志村志保子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
このシリーズが大好きです。最後なんかかぶる話があったけど、一つの料理に一つの物語があって、思い出によって美味しそうだったり苦くなっちゃったり。
食事ってその人が出ると思う。食べ方とかの表面的な事ではなくて。
みんなの思い出の料理は何だろう。
私はもう食べられないおばあちゃんの肉じゃがとババロアが好き。
今でも食べたいけど、あの味は出せない。
風邪で寝込んでる時、爺ちゃんが何故か毎回食べさせる肉まんも。
母さんは小さな頃に岡島で買ってくれた梅ガム。
父さんは何だろ、いろいろありすぎてわかんない。
みんなのその人にまつわる一皿はありますか? -
Posted by ブクログ
猫の譲渡会のエピソードが冒頭に出てきますが、昨今では本書の描写とは異なり、譲渡会で猫をすぐに引き渡すことはなくて、ペット可物件に住んでいるなど飼い主としての条件をそなえていることを確認して書面で確認を取り、後日引き渡しとなることが多いようです。つまり譲渡会は実質的に顔見せ会になります。本編のエピソードは筆者の体験もベースになっているようで、体験当時はそうではない譲渡会もあったのかもしれません。猫を飼い始めてしばらく経ったところで一巻の終わりとなりますが、できればその後のエピソードなども読んでみたいものです。猫との別れなど、志村志保子の視点でどう描写されるのか興味があります。