ジョーダンハーパーのレビュー一覧

  • 拳銃使いの娘

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    最後まで読んで拳銃使いの娘というタイトルに得心がいった 何か一つのものを守りたいという憧れにつながる
    物騒で苦手な話だったが読みやすくてページ数が少ないせいかサラサラ読めた とても良い

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    2023年10月27日
  • 拳銃使いの娘

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    ★5 ギャングからの逃避行、愛する娘を守るため、命を懸ける父親の熱い想いと行動… #拳銃使いの娘

    ■きっと読みたくなるレビュー
    熱く、素敵な話やった… ★5

    少女ポリーが可愛すぎて尊い。
    金星生まれの設定やぬいぐるみに自分に投影したりするなどして、いつも微妙な精神バランスをはかって、自らの境遇を受けいれている。それでも彼女には、生き物として生死の覚悟をしなければならない場面が次々と迫ってくる。
    決して多くを語らず、ぐっと歯を食いしばんで強い意思をもって勇気のある決断していく。読めば読むほど胸が苦しくなっていくよ…

    読んでいる最中は、なぜこんな父親と一緒にいるのか、どうしても理解できなかっ

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    2023年04月08日
  • 拳銃使いの娘

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    ネタバレ

    海外ドラマ「メンタリスト」の脚本家であるジョーダンハーパーの初作品。「メンタリスト」好きだったなぁ。。。

    で、本作はミステリというより冒険小説。主人公は父親ネイトと、娘のポリーと熊(ぬいぐるみ)。
    ネイトが牢獄内でギャングのボスの弟を殺してしまったため、自分だけでなく元妻と娘ポリーまで処刑対象に。出所後すでに元妻が殺されていたため、誘拐のようにポリーと逃げることに。逃避行の道すがら、成長していくポリーと父親との関係。
    短い小説ながら、とんでもなく良かった。

    あと、熊のぬいぐるみ、キャラが濃すぎる笑
    他の作品も読みたいけど、書いてなさそう?
    ポケミスって一品物の良作が多いから一度集め始めると

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    2023年02月22日
  • 拳銃使いの娘

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    ギャングに命を狙われた少女と父親の逃避行。
    ノワールですが、面白いです。

    11歳の少女ポリーは、母親とその再婚相手と暮らしていました。
    父親は何年も収監中。
    ところがある日突然父親が現れ、命を狙われているから一緒に来いと告げます。

    刑務所にいた父のネイトは、ギャング組織の親玉に睨まれ、家族ともども抹殺指令が出たため、脱獄してきたのだ。
    妻がとっくに再婚した相手と暮らしている娘のことなど、あまり気にかけてはいなかったのだが。
    父と同じ淡い青色の眼をしたポリー。
    「拳銃使いの眼よ」と母親には言われていました。

    互いに馴染のなかった父と娘が危機に瀕してやむなく行動を共にし、次第に気が合う相棒と

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    2022年04月08日
  • 拳銃使いの娘

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     ページを開いた瞬間から、がばっと掴まれた心は、物語のスピード感と一緒に走り出す。登場人物の主観ごとに変えて語られる物語は短くまとまり、次の登場人物の物語へスピードを緩めることなく引継がれ、先を読ませる。

     描かれているのは暴力に支配された世界なので、好き嫌いが分かれるかもしれないが、面白い。おそらく映像化されるだろうが、本書を読んでいた時間の高揚感を超えることはないと思う。活字の持つ力は、まだまだ侮れない。

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    2020年03月14日
  • 拳銃使いの娘

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    ネタバレ

    刑務所内で大きな犯罪組織に刃向い、家族ともども死刑宣告を下された父親、救出に向かうもかつての妻と再婚相手は既に殺され、かろうじて娘だけを救出できた。彼と娘の逃避行は逃げ回るのではなく、戦うことで死刑宣告を取り下げさせようという危険かつアクティブなものだった…。

    娘を犯罪者にするつもりは毛頭ないし、自分も犯罪など犯したくはないが、それでもこの父娘がいいなぁと思うのである。二人で強盗を繰り返すシーン、生き延びるための訓練を行うシーン、ジャンクな食事を楽しむシーン…。娘をもつ父親なら「あぁ、俺もこういう娘との関係が欲しい」と思うんじゃないだろうか?

