七原しえのレビュー一覧

  • 後宮の調達人

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    閉ざされた後宮の中に住まう人たちのため、依頼されたものをなんでも調達する調達人・紅姑娘が、妃や宦官たちの依頼を受けながらひっそりと後宮の陰謀を解決していく物語。陰謀が身を結ぶ前に食い止めていく縁の下の力持ち的な活躍がとても面白かった。紅の素性や、途中で出会った籠役の月橘、ミステリアスな上司などなど、出てくる人たちの背景が気になる。たかが物語、されど力のある物語は人の心を動かすことがあるという一文が印象的だった。続きが読みたい。

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    2025年08月12日
  • 金魚姫と隠世の鬼灯

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    ネタバレ

    ことのは文庫様のXキャンペーンで色校をいただいてから気になって手にとったお話。
    ほんのり切なくて、美しい隠世と現世を繋ぐ優しい恋の物語、じんわりと心に沁みました(•ᵕᴗᵕ•)

    まだ恋を知らない金魚姫と護衛の猫。
    そして大きな病を抱えながらも小学生の頃からの恋を実らせようと頑張る晴太と夏菜。
    天真爛漫で好奇心旺盛な金魚姫の翠の純粋な気持ちは果たして恋なのか......止めたいけど止められず、伝えたいけど伝えられないもどかしい思いを抱えたまま護衛として傍に居続ける木蓮との関係が、晴太を助ける時どう変わるのか、目が離せませんでした...!!

    あやかしにとって恋は一生に一度のものであり、叶わなけれ

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    2025年03月02日
  • 後宮の宵に月華は輝く 琥珀国墨夜伝

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    新鮮で面白いです!

    絵が素敵だったので気になり試し読みして面白かったので購入しました!
    中華系のお話って、とにかく人物名が読みづらく苦労しますが、こちらのお話は主要な人物の名前が読みやすくて覚えやすいのも良かったです。
    内容は一度死んだ主人公の夏月が冥府の王と取引をして生き返る、というとっぴな話から始まるけど、なぜか不思議と受け入れて読み入ってしまいました。
    夏月が普通なのもいい。(普通、ではないか‥)
    これから江緑水との関係などどうなるのか楽しみです。
    とりあえずお話は一区切りつきましたが、まだ何かありそうですよね。
    江緑水との関係もどうなるのか気になります。
    でも個人的には冥府の王が好きです。
    壮大すぎる中華

    #ドキドキハラハラ #ほのぼの #胸キュン

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    2024年10月31日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

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    ネタバレ

    日本史を【物語】で知りたいと思って手に取った『六四五年への過去わたり: 平城の氷と飛鳥の炎』(牧野礼)。

    『夢見の猫 風の犬宮』に引き続き、本書を読む事にしたのですが、この著者が書くお話はやっぱり面白い。

    【飛鳥時代】【史書編纂】に関するお話を読んだのは初めてです。

    それまでは「聖徳太子と蘇我入鹿、中大兄皇子がいて〜…」っていう歴史ぐらいしか知らなかった。

    物語っていうのは、読んでる間半ばこの世界の中に身を置くような形になる感じがして、

    【読書体験】とは、よく表された言葉だよなってホント思いますね。

    読んでてハラハラなんて久々だったなぁー。

    最近はもっぱらノンフィクションばっかり

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    2024年06月18日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

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    ネタバレ

    成長と我慢して理不尽な事に耐えるのではなく闘う強さを教えている気がする。
    こういった迷いながら、どん底から這い上がる強さの本をたくさん読んでいたと思うけど本を読む事は現実逃避でしかなかった自分は今になって本の大切さや学ぶことはたくさんある事を知る。

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    2023年12月18日
  • 共感覚探偵 奇々怪界は認めない

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    ネタバレ

    全てが分かったら芯夜君が神隠しにあっていた期間は怪異の方が良かったと思ってしまう。

    叔母さんも従兄弟も矢鳥家に否定的のようでいて十分矢鳥の人よな。
    矢鳥家がただただおぞましい。

    笙さんと芯夜君を責めるけど二人は矢鳥家の勝手な考えで攫われただけやのに。

    矢鳥杏なんて優しそうで何も優しくない。

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    2023年11月21日
  • 共感覚探偵 奇々怪界は認めない

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    幼少期を共にすごし、崖崩れに巻き込まれて行方不明になった幼なじみが9年後、記憶を無くして戻り『生き神様』と崇められ、怪事件を推理していく……

    最初は妖に見せ掛けた事件の連作と思ってたんですが、まさか最後にあんな仕掛けがあるなんて!
    面白くて読み進めてたらまさかの展開に驚愕
    登場人物たちの背景が重すぎて苦しくて、でも面白かった!

