あらすじ
「まんま自分のことかと思いました」
「毎回、激しく頷きながら読んでいます」
生きづらさを抱える女性たちから、共感の声多数!
Webマガジン「mi-mollet」にて連載の、“推し本”著者による人気エッセイが書籍化。
本屋に行けば「自己肯定感」をテーマにした書籍がずらりと並ぶ昨今。
「誰かに愛されるためには、まず自分が愛してあげること」
そんなアドバイスが溢れかえる世の中ですが、実際に自己肯定感の低さで悩む人にとっては、自分を愛することの大切さは理解しつつ、「そんな簡単に好きになれてたら苦労しないよ…」というのもまた偽らざる本音でしょう。
本書では、自分が嫌いなことには誰にも負けない自信のある(?)著者が、
◆「自分嫌い」を決定づけた、幼い頃からのコンプレックスや苦い経験の数々
◆大人になって日々直面する“自己肯定感が低い人あるある”
◆自分を好きになりたくて、“自分磨き”で試行錯誤した日々
◆そして辿り着いた「これ以上、自分が傷つかないための方法」
を、面白おかしく、ときに切なさも交えて綴ります。
自己肯定感を高めるためにひと通りのことは試した、でもやっぱり無理だった。それでも幸せになることを諦めずに自分と向き合うことで掴んだ、仕事や恋愛、人間関係での適切な距離の取り方、自分の心の満たし方。自分のことが好きになれなくても、人に優しくすることはできるし、幸せにもなれるはず。
「なりたいものになれなかった」「誰にも選ばれなかった」ーーそんな自分と、折り合いをつけられずにしんどさを抱える人たちの背中に、そっと手を添える一冊です。
※本書は、webマガジン「mi-mollet」(https://mi-mollet.com/)での連載『自分のこと嫌いなまま生きていってもいいですか?』をベースに、大幅に加筆・修正したものです。
※電子版には特典として、著者書き下ろしのおまけエッセイが収録されています
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
第1章は自分のことが嫌いすぎる著者の表現が大げさに見えて、面白くて、笑いそうになりながら読んだ。でも、第2章はしんどかった。多感な小中学生の時期に、こんな仕打ちを受けたら、そりゃ自虐的にもなるよな、と。
それは、自分にも既視感のある光景だからかもしれない。いじられる側、いじる側、それを傍観する側。きっと同世代の人なら、同じ光景をどこかで経験しているはず。
だからこそ、最後の章での著者の宣言、そしてこの本のタイトルが、一筋の光になって、心を軽くしてくれる。
単純に自分を好きになれない人、どうしても自信が持てない人には、途中で投げ出したくなるくらいのしんどい共感が出てくるかもしれないけれど、どうか最後まで読んでほしい。著者がこの本を書いてくれたことに感謝したい。