オーラ・ロスリングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普段ほとんど読まないノンフィクション。会社の同僚が感銘を受けたからとわざわざ贈ってくれたので、読むことに。
率直に面白い。訳文が上手いからか、そもそもの内容が良いからか、どちらもそうなんだろうけど、とても良い一冊だった。
最終章で筆者が訴えかけていた謙虚さと好奇心の大切さは、感動すら覚えた。まさかこの手のノンフィクションを読んで、涙ぐみそうになるとは夢に思わず。
一点だけ欲を言えば、実践するにあたってのアドバイスが行動レベルではないので、意識を変えないと実現できないってことかな。忘れそうなので、10の本能とそれに対する対策を自分なりにまとめてみようかなと思った。 -
Posted by ブクログ
自分が世界を見るためのフィルターは、レベル4の生活に基づいてるんだよな。
確かにそう。
それと、20歳前後で行ってたインドで見た人々の暮らし。あれはレベル3くらいだったのかな。
この本を読んで、レベル1や2の暮らしへの解像度が上がった。
はじめの問題集は13問中2問しか正解しなかったんだけど、本文で言われている◯◯本能というよりは、ただ単に子供の時に学校で教わった知識や認識がアプデされてなかっただけのような気がして、世界の状況にもっと関心を持って生活しようと思った。
1日30分ずつとか断続的に読んでたけど、読んだあと脳がスッキリする感覚があった。
人間の世界の動向を数字で整理していくからかもしれない。
なんか脳機能(情報処理とかイメージングとか空間把握とか)にいい刺激がある気がする。
筆者の実体験を交えたエピソードが面白くて、読みやすかった。
それと、時々妄想する「どこかの集落でもてなされて昆虫食を出される」状況をぼんやり恐れて生きてきたんだけど、「私の文化では虫を食べないのです」ってキッパリ言っちゃえばいいことがわかって、生きる上での不安がひとつスッキリした(笑)
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Posted by ブクログ
データ、事実を正しく見るために必要なことを教えてくれた。
世界にはまだまだ問題がたくさんあるけれど、良くなってることもある。
良いと悪いは共存する。
データをどう見るかは自分次第。
【メディアが嘘をついているとか(嘘をついているわけではない)、歪んだ世界観を植え付けようとしているとか(確かに歪んでいるかもしれないが、わざとではない)責めたくなっても、そんな衝動に負けてはいけない。専門家が自分の狭い分野や領域にとらわれすぎているとか、考え方が間違っているとか(間違うこともあるが、たいていは善意からだ)責めるのもやめよう。どんなことであっても、ひとりの人やひとつのグループだけを責めないようにしよう。なぜなら、犯人を見つけたとたん、考えるのをやめてしまうからだ。そして、ほとんどの場合、物事ははるかに複雑だ。だから、犯人よりもシステムに注目しよう。世界を本当に変えたければ、現実の仕組みを理解することが必要だ。誰かの顔に一発パンチを食らわすなんてことは忘れたほうがいい。】
【謙虚であるということは、本能を抑えて事実を正しく見ることがどれほど難しいかに気づくことだ。自分の知識が限られていることを認めることだ。堂々と「知りません」と言えることだ。新しい事実を発見したら、喜んで意見を変えられることだ。謙虚になると、心が楽になる。何もかも知っていなくちゃならないというプレッシャーがなくなるし、いつも自分の意見を弁護しなければと感じなくていい。
好奇心があるということは、新しい情報を積極的に探し、受け入れるということだ。自分の考えに合わな
い事実を大切にし、その裏にある意味を理解しようと努めることだ。答えを間違っても恥とは思わず、間違いをきっかけに興味を持つことだ。「どうしてそんな事実も知らなかったんだろう? この間違いから何を学べるだろう?あの人たちはバカじゃないのに、どうしてこんなことをしているんだろう」と考えてみることだ。好奇心を持つと心がワクワクする。好奇心があれば、いつも何か面白いことを発見し続けられる。】
【いくら良心的な報道機関であっても、中立性を保ってドラマチックでない世界の姿を伝えることは難しいだろう。そんな報道は、正しくても退屈すぎる。メディアが退屈な方向に行くとは思えない。ファクトフルネスの視点でニュースを受け止められるかどうかは、わたしたち消費者次第だ。世界を理解するのにニュースは役に立たないと気づくかどうかは、わたしたちにかかっている。】 -
Posted by ブクログ
人間がどれだけ「思い込み」や「印象」で世界を見ているかを、統計データを使って解説していく本だった。
ニュースやSNSを見ていると世界はどんどん悪化しているように感じるが、実際には改善している部分も多い、という視点はかなり印象に残った。「感情ではなくデータを見る」という姿勢の大切さを改めて感じる。
一方で、内容はかなり反復的でもある。序盤で本書の主張はほぼ提示されており、その後は様々な例を使った確認作業のようにも感じた。ただ、それも“認知のクセを矯正する訓練”として意図的なのだと思う。
世界を楽観視する本というより、「極端に捉えず、冷静に世界を見るための本」だった。 -
Posted by ブクログ
人は思っている以上に思い込みによって判断していることを学んだ。本書は、データに基づいて世界を見ることの重要性を分かりやすく説明している。
特に印象に残ったのは、物事の変化は必ずしも直線的ではないという考え方である。私は仕事や実験データを見る機会があるが、実際のデータもきれいな直線になるとは限らない。そのため、一部分だけを見て判断するのではなく、適切な範囲でデータを確認し、全体の傾向を把握することが大切だと感じた。
また、本書ではさまざまな思い込みを取り上げながら、その背景にある考え方を丁寧に説明している。一方で、私自身は内容を理解するまでに少し時間がかかり、同じ主張を繰り返しているように感じる部分もあった。そのため、自分が誰かに説明するときは、重要な内容を簡潔で分かりやすく伝えることを意識したいと思った。
さらに、何か都合の悪いことが起きたときに、他人や環境のせいにするのではなく、次に同じことが起きないようにどう改善するかを考えることの重要性も感じた。感情的に原因を探すのではなく、事実を確認し、再発防止につなげる姿勢は日常生活や仕事でも役立つ考え方だと思う。
本書を読んで、情報は常に変化するため、一度得た知識に固執せず新しい情報で更新していくことの大切さも学んだ。また、幅広い知識を取り入れることで、思い込みにとらわれず、より正しい判断ができる可能性が高まると感じた。
今後は、自分の直感や経験だけで判断するのではなく、客観的なデータや事実を確認する習慣を身につけたい。特に仕事では、一部の情報だけで結論を出さず、十分な情報を集めた上で判断することで、より質の高い意思決定につなげていきたい。
本書は、世界を正しく理解するためには感情や先入観ではなく、データと事実を基に考える習慣が必要であることを教えてくれる一冊だった。 -
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世界を見る
翻訳なのか元々の文章がそうなのか、読みにくさを感じてしまった。
だが、知識のアップデート、特に世界の途上国に対する考えが学校教育の頃から更新されていなかったと気付く本。
世界は先進国と途上国だけでなく、動き続け良い方向へと進み続けていると教えてくれる。
定期的に読み返しデータを見る時は常に参考にしたいと思う。