    この本は、犯罪小説であり、アクション小説である

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    2020年01月23日
  • 拳銃使いの娘

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    2019年このミステリーがすごい!海外編第2位
    アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞、アレックス賞受賞作品
    緻密な描写が目に浮かびました。この内容なら映像化も容易だと思われます。
    読み終えてみれば、娘思いの良い?父親でした。

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    2019年12月27日
  • 拳銃使いの娘

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    はい面白いです。最高です。
    パパと娘の逃避行。生きるために、守るためにギャングに立ち向かうクライムノワール。血と暴力には熊のぬいぐるみがお似合いだぜ!!
    父親の覚悟により娘は変貌していく。拳銃使いの娘へと。娘は相棒となる…娘を鍛え上げることで親子を取り戻していくのだ。成長の物語であり家族の絆の物語でもある。場面転換がとにかく素晴らしく、登場人物もすぐ把握できる。異常にすっきりしたリービタリィ海外苦手な人もおススメです。
    保安官が好きでねぇ。トンプスン読んだからかもしれないが狂ってるやつほど正義に偏りがあってぶっとい芯のある生き様がいい。とにかく読もう!こりゃあ傑作だ!!
    作者が影響受けたもの。

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    2019年05月04日
  • 拳銃使いの娘

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    アクション小説。
    レオンみたいな。
    お父さんが物騒な人だと娘も物騒になるお話。
    でも超人的な活躍する訳でもなく、地に足のついた娘の活躍&成長でした。
    映画になるのね?見たいかも。

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    2019年04月03日
  • 拳銃使いの娘

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    アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)新人賞受賞作品。早川書房は海外作品の受賞作品を半年から一年くらいで日本語版にして出版してくれる稀有な版元である。中でもポケミスは早撃ちにかけては名の知れた叢書なので、ぼくは八割方は読んでいる。新たな作家に出会うことも多い。本書デビューとなったこのジョーダン・ハーパーみたいな活きのいい作家と。
    少女が犯罪者の父親と逃亡し逆転勝利を、目指すロード・ノヴェルである。のっけから彼等の殺害指令が全米に出される。超重警監房にいる犯罪グループのボスから発される。少女は、父親と同じ拳銃使いの眼をしている。海ではなく川のように青い眼を。
    作者はテレビドラマ

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    2019年02月08日
  • 拳銃使いの娘

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    方向音痴なんです

    そして方向音痴の天敵と言えば野外フェスかどでかいショッピングセンターと相場は決まっています
    特に大きな建物の中はまずいですよね
    もう完全自分の居場所を見失って右も左もわからなくなります(いや左右はわかるでしょ!)

    そしてそういうでっかいショッピングセンターに付きものの広大な屋内駐車場ね!
    あれもう100%自分がどこに駐めたかわからなくなりますもんね
    どのエスカレーター使ってどの通路を使ってとか完璧に覚えたつもりでいて今日こそは迷いなく自分の車の場所に!と思うんですが

    やっぱり『見当違いの場所へ』なんちて

    さて『拳銃使いの娘』です

    「拳銃使い」違うやん!というね
    まあ

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    2022年04月19日
  • 拳銃使いの娘

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     自分が初めて買ったハヤカワ・ポケットミステリはデイヴィッド・ゴードン著『用心棒 』でした。しかも去年の話です。生まれてはじめてハヤカワ・ポケットミステリのこのタイプの本を手にとったのが去年なのです。ものを知らないというのは怖いもので「なんだこの凝った作りの本は!」と感動しました。そして続くはデニス・ルヘイン著『ザ・ドロップ』。あれ? 評判の良い翻訳ハードボイルドを買うとこの手の装丁が多いな・・・と思っていたところに来ました3冊め『拳銃使いの娘』。




     なるほど、要するに信頼と実績のハヤカワ・ポケットミステリということか!これも面白かったです!




