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Posted by ブクログ
東日本大震災当時,小学生だった高校生が,今だからこそ語った「自身の震災体験」。その語りからは,〈小学校高学年はおとなが考えているほど子どもではないこと〉が分かる。自分の体験は,当時は言葉にできないかも知れないが,やはりしっかり心に染みついているのである。
子どもだから,これを見ないであっちに行きなさい。子どもだから○○を優先しますね。しんどいことはおとなに任せて…そういう一見「子どもを守ろうとするおとなの行動」は「子どもを一人前として扱わないおとなの姿勢」として映ることがある。そんなことを感じさせてくれる彼らの証言だった。
ここに出てくる3名は,ある指導者と出会いがあって語り部としての活動を始める。だから,このような立派な著書にもなるのだろう。
しかし,本書の3人のように上手に言葉にできなくても,似たようなことは,東日本大震災だけではなく震災を体験したすべての子どもたちにいえることだということを,わたしたちおとなは忘れてはいけない。
子どもが震災ごっこをする,津波ごっこをする。それを止める必要があるのか。
昔の子どもたちのチャンバラごっことどこが違うのか。
「これはPTSDの現れだ」などと大騒ぎすることは,決して子どもの治癒力を信じた態度ではないだろう。本書を読んで,そんなことにも思いを馳せたわたしであった。
Posted by ブクログ
この本を読んで感じたことは「震災を実際に体験した方の立場になることはできないこと」「災害は自分事として捉えること」この2つです。
自分自身も実際に東北に行って震災遺構やスタディーツアーを行いましたが、その方たちが感じたことをその方の立場になって想像しますが、それはあくまで想像。その方たちが感じたことは何倍何十倍のことです。
けど、実際に行ってそして話を聞くことで、もし自分の周りで災害が起きたときにそのことを思い出して被害を減らす行動は取れると思います。
本の中には、今東日本大震災の風化が進んでいるのは現地の子ども世代だと書かれていました。そのような現状もこの本を読まないと気づかなかったでしょう。
同じ東日本大震災でも、感じたかはその人たちによって違うこともこの本を読まないと気づかなかったでしょう。
この3人の一つ一つの想いがすごく重みのあるものに感じました。今生きていることがどれだけ大切か。
もう一度自分で見直すきっかけになりました。
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