津田穂乃果のレビュー一覧

  • 16歳の語り部
    小学校に講演会に来てくださった佐藤先生のお話にあったこの一冊。
    これまで、震災に関する話や防災について積極的に手に取ったことはなかったのだけど、子供が小学生になり改めて自分の家族を守るには…という視点で自分から知っていくことを始めたいと思った。
    彼らが語ってくれたことをしっかりと受け止め刻み、これか...続きを読む
  • 16歳の語り部
    当時16歳の高校生が体験した震災を自分たちの言葉で語っている。
    年齢もほとんど変わらないからこそ、同世代の彼らの語りが胸に突き刺さる。
    自分だったらどう震災を受け止められるのか、もしかしたら10年経った今も受け止められないのかもしれない。
    未災地を生きている者だからこそ、いつ起きてもおかしくない震災...続きを読む
  • 16歳の語り部
    生きること、命を継ぎ背負っていくこと。誰かの言葉や想い、生きたかった人生、聞けなかったただいま。震災以降の体験をそれぞれの視点でありのままで語る言葉の引力に打ちのめされる。
  • 16歳の語り部
    YA向けブックガイドから。自分の確たる意思をもって物事に向き合えるようになるの、だいたい小学高学年くらいか~。自分のことを思い出しながら、どうだったかなって考えてしまった。確かに、そのあたりから急に記憶が鮮明になる気はするかも。先日終戦記念日に、語り部が減っていることが問題視されていたけど、震災もそ...続きを読む
  • 16歳の語り部
    この本を読んで感じたことは「震災を実際に体験した方の立場になることはできないこと」「災害は自分事として捉えること」この2つです。
    自分自身も実際に東北に行って震災遺構やスタディーツアーを行いましたが、その方たちが感じたことをその方の立場になって想像しますが、それはあくまで想像。その方たちが感じたこと...続きを読む
  • 16歳の語り部
    2011年3月11日。沢山の人の命がなくなりました。震災を経験した3人の語り部。目の前で津波にのまれたり、その日を境に家族や友達との別れ、暗闇の恐怖とそれぞれが体験、経験したことが生々しく、当時の恐ろしさがわかります。辛い出来事を経験した子供達だけど、勇気を持ちありのままの事を沢山の人に語り、今後こ...続きを読む
  • 16歳の語り部
    東日本大震災の日。小学校5年生だった3人が語る、当時のこと。美談ばかりのメディアでは語られない、リアルな内容です。そして、辛い想いを吐き出せない子どもたちを、気にかけて、見守ってほしいというメッセージでもあります。
  • 16歳の語り部
    自分も言葉で伝えられるだろうか。
    一つの物語としてまとめたいと、思った。

    この本がこれから起こる災害の被害を少しでも少なくすることを祈って。

    子どもたちとのつきあい方、むきあい方間違えないようにしたい。間違えても、ちゃんと見守っていてあげたい
  • 16歳の語り部
    佐藤敏郎先生の講演を聞いて購入した本(その4)。語り部の皆さんの言葉が現実を知らせてくれた。目を背けたい事実だったかもしれないのに、語ってくれて、ありがとう。私たちも聞かなければいけない話だと思った。
  • 16歳の語り部
    自分がいかに震災を知らないか、気付かされる。
    オーディブルで聞いた。本人たちによる朗読は素人とは思えない。
    震災は自分にはやや他山の石であった。
    3/11 2:46PMの黙祷はする。原発問題を討論した。ボランティアにも行った。防災に関わる仕事をしている。
    それでも分からないことは多い。話の1割以下を...続きを読む
  • 16歳の語り部
    高校生の文章を読んで、本で読むのもいいけれど、震災を被災者として経験した人たちの話を直接聞いてみたいと思った。彼らの声で、感じたままのことを聞くのは、震災の違った一面を見せてくれるだろう。被災していない人を未災地の人という。確かに、そうだ。いつかはどこかでまた起こる。なるべく被害が小さくて済むように...続きを読む
  • 16歳の語り部
    東日本大震災から5年。当時小学5年生だった3人の高校生があの日経験したこと、そしてそれ以後の日々を赤裸々に語っている。眼前で津波に流されていく人、瓦礫と共に並べられた多くの遺体、救援物資を奪い合う大人たち…。子供が経験するにはあまりに重たい現実の数々。しかし、あの震災を風化させまいと、「未災地」や後...続きを読む
  • 16歳の語り部
    同じ震災を経験していても、視点が違えばこんなにも違って見える。震災は個々の経験なのだ、ということを浮き彫りにしてくれる。決して一括りにはできないのだ。

    彼らに比べれば、全然大したことはなかったけれど、自分の経験と重なる部分もあって、阪神淡路当時、中1だった記憶が蘇った。
    海側と山側で被害が違って、...続きを読む
  • 16歳の語り部
    人生を大きく変える同じ出来事をほぼ同じところで経験して、そこから復興までの間に精神的にどのような変遷を遂げたのか、当時小学生だった3人の人たちから語られる。
    大きな視点から見ると東日本大震災という同じイベントを、同じ小学校で経験した3人がイベント前後でどうして違った反応をするのか、を考えると人間の気...続きを読む
  • 16歳の語り部
    あの未曾有の出来事を一生懸命に受け止めようとしている
    子どもたちの健気さに、心を揺さぶられます。
    いろいろな考えがあり、さまざまな思いがあって良いという最後の佐藤さんの話もとても印象的でした。