横川良明のレビュー一覧
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ネタバレいいなあと思う俳優やアイドルに、「推し」までの気持ちになることに自分の中で葛藤があった。そこまでする意味や、そこまでハマって結局自分に何が得られるのか。
どっふり沼に浸かる知人を見て、少し羨ましくもあり、しかしそこまで行って行き着くところはなんなのだろうと。
この本はまさに、そこをピンポイントで言語化してくれていた。好きなものは好き、グッズも欲しくなる、課金もしたくなる。
そして得られるものとは。生きる活力、元気や癒しを日々もらっているのだ。なぜ気づかなかったのだろう。それを楽しく紐解いてくれている。
推しはお守り。明るく沼に浸かれる気持ちにさせてくれた。 -
Posted by ブクログ
特撮オタクである。
いや、こんなにゆるゆるの私がオタクなんて名乗るのはおこがましいので「ちょっと特撮が好きな人」くらいにしておこうか。
変身後の方に燃える(萌え、ではない)方ではあるのだが、変身前の人間体をやってる俳優さんたちももちろん応援する。主人公をサポートする役で出演される有名どころの俳優さんたちにももちろんリスペクトは及ぶ。
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本書は、大人になってから某テレビドラマをきっかけに"イケメン俳優"沼にハマり、そこからオタク道まっしぐら状態なライターさんが渾身(たぶん)の愛を込めて綴る"オタク道"または"オタクの心得"的な一冊。
どんなジャンルのオタクでも心ときめくこと必至 -
Posted by ブクログ
第1章は自分のことが嫌いすぎる著者の表現が大げさに見えて、面白くて、笑いそうになりながら読んだ。でも、第2章はしんどかった。多感な小中学生の時期に、こんな仕打ちを受けたら、そりゃ自虐的にもなるよな、と。
それは、自分にも既視感のある光景だからかもしれない。いじられる側、いじる側、それを傍観する側。きっと同世代の人なら、同じ光景をどこかで経験しているはず。
だからこそ、最後の章での著者の宣言、そしてこの本のタイトルが、一筋の光になって、心を軽くしてくれる。
単純に自分を好きになれない人、どうしても自信が持てない人には、途中で投げ出したくなるくらいのしんどい共感が出てくるかもしれないけれど、どうか -
Posted by ブクログ
ネタバレ独身未婚中年男性が読んでみました。
自分はオタク(アイドルオタクではない)なので、オタクにとっては普通のことがかいてあるなと、ふむふむと読みました。
自分はステレオタイプなジェンダー観なので、この著者の方がイケメン俳優推しというのをきいて、「なんで男性「なのに」男性アイドル好きなのか」が気になりました。本の中にもありましたが、著者の方はヘテロ男性のようです。
私はヘテロではないので(カミングアウトはしていない)、イケメン男性は好きですが(ただし、某大手事務所所属の男性アイドルは昔から苦手。世の多くの女性が好むような男性は自分の好みではなさそうです)、「ヘテロではない」という理由があるので、そ -
Posted by ブクログ
では、なぜこんなにも僕たちは好きな人のことを第三者に広めたいのか。それはもちろん推しのことを知っている人を増やしたいというファン心理もあるでしょう。が、もっとシンプルに言うと、好きな人や好きなものについて話すのは、それだけでめちゃくちゃ楽しいことだからです。
…いくつになっても僕たちは、こと好きな人やものに関しては、布団をかぶって声をひそめて友達同士こっそり打ち明け合った10代の頃と何も変わらないのです。
…
そんな中で、好きなものを語ること。愛のある言葉にふれること。それは、悪意と嫉妬とマウントが充満する現代社会における最高のデトックス。
けれど、ありがたいことに、今の僕たちの