関根正雄のレビュー一覧
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救わない神様の話。
ヨブが信仰を試される話だが、思考実験的な趣がある。
シーンは神様と悪魔的なのが話してるところから。
神「やーヨブ君はなかなかの信心者だよ」
悪魔的「いいえ、彼は恵まれてるからですよ。災難に遭えば、神を呪いもするでしょうよ」
神「ほー、そういうならやってみなよ」
ヨブ君、かわいそう。
大量の家畜は別の部族に奪われたり
火事で燃えてしまい、
使用人も同じく殺される。
また、大嵐によって家は潰れて子供たちはほとんど死んでしまう。
さらに本人も病気にさせられる。
ここに至ってもヨブは神に恨み言を言うことはなかった。
ただ、友達が来てくれるんだけど、こいつらがまたひどい -
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ネタバレ古典として旧約聖書を読書。創造の7日間、アダムとイブはあまりに有名だが全体を読むのは初めて。ノアの方舟やバベルの塔は漫画で読んだことがあったが原典ではかなり短かった。他の資料や想像で補って膨らませたのか。人名がとにかく多いが大半は話に関わってこない。重要なのはアブラハムからヨセフの系譜だろう。訳者は創世記を神との約束が問題であるとしている。現代の感覚では矛盾していると思う個所もあるがキリスト教、ユダヤ教の原典でイスラム教にも一部啓典とされている物語のパワーを感じることができた。聖書を読むことで様々な作品の聖書からの影響を知ることができるのも大きい。
しかしドラキュラと子どもが世界の伝説を巡る -
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原罪とは自己意識のことだ。分裂してしまった自己意識を備えた人間が宿命的に負わされることとなった苦悩、それが楽園追放という物語として表現されているように思う。神に意識の分裂は無い、神は自己反省しないだろう、自己超越する動機も無いだろう。ロゴス(論理/言語/理性/自己意識)の自己関係的機制の中に放り込まれて生きるのが人間だ。神は、自己関係的な在り方をしていない。
ロゴスは神に由来すると云うが、ロゴスは、必然的に自己超越的・自己否定的な機制として在るのであり且つ同時に自己完結的である、という矛盾の中に在る。そして外部が存在しない。人間が生きているロゴスを投影し、同時にそこに孕まれている自己矛盾を -
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ツラかった…!どんな苦行!?
「声に出して読みたい日本語」じゃなくて「声に出さないと意味の取れない日本語」。
以下なんの予備知識ナシで、ナイ頭最大限使って読んだ感想。
ヨブ…可哀そうヨブ。
てか友達!友達…!?なんだよね君たち?皆ヒドくね!?
加虐心と優越感が見え隠れして、イヤ。
ヨブの悪、ヨブの咎とは何だったの?
ヨブはどうしたらよかったの?
黙って耐えて死ねばよかったの?
私から見たら当然の、ヨブの血を吐くような神への問いかけに、神がどう答えるのか、楽しみに読み進めたのですが。
…ごめんなさい、分かんない。
ねえ、なんであれでヨブは納得できるかな?
神の為に神を信じられるか…。
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全き者ヨブさんの信仰の話。
信仰とはなにか、
信仰すると言う事はどういうことなのか、
という話か?
注と照らし合わせて読んだので
随分時間が掛かった。。。
聖書になじみがないので
言葉や表現の意図するところがわからなかったり、
注はあるのだけれど
その注が本文自体より難しい。
しかし訳書である限り
どこか限界があると思うし、
またこのような古書、文体、表現方法では
たとえ原文で読めたとしても
解釈がわかれるのは仕方ないかもしれない。
そう考えればあまり難しい事に
気をとらわれず素直に読み進めても
良いのかも。。。と思った。
他の出版社のも読んでみたいと思う。
追記
随分前に読