鈴木悦夫のレビュー一覧

  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    おもしろかった!
    ミステリーという意味では、わりとすぐ犯人の予想はついてしまうし、一つ一つのトリックもそんなにビックリするようなものではないけれど、この本のおもしろさは、ミステリーという枠ではなくて「トラウマ児童文学」っていうのはピッタリだと思う。
    雰囲気の不気味さとか、ちょっと雨穴さんの世界に似た感じ。

    歌の不気味さも、日本の童謡の不気味さに似てる。
    「かごめかごめ」とか。

    こういう生まれつきサイコパスな子どもはきっと実際いると思う。
    これが児童文学で、小学校の図書室に置いてあって、サイコパスな子が呼んでしまったらと思うとちょっとこわい。

    お姉さんも、自分が弟に殺されるとわかってて止め

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    2025年12月31日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    ネタバレ

    なんなの?なんなの?と途中までは一気読みだったのですが、家族が死んでしまうことははじめからわかっているので、犯人が意外なのか動機が意外なのか…?あれ?どちらもそこまで意外ではなく笑
    でも殺し方?事故か他殺かなどは意外でした

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    2025年12月02日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    なんとも後味がいいような、悪いような、どう受け止めればいいのかわからない話だった。
    犯人もなんとなくわかるし、動機もなんとなく理解できるのだが、その“なんとなく”が逆にもやもやを残している。
    このもやもや感がこの小説の醍醐味なのか。

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    2025年11月30日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    謎解き系ミステリ…ではなく
    謎解明系ミステリ。
    そんなジャンルがあるのかないのか…
    知らんけど。┐(´-`)┌

    保険会社のCMモデルに選ばれた、絵に描いたような“理想の家族”。
    著名な写真家の父
    家庭的で控えめな専業主婦の母
    美しく聡明な姉
    目立ちたがりの兄
    そして語り手の「僕」。

    そこへ撮影クルー4名が加わったところこら、不穏な事件が次々と起こり、理想の家族の形が崩れていく。

    鍵となるのは〝その頃はやった唄〟
    「子どもは父を憎んでた〜」
    ん?
    どう考えても流行りそうにない歌なのだけど(笑)これが物語の種明かし。

    面白さはある。
    けど——
    大人には物足りず、子どもには読ませにくい。

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    2025年11月28日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    ネタバレ

    事件が明らかになる章では、テンポよく進み、ゾクゾクする気分が味わえた。
    姉が自分を殺されることを理解していることよりも、弟がその後自殺することを後押ししていることに恐怖を感じた。
    偶然もあるが、家族全員の協力があってこそ、この唄になぞられた犯行は完成できているため、事件がなければ息子、弟のために協力できるような、幸せのな家族になり得たかもと思う。

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    2025年11月18日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    ネタバレ

    主人公の語りで物語は進む
    登場人物のはっきりとした年齢はわからないが主人公は小学生?
    兄は中学生?
    姉は大学生?なのか??
    設定されている時代は昭和かなとか推測しながらの読書
    あの頃はやった唄というものの歌詞に則っている感じは そして誰もいなくなったに近いものを感じた

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    2025年11月13日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    いまやミステリーの金字塔と位置づけされている海外ミステリー仮にその二作品をAとBとして、その二作品を読まずにこの作品を初めて読んだのであれば、相当なトラウマになるでしょうね。
    海外ミステリーのAとB、とさせてもらったのは、ソレを明かしてしまうとすぐにこの作品の犯人とオチがみえてしまうからなのです。
    なので、実はすぐに犯人わかっちゃいました。まぁ、容疑者が少なめだし、どんどん死んでしまうので嫌でも加害者が特定されてくるんですが。
    驚いたのは、見立てとなる曲が実在することです。ほんとにあるんですね。しかも聞けちゃう。
    読後、いやーな気分になること必至です。

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    2025年11月06日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    小学6年生の省一から見た家族の話。
    だから物語の文章も幼いような、まるで作文を読んでいるような感覚だった。
    ただ内容は怖すぎる…。
    省一自身自分がした事を感情もさほど無く、淡々と語る。
    なぜ家族を、そして自分自身を最後にあんな終わりにしたのか。
    家族を憎んでいたのか?
    不満があったのか?
    それとも「たいくつ」だったからなのか…
    なかなか読み応えはあったなぁ。

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    2025年11月05日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    ネタバレ

    トラウマ児童文学とのことだけど、これを児童が読むのか!?まぁ江戸川乱歩の少年探偵シリーズみたいなものか...。子どもの時に読んでたらまた印象が違うかも。

    正直弟が犯人なのはすぐに分かる。あとはなぜ?という動機だけど、イマイチピンと来なかった。歌も正確になぞっている訳では無いし...。最後の1文は、衝撃というほどでは無いけどすごく余韻が残る良い終わり方だと思う。

    撮影隊がつくったドキュメンタリー、そうとう面白いものになりそうだけど、たぶん倫理的に上映できないだろうな。

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    2025年10月08日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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     何て残酷で不気味なジュブナイル。幼少期に読んでいたらトラウマになってそう。黒乙一さんの作風を思い出しながら読んだ。大人が読むと犯人はすぐわかる。そして死者量産のために警察が無能なのもよくある話。誰の犯行か気づいていた者は複数人いたが、止めるのではなく唄の通りになるよう誘導していた節が見受けられる所が常軌を逸している。呪われた唄だったのさろうか。何が怖いってこの『その頃流行った唄』は実際にあり、巻末に楽譜付きで紹介されている。聴いたら呪われそうなので、興味はあるが聴かないでおこう。

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    2025年10月04日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    ネタバレ

    世間的に見たら幸せな家族だが、実際はかなり歪みのある家族。省一の狂気よりも事件後から記録として、最終的に作品として映像に残そうとした尚平と谷口らの方が怖いと思った。もはや「幸せな家族」ではなくなってしまった一家の一連の事件を、それでもなお世間に消費させようとする魂胆が怖い。
    子供の時に読んだらまた違った感想を持ちそう。
    なんとなく海外児童文学っぽい雰囲気。曲のメロディー(楽譜が書いてある)はめっちゃ日本な感じがした。

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    2025年09月23日