16歳の語り部

16歳の語り部

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

2016年3月11日、「東日本大震災」から5年。津波で甚大な被害を受けた宮城県東松島市に、3人の高校生がいる。彼らは、あの日を「ただのつらかった過去」にせず、「学び」に変えるために立ち上がった若き震災の語り部だ。彼らはこの5年間、何を思い、何に迷い、歩んできたのか。本書はあの日、まだ小学5年生だった子どもたちが歩んできた3.11の記録であり、彼らが見据える未来を書き留めた「希望の書」である。

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16歳の語り部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東日本大震災当時,小学生だった高校生が,今だからこそ語った「自身の震災体験」。その語りからは,〈小学校高学年はおとなが考えているほど子どもではないこと〉が分かる。自分の体験は,当時は言葉にできないかも知れないが,やはりしっかり心に染みついているのである。
    子どもだから,これを見ないであっちに行きなさい。子どもだから○○を優先しますね。しんどいことはおとなに任せて…そういう一見「子どもを守ろうとするおとなの行動」は「子どもを一人前として扱わないおとなの姿勢」として映ることがある。そんなことを感じさせてくれる彼らの証言だった。

    ここに出てくる3名は,ある指導者と出会いがあって語り部としての活動を始める。だから,このような立派な著書にもなるのだろう。
    しかし,本書の3人のように上手に言葉にできなくても,似たようなことは,東日本大震災だけではなく震災を体験したすべての子どもたちにいえることだということを,わたしたちおとなは忘れてはいけない。

    子どもが震災ごっこをする,津波ごっこをする。それを止める必要があるのか。
    昔の子どもたちのチャンバラごっことどこが違うのか。
    「これはPTSDの現れだ」などと大騒ぎすることは,決して子どもの治癒力を信じた態度ではないだろう。本書を読んで,そんなことにも思いを馳せたわたしであった。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

     あの日を語ることは未来を語ることなのだ
    と、この本には書かれていました。
     今日は珍しくノンフィクションを読んでみました。東日本大震災の16歳の語り部三人の実体験でした。この本を読むと改めてすごいことがあったんだなと感じました。当たり前のようにあったものが突然なくなるなんて考えられません。人は失って初めてその大切さに気づくという言葉を何処かで聞いたことがあるのですがまさにそのとおりだと思いました。震災のことを忘れないでいたいと思いました。

    0
    2024年09月07日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災で被災した子どもたちの語り部が3つ掲載されています。ニュースなどメディアの放送では分かり得ない、あの時の様子、そして震災をどう受け止めて日々を過ごしたのか。
    震災から5年経ち、16歳になった彼らの口から紡がれる言葉一つ一つに込められた想いが響きました。

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    小学校に講演会に来てくださった佐藤先生のお話にあったこの一冊。
    これまで、震災に関する話や防災について積極的に手に取ったことはなかったのだけど、子供が小学生になり改めて自分の家族を守るには…という視点で自分から知っていくことを始めたいと思った。
    彼らが語ってくれたことをしっかりと受け止め刻み、これからの行動に繋げたい。
    毎日ただいまを言えるように。

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    当時16歳の高校生が体験した震災を自分たちの言葉で語っている。
    年齢もほとんど変わらないからこそ、同世代の彼らの語りが胸に突き刺さる。
    自分だったらどう震災を受け止められるのか、もしかしたら10年経った今も受け止められないのかもしれない。
    未災地を生きている者だからこそ、いつ起きてもおかしくない震災について考えることが必要だと感じた。

    0
    2021年03月13日

    Posted by ブクログ

    生きること、命を継ぎ背負っていくこと。誰かの言葉や想い、生きたかった人生、聞けなかったただいま。震災以降の体験をそれぞれの視点でありのままで語る言葉の引力に打ちのめされる。

    0
    2021年01月22日

    Posted by ブクログ

    YA向けブックガイドから。自分の確たる意思をもって物事に向き合えるようになるの、だいたい小学高学年くらいか~。自分のことを思い出しながら、どうだったかなって考えてしまった。確かに、そのあたりから急に記憶が鮮明になる気はするかも。先日終戦記念日に、語り部が減っていることが問題視されていたけど、震災もそれは同じ。風化させず、意識に止め続ける努力の素晴らしさよ。

    0
    2020年08月27日

    Posted by ブクログ

    この本を読んで感じたことは「震災を実際に体験した方の立場になることはできないこと」「災害は自分事として捉えること」この2つです。
    自分自身も実際に東北に行って震災遺構やスタディーツアーを行いましたが、その方たちが感じたことをその方の立場になって想像しますが、それはあくまで想像。その方たちが感じたことは何倍何十倍のことです。
    けど、実際に行ってそして話を聞くことで、もし自分の周りで災害が起きたときにそのことを思い出して被害を減らす行動は取れると思います。

    本の中には、今東日本大震災の風化が進んでいるのは現地の子ども世代だと書かれていました。そのような現状もこの本を読まないと気づかなかったでしょう。

    同じ東日本大震災でも、感じたかはその人たちによって違うこともこの本を読まないと気づかなかったでしょう。

    この3人の一つ一つの想いがすごく重みのあるものに感じました。今生きていることがどれだけ大切か。
    もう一度自分で見直すきっかけになりました。

    0
    2020年01月27日

    Posted by ブクログ

    2011年3月11日。沢山の人の命がなくなりました。震災を経験した3人の語り部。目の前で津波にのまれたり、その日を境に家族や友達との別れ、暗闇の恐怖とそれぞれが体験、経験したことが生々しく、当時の恐ろしさがわかります。辛い出来事を経験した子供達だけど、勇気を持ちありのままの事を沢山の人に語り、今後このような辛い思いをする人が少しでも減って欲しい。という思いを大切にしたいですね。

    0
    2019年07月20日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災の日。小学校5年生だった3人が語る、当時のこと。美談ばかりのメディアでは語られない、リアルな内容です。そして、辛い想いを吐き出せない子どもたちを、気にかけて、見守ってほしいというメッセージでもあります。

    0
    2017年03月31日

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