スコット・ベルスキのレビュー一覧
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ネタバレ何か新しいことを始める、変化を起こす。それを望むのであれば、まずアイディアが必要です。しかしながら、アイディアがあるだけでは不十分。アイディアをただ並べるだけでは、単なる妄想にすぎません。アイディアは形にしてこそ意味があるもの。そのために何が必要か。その実現方法が本書には整理されています。内容としては、ピーター・センゲ氏の「出現する未来」や、オットー・シャーマー氏の「U理論」、野中郁次郎氏の「美徳の経営」、スティーブン・R・コビィーの「7つの習慣」に通じるものがあり、かつ実践的な内容が中心となっているので、企画系の仕事をされている方、リーダーシップをとる立場にある方はぜひ一読すること、オススメ
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アイディアは世に出して形にしてこそ価値がある。
優れたアイディアを思いつくことも重要だし、才能あることだが、それよりもはるかに重要なのがきちんと実現する力。というお話。
アイディアを形にするには、整理力、仲間力、統率力が必要だとのこと。
整理力は、単に整理する力というよりも、優れたアイディアの推進力を失わせないための枠組みが重要なのだと理解した。習慣や、気分を高める、かっこよく、愛着の持てる、お気に入りなツールを持つことの重要性は確かに高い。
仲間力、統率力の話は、正直読んでいてどんどんとモチベーションが上がっていくような話ばかりだった。特に琴線に触れたのは、「違いがセレンディピティを生 -
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「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」 ~ トーマス・エジソン
本書の冒頭はこの格言から始まります。
なんだか、どうせアイデアひらめいたって、その後もんのすごい苦労が待っるよっていう、説教じみた例のあの格言ねと一掃されそうですが、本書はアイデアを具体的に形にしていくための努力を体系化したおそらく初めての指南書ではないかと想います。
著者は、TEDと並んで尊敬するプロジェクトのひとつ「99%」の代表スコット・ベロスキ氏です。クリエィティブなアイデアをもつ人達をどうやって実行に導くかというシンクタンクを運営されています。
本書は、せっかく思いついたアイデアを形にするべく以下のポイン -
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タイトルからは「いかにアイデアを作り出すか」を想像させるが、内容は「いかにアイデアを形にしていくか」のハウツもの。「整理力」「仲間力」「統率力」の3点について、著者が接してきた著名人の話を織り交ぜながら、アイデアを形にするためのノウハウを示している。
自分が思いついたアイデアは「世界でウン万人も思いつき、それを実行に移すのは百人程度で、さらに成功するのは一人いないかどうか」と言われる。本書の通り実施しても、必ずや成功するわけではないが、普段の心構えやライフハックのネタとしては、気づきを得ることができた。特に『レファレンスを保存する一番のメリットは、取り散らかったものを減らすことと、心の平穏の2 -
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ネタバレMaking Ideas Happen
Overcoming the Obsatacles Between Vision and Reality
原題が、示すように、アイデアを実現する上での
障害が何か、
それらをどう乗り越えるか、
を記した本。
99%というのは、エジソンの「1%の閃きと99%の汗」からとったものだ。
要するに、努力なくして、閃きを実現することはできないということだが、閃きを受け止める段階とこれを実行しようと決める段階の2つがあり、これが、全く異なる段階だというのは、興味深い。
前者は、連想や啓示といった楽しい時間である一方、後者は、合理性や自制心など努力や意志力が試 -
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アイデアの発想方法ではなく実現方法をテーマに掲げ、整理力、仲間力、統率力という3つのスキルを活用して、いかにアイデアを実現させるか、という内容のノウハウ本
全体的な印象としては、経営ノウハウに近いような内容になっていて、クリエイティブだろうが、経営だろうが、サラリーマンだろうが、本質に迫って行けば、必要となるスキル、考え方、アクションは自ずと1カ所に収斂していくような気がした
個人的には仲間力が特に不足しているので、2章を読み返して仲間力の向上に繋げたい
2章で印象的だった箇所として、「押し売りと感性豊かなマーケティングの違いは、相手を知り、相手を学ぶ過程で、自身の能力を知ってもらうこと -
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そこそこ面白い本でした。この本では、アイデアを思いつくことよりも、それを実行する方が難しく、且つ重要なことだと言っています。その為には、「整理」「仲間」「統率」の力が必要だと。一般的なビジネス本だと、発想力を如何に高めるか、という部分に力点が置かれているものが多いですが、本書はその先の実行力に焦点を当てています。実際その通りで、デザイナーを始めとして、クリエイティブな仕事に携わっている人の多くは、発想力豊かな人は居ても、それをカタチにするのは苦手な場合が多いですね。本書はそんな現状を改善する為の方法が、第一線で活躍する様々な人々へのインタビューを元にしながら書かれています。普段から自分の発想力