジオを聴いていたあの頃が蘇る
    作り手と話し手とそして聞き手の物語が
    自分の思い出とリンクしながら心を揺さぶってくる

    0
    2023年10月21日
  • 青くて、溺れる

    Posted by ブクログ

    居心地が悪かった洋子が不思議な店へ行って、本音を出していて、本音を話すってことは大事だと思った。SNSで自分の悪口を見ると溺れそうだし、洋子の気持ちも、わかる気がする。溺れそうなところもあった。必ずは、本音を話すって言う事が大事だと思った。素敵な本だなぁ

    0
    2022年01月02日
  • しねるくすり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。薬学の知識が皆無でも読みやすかった。めっちゃ良いところで終わった。
    私はずっと薫がセリーヌだと思っていたが由乃でびっくりした。一人称を使い分けてるのはずるいな〜
    どうして生きることが肯定されていて死ぬ事はダメなのか考えてみたが、あまりまとまらなかったが私が死ぬのを駄目っていう理由は分かった。多分私は死ぬことを逃げ道として肯定すると死んだ方が楽、生きてるのは辛い(負け)になってしまうからだろうなと思った。

    0
    2021年02月25日
  • 青くて、溺れる

    Posted by ブクログ

    気持ちの良い物語でした。
    順風満帆な人生なんてない。
    苦しい時や悲しい時、寂しい時に孤独感で潰れそうになることがある。
    一人で立ち直れないと思った時に、差し出される優しさほど嬉しいことは無い。

    環境や年齢、性別も違う喫茶店の面々と、束の間の優しい時間を過ごすことで、人生を取り戻していく。
    そして、その喫茶店は…
    永遠なんてないから尊い。
    毎日の時間が、少しでも幸せだと、尊い時間なんだと感じる人生を私も生きたい。

    0
    2025年03月10日
  • 青くて、溺れる

    Posted by ブクログ

    いい話。
    現実はそんなに上手くいかないかもしれないけど、希望があっていい。
    質的にも内容的にも、中高生にピッタリ。

    0
    2024年07月06日
  • あの夜を覚えてる

    Posted by ブクログ

    オールナイトニッポン55周年記念公演を小説化した一冊
    放送100回目を迎えた藤尾涼太のオールナイトニッポン、しかし直前にスキャンダルが発覚し…というあらすじ

    僕はラジオが好きだ
    ただ、なぜ好きなのかと言われると言葉に詰まってしまう
    この本を読んでちょっと分かった気がする
    リスナーとパーソナリティとが繋がり、一つの生放送を、忘れられないあの夜を作り上げていく感覚が好き
    聴き返すと初めて聴いたときの感情しっかり思い出せる密着さが好き
    いつも一人で聴いているのにイベントに行くと沢山の仲間がどこからか現れるのが好き
    あとは当たり前だけどラジオ描写が脳内再生余裕すぎる…!

    0
    2024年05月20日
  • Bullets

    Posted by ブクログ

    オシャレすぎて思わず飾りたくなるような表紙に
    目を惹かれ購入。

    中高生の方などが生活していく上での悩みなど
    主人公に共感する所が多いと思います。

    人間関係に理不尽な先生、学生ならではの悩みなど
    主人公達が悩んでいるところへある日、銃を手にする。

    試し撃ちをした所どうやら本物のようだ
    さぁ、どう使おう?

    本によく登場する言葉で“世界の最深部”というのがあり
    最後の最後でのまとめ方が非常に美しい。

    最初は比較的テンポ良く進んでいくのですが
    最後の最後で情報を詰めすぎな気もしました。

    0
    2023年01月12日
  • 青くて、溺れる

    Posted by ブクログ

    すごく現実的なんだけど、喫茶店のみんなは‥。ちょっと読むかの気持ちで読み始めたら1時間半ほどで読めました。喫茶店のような、気が置けない仲間や場所。大事ですね。

    0
    2022年04月23日
  • しねるくすり

    Posted by ブクログ

    生き方の中に死に方は含まれるのだろうか?
    もし、楽に死ねる薬があったら自分はどうするのだろうか?とか考えさせる本でした。
    薬学が全然わからない人でも読める作品です。

    0
    2022年04月06日
  • しねるくすり

    Posted by ブクログ

    生きることに疲れた
    しねるくすりがあれば違った生き方ができる
    色んな事情を抱えながら皆生きている
    他人には見せない一面を誰もが持っている

    0
    2021年09月20日
  • 青くて、溺れる

    Posted by ブクログ

    読んでるわたしまで、この青さに溺れそうになった。今、まさに、彼女のように溺れそうになっている人たちに届いてほしいな。
    彼女にこのお店があってよかった。優しくて悲しい彼らは、もしかしてたくさんの人のために、そこで明るく出迎えてくれるのかもしれない。

