七原しえのレビュー一覧

  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎
    成長と我慢して理不尽な事に耐えるのではなく闘う強さを教えている気がする。
    こういった迷いながら、どん底から這い上がる強さの本をたくさん読んでいたと思うけど本を読む事は現実逃避でしかなかった自分は今になって本の大切さや学ぶことはたくさんある事を知る。

  • 共感覚探偵 奇々怪界は認めない
    全てが分かったら芯夜君が神隠しにあっていた期間は怪異の方が良かったと思ってしまう。

    叔母さんも従兄弟も矢鳥家に否定的のようでいて十分矢鳥の人よな。
    矢鳥家がただただおぞましい。

    笙さんと芯夜君を責めるけど二人は矢鳥家の勝手な考えで攫われただけやのに。

    矢鳥杏なんて優しそうで何も優しくない。
  • 共感覚探偵 奇々怪界は認めない
    幼少期を共にすごし、崖崩れに巻き込まれて行方不明になった幼なじみが9年後、記憶を無くして戻り『生き神様』と崇められ、怪事件を推理していく……

    最初は妖に見せ掛けた事件の連作と思ってたんですが、まさか最後にあんな仕掛けがあるなんて!
    面白くて読み進めてたらまさかの展開に驚愕
    登場人物たちの背景が重す...続きを読む
  • 緋花 根の国底の果て 七原しえ画集【電子特典付き】
    美しくて怪しくてかっこいい”和”のイラストが盛りだくさんですごく満足

    神様や妖怪や架空のものや花をモチーフに外の国の人が根の国の“なにか”に取り込まれていくストーリー仕立てのイラスト集

    インタビューも興味深かった
  • 青い灯の百物語
    自分が想像する人と異形の関わりの解釈にとても近くて、これこれ!まさにこういうのが読みたかった…!と思いました。主人公のあり方が凄く好きです。言葉を大切にしている感じと自分の意志をしっかり持ってその上で対等に接しようとするところが特に。鏡うつしの君は、依頼者の名前が紫で鏡とくればムラサキカガミのお話を...続きを読む
  • 青い灯の百物語
    タイトルと表紙のイラストで百鬼夜行や怪談話のような作風を感じ、そういう作品が好きなため購入しました。
    読んでみたら表紙から受ける印象とは少し違ったのですがそれを上回るくらいに面白かったです。
    怪異を扱う家業に生まれた主人公と、主人公に呼び出され、家族のように主人公と過ごしていく契約を交わした青行灯の...続きを読む
  • 共感覚探偵 奇々怪界は認めない
    なかなかヤバい一族でびっくり。
    笙って竹かんむり入ってるから植物に関係するのかと思ったけど、関係ないのね。
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎
    70年前の飛鳥の地にある史書を持ち帰る使命を受けた言祝(コトホキ)と、姉を救うために言祝を手伝う沙々。2人は氷室からタイムスリップを繰り返し情報を集めるのだが、過去に干渉してはならないと言われていたのに、沙々はある女の子と知り合ってしまう。
    壮大な話だが、身近な縁も描かれていて読みやすい。挿絵もいい...続きを読む
  • 青い灯の百物語
    これ続きないんですか、というぐらい気になるおわりでした。
    妖を退治する家の娘が、幼い頃に青灯籠の妖怪に守ってもらうよう契約した。でも妖は変異してしまって人間を害することもある。青灯籠とも関係性が成長するにつれて家族から違うものに変化しているようなしていないような。そういう妖と離れない覚悟をした主人公...続きを読む
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎
    とても面白かった。ひょんな事から90年前へ「過去渡り」をすることになった沙々。90年前へ旅立った沙々は少女「弥乃売」と出会う・・・。
    この弥乃売との再会のシーンで感動した!
  • 後宮の禁書事情
    二度目ましての作家さん。
    舞台は大蒼国という中国のような架空の国。

    怪力乱神(理屈では説明しきれない不思議で奇怪な
    物事や出来事)を語ることが禁じられて三十年。

    超常現象など無いはずの世界で、難関の科挙に
    トップ合格した
    幽求は、凛麗たち祝部の面々と後宮内で勃発する
    不可解な現象を解き明かす。
    ...続きを読む
  • 後宮の禁書事情
    怪力乱神禁止令を徹底して行った皇帝が亡くなって、後宮では俄かに怪異が起こるようになる。科挙に優秀な成績で合格した劉幽求が配属されたのは、なんとその怪異に対処するという祝部。上司は、禁書になった膨大な書物をそのまま暗記している凛麗と個性たっぷりの男二人。この4人で後宮の怪異に向かっていく。暗記した禁書...続きを読む
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎
    何が書きたかったのかな、が正直な感想。人々の生活なのか、過去渡りなのか、歴史についてなのか…。児童書なのだから、目くじらを立ててもしょうがないし、これはこれで面白い。最後の沙々と弥乃売の再会で、弥乃売が薬のプロになっていたのや、最後のモノローグは取ってつけたようなのは、気になる。
  • 後宮の百花輪 1
    なんとも頼りないご主人さまですが、ヒロインの能力と機転でいろいろと切り抜けていくのかな?物の声が聴けるなら、どうしてあいさつ回りのこととか聞けばいいのにって思てしまったけれど、条件があるのかな?
  • 後宮の禁書事情
    表紙の真ん中の美女は誰かと思ったら、これはもしかして幽々かな。もともと地声も高いのかな。
    大蛇さん姿を消してバクバク食べたけど、あれはいつもできるわけじゃないのかな。あれやられたらひとたまりもないけど。