     米国TVドラマの脚本家のキャリア

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    2022年02月11日
  • 拳銃使いの娘

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     タイトルからスナイパーか何か拳銃が上手な少女のストーリーかと思った。ドラッグ・殺人・復讐・家族そしてメルヘン、変わったミステリーです。

     ネイトが出所して向かった先は、娘の中学校だった。そのまま2人の逃亡劇が始まる。

     刑務所で嵌められる事を避けようと囚人の1人を刺し殺した。犯人は判らずネイトはそのまま出所期限を迎え娑婆に出たが、元妻のエイヴィスが殺された。囚人組織のボスは刺し殺された囚人の兄で、ネイトの身内に報復に出たのだ。

     青い稲妻の刺青軍団から逃れる為に、ネイトと娘ポリーと小熊の3人は逃亡を始めた。険悪だった2人だが殺すか殺されるかの緊張の連続の中、親子としての会話や愛情が育ま

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    2021年05月09日
  • 拳銃使いの娘

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    とんでもない人生勉強。絞め技体得し、実践するところはすごいです。ほんとにとんでもないけど、こういう生き方もあるよな、と思わされました。次第に立派な父親に見えてきちゃうし。あんなに酷い目にあっても生存できるもんなんだな。

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    2021年03月04日
  • 拳銃使いの娘

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    アウトローの男と娘の逃避行というのはよくある設定だが、父親譲りの拳銃使いの眼をした少女が血生臭い修羅場をくぐった末に逞しくなって父親を支え遂には独り立ちする姿は実にふてぶてしくもありまた凛々しくもある。続編は書かれてないようだけれども、さらに逞しくふてぶてしくなったポリーの物語をいつか読みたいものだ。

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    2021年01月03日
  • 拳銃使いの娘

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    It was so exciting and good content to releases as a movie.

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    2020年02月20日
  • 拳銃使いの娘

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     父と娘のロードムービー。
     刑務所に入った拳銃使いである父のせいで、娘は命を狙われることになった。面識のない娘を守るために父が現れ、娘に拳銃の扱いを教えていく。
     娘の無鉄砲さと父の逞しさ、頼もしさ、そして弱さが格好いい。

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    2019年07月03日
  • 拳銃使いの娘

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    ネタバレ

    内気で世界と上手く折りあえずにいる少女ポリーの人生は、刑務所帰りの父ネイトの登場によりすっかり変わってしまった。2人を追うギャングからの逃避行は果たして成功するのか?

    勇敢なる相棒、熊に敬礼!
    なんとー、びっくりしました。こんな殺伐としたストーリーなのに、読後の余韻と、そこはかとない切なさときたら。
    最初は、なんかむちゃくちゃやん!と思っていたのに、気がついたらネイトの不器用ながらも娘を愛する気持ちや、ポリーが成長して行く姿にすっかりハマってしまいました。そして熊が!最後までいい味出しすぎ。

    ネイトが結局どうなったのか、示唆はしつつも、解釈の可能性を残しているのも良かった。ネイトがポリーを

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    2019年06月29日
  • 拳銃使いの娘

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    出獄直前に、闇の世界を牛耳る組織の幹部を殺してしまったことから、男は自分だけではなく家族の命をも狙われることになる。元妻とその夫は無残に殺されたことを知った男は、11歳の娘を連れて逃亡する。
    まあ、プロットはこんだけで、あとは2人がいかに立ち回り生き延びるかという興味に尽きる。でもキャラクター造形が上手くて飽きさせない。タイトルの「拳銃使い」はやや大袈裟に過ぎる気がした。

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    2019年05月03日
  • 拳銃使いの娘

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    面白くて一気読み。著者は脚本家で初の小説だそうだが、なるほど読み手をダレさせないスピーディな展開で、長さもほどほど、リーダビリティ抜群だ。あ、とは言ってもギャングものを好まない人や、物理的に「痛い」描写が苦手な人は別だが。

    ギャングから暗殺指令の対象とされた男が娘を守ろうとする、その設定自体に目新しさはないが、これを娘視点で書き、しかも「無垢で守られるだけの娘」にしなかった。そこが実に良い。これ、娘のポリーを主人公にしてシリーズ化できそう。当然のごとく映画化が決まっているようだが、父のネイトは誰がやるのかな。ちょっと楽しみ。

    詳細な心理描写があるわけではないのに、登場人物それぞれの個性がく

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    2019年04月25日