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    2023年09月21日
  • 緋花 根の国底の果て 七原しえ画集【電子特典付き】

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    美しくて怪しくてかっこいい”和”のイラストが盛りだくさんですごく満足

    神様や妖怪や架空のものや花をモチーフに外の国の人が根の国の“なにか”に取り込まれていくストーリー仕立てのイラスト集

    インタビューも興味深かった

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    2022年06月02日
  • 青い灯の百物語

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    ネタバレ

    自分が想像する人と異形の関わりの解釈にとても近くて、これこれ!まさにこういうのが読みたかった…!と思いました。主人公のあり方が凄く好きです。言葉を大切にしている感じと自分の意志をしっかり持ってその上で対等に接しようとするところが特に。鏡うつしの君は、依頼者の名前が紫で鏡とくればムラサキカガミのお話を思い出しました。妖としてのあるべき理と情、その葛藤が愛しいです。まどろみの願いでは、うぐいす姫を思い出しました。なのでお屋敷を出る瞬間に鶯が鳴く描写を読んであっ!と嬉しくなりました。あのお話、大好きです。
    怖くて不思議で憧れてやみません。

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    2022年01月23日
  • 青い灯の百物語

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    タイトルと表紙のイラストで百鬼夜行や怪談話のような作風を感じ、そういう作品が好きなため購入しました。
    読んでみたら表紙から受ける印象とは少し違ったのですがそれを上回るくらいに面白かったです。
    怪異を扱う家業に生まれた主人公と、主人公に呼び出され、家族のように主人公と過ごしていく契約を交わした青行灯の話。説明が下手でうまく言葉にできないのが悔しいのですが、主従とはまた違う距離感で好きでした。
    序盤は主人公の家系をすこし説明するような流れがあるのであまり大きな出来事はなくつまらなく感じてしまうかもしれませんが、後半からドッと面白くなって夢中になって読み、読み終えた頃には「続きは!?!?!」と検索し

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    2020年06月04日
  • 後宮の百花輪 12

    匿名

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    口惜しい

    画も綺麗でお話も興味深い!
    だから勿体無い!
    事件の1つに過ぎず続話が出る?という感じで、最終話な感じがしない。終わってほしくないと思う読者向け。
    ぼや~と終わった感じで、物足りないのが残念。後はご想像にお任せ!すぎる。

    #胸キュン #ハッピー #ドキドキハラハラ

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    2025年03月20日
  • 金魚姫と隠世の鬼灯

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    ネタバレ

    表紙も含めて、とても好きだった。
    一途な恋、初めての恋、最初で最後の恋、尊くてあたたかくて、いい気分になった。

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    2024年08月21日
  • 共感覚探偵 奇々怪界は認めない

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    ネタバレ

    なかなかヤバい一族でびっくり。
    笙って竹かんむり入ってるから植物に関係するのかと思ったけど、関係ないのね。

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    2023年12月04日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

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    70年前の飛鳥の地にある史書を持ち帰る使命を受けた言祝(コトホキ)と、姉を救うために言祝を手伝う沙々。2人は氷室からタイムスリップを繰り返し情報を集めるのだが、過去に干渉してはならないと言われていたのに、沙々はある女の子と知り合ってしまう。
    壮大な話だが、身近な縁も描かれていて読みやすい。挿絵もいい。解説も巻末にあるので、この時代の歴史がよくわかる。

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    2023年10月27日
  • 青い灯の百物語

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    これ続きないんですか、というぐらい気になるおわりでした。
    妖を退治する家の娘が、幼い頃に青灯籠の妖怪に守ってもらうよう契約した。でも妖は変異してしまって人間を害することもある。青灯籠とも関係性が成長するにつれて家族から違うものに変化しているようなしていないような。そういう妖と離れない覚悟をした主人公の覚悟が見れる話でした。妖と人間の距離感、雰囲気が抜群な本でした。

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    2023年01月12日
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎

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    とても面白かった。ひょんな事から90年前へ「過去渡り」をすることになった沙々。90年前へ旅立った沙々は少女「弥乃売」と出会う・・・。
    この弥乃売との再会のシーンで感動した!

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    2022年08月02日
  • 後宮の調達人

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    後宮の貴妃たちに欲しい物を届ける仕事という後宮と世間とを自由に行ききする仕事はとてもうまい設定。すこしばかり謎解きの面白さもあり、さいごになにやら出生秘密も臭ってきてだんだん面白くなってきた。

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    2025年11月30日
  • 久遠の禁域 神奈備物語

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    ネタバレ

    不老不死なんてやっぱり良いものではないんだなぁと。
    若さは保ちたいけれど、やっぱり浅ましいものになるのだなと登場人物たちを見て思った。
    櫛姫伝説とはそーゆーものだったのかと、櫛姫がとても哀れに思え、それを断ち切る六路はカッコよかった。
    これ、シリーズになるの?

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    2025年07月30日
  • 後宮の闇に月華は謡う 琥珀国墨夜伝 二

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    ネタバレ

    テーマもキャラも好きだけど、イマイチのめり込めないのは、テンポが合わないのかな。て前の巻でも思った気がするな。

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    2025年01月08日
  • 後宮の百花輪 3

    匿名

    無料版購入済み

    後宮は怖いところだなー
    いろんな思惑が渦巻いて罠だらけ
    心優しい人には辛いよね
    果たして明日の朝までに証拠は見つかるのか?!

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    2024年08月31日