    0
    2020年09月03日
  • 青くて、溺れる

    Posted by ブクログ


    人は簡単で楽なほうに流されるし、安易で簡単な方の言葉を信じる。
    だからこそSNSでの悪意は瞬く間に浸透して人の心を壊死させる。攻撃する相手も攻撃するその人の心をも。

    どうせ同じ『言葉』なら、人を貶めるより自分を腐らせるより、誰かを喜ばせたり自分が楽しくなる言葉を使いたいものです。
    そして、それを『青い』時を過ごす多くの子達に知って欲しい。

    これはまさにそんな物語。
    そしてとても綺麗な日本語が随所に詰まっているので、どうせ同じ言葉を使うならこんなふうに物語を綴るのに使いたいと思いました。

    青く、そして溺れかかっている人の手にこの物語が届きますように。

    消えなくてもいい理由はいくつだって

    0
    2020年08月21日
  • いきるりすく

    Posted by ブクログ

    表紙を見る限りでは、ポップなエンタメ系な物語を想像していたのですが、それとは違い、ハードボイルドを匂わすような警察小説でしたので、良い意味で裏切られました。

    主人公は、女刑事の安西京香。妹の死をきっかけに休職を余儀なくされた。復帰後最初に命じられたのは、ある自殺事件。そこから、アイドルの自殺事件や父の死の真相など様々な事実が、連鎖のように明らかになっていきます。

    「しねるくすり」の続編ということですが、単体として楽しめました。ちなみに「しねるくすり」は未読です。

    次々とリズム良く出来事が発生するので、飽きさせような作りになっていました。あっと驚くような展開というわけではありませんが、しっ

    0
    2020年05月04日
  • しねるくすり

    Posted by ブクログ

    「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」
    帯に書いてある言葉が、本当に分かる。
    もし、この本に出てくるような薬があったのなら、欲してしまうと思う。

    簡単に死ねる薬があったとして、それを誰かが配っていたとしたら、それは悪だと言えるのだろうか。
    その薬を持っているだけで、安心のようなものを得られる人もいる。

    いわゆる、しねるくすりを巡るミステリーなのですが、そのくすりの事を色々と考えてしまう作品でしたら。

    0
    2024年05月05日
  • あの夜を覚えてる

    Posted by ブクログ

    オールナイトニッポンリスナーなので読んで見ました。
    オールナイトニッポンリスナーや深夜ラジオを聞いていた人にはそこそオススメ出来ますが、それ以外の人には…
    舞台脚本を小説化したためか心情描写が薄く、淡々と物語が進んで行くため没入出来ませんでした。

    0
    2024年01月28日
  • しねるくすり

    Posted by ブクログ

    「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」と笑った親友は、薬を飲んで自殺した。 薬科大学での青春ミステリー。 重い話ではあったけど、わかるようなわからないような。私もお守りみたいな1錠はほしい。でも市販薬では、しなないよ。

    0
    2023年05月30日
  • いきるりすく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本は「しねるくすり」の続編で、自分は「しねるくすり」を読んでいなかったが充分楽しむことができた。総評として、確かに自殺者も多く安楽死が叫ばれているこの時代、飲んだだけで死ねる薬があったとしたら、社会に大きな影響を及ぼすだろうなとは感じた。その薬の持つ魔力や、警察の仕事などが事細かに描写されていたのは良いところだと思った。ただし、双子の入れ替わりや、最後主人公が薬の魔力に魅入られるシーンに関しては若干の唐突さというか無理矢理感は感じた。
    しかしながら面白い作品であったことは変わりない。

    0
    2022年02月05日
  • しねるくすり

    Posted by ブクログ

    映像作品を主として活動されておられた著者、平沼正樹さんが手掛けた小説。

    ミステリー小説なのですが、どちらかというとエンタメに近く、語り口も柔らかくて現代的なので読みやすかったです。

    「もし、一錠で苦しまずに死ぬことのできる薬がこの世にあったら」というお話。
    今作『しねるくすり』の続編として、『いきるりすく』というお話があるようで、そちらを読んで初めて完結する感じですね(『いきるりすく』は未読)。

    ポップな表紙はダイスケリチャード氏が担当されています。まさに映える表紙。
    上下巻(という呼び方が正しいのかは置いておくとして)を見比べて思うことは、この『しねるくすり』に描かれている女性が上から

    0
    2021年10月20日
  • いきるりすく

    Posted by ブクログ

    前著『しねるくすり』を読んでいた方がより楽しめるかな。
    「私たちは不完全な自分を受け入れながら前に進んで行くことしかできないのですね」...。一センチにも満たない大きさの白い球体に替わる何かを自分は持っているだろうかと考えさせられた。

    0
    2021年04月30日