吉岡大祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは良い本だった! 私の知人が毎年ネパールに行っているけど、それは雄大な自然と文化に触れる為の単なるエトランゼとして。でもこの著者は偶然みたいな動機でネパールに行って、かの地で一番必要なものは下層階級の子供たちへの教育だと一人確信してもがきながら邁進する。彼や支援者や現地の理解者等により蒔いた種が少しずつ大きく実る様子に拍手したい!何故にこんな境遇の子供たちに限ってキラキラ輝いているのでしょう?!そしてここでも支援しているつもりが支えられ教えているつもりが教えられることの何と多いことか!
よくは知らないネパールの現実や根強く残るカースト制度の弊害や日本からの支援母体や三浦雄一郎の関わり等々 -
Posted by ブクログ
人身売買、児童労働、貧困のネパールで学校作りに挑んだ、地元愛媛出身の吉岡大祐さん。鍼灸師の資格をもってネパールへ渡った吉岡さんが見たのは、平和で豊かな
日本にいては想像もできない現実…。
そこから熱い思いと行動力で切り開いていく学校建設・運営の道。「豊かさとは何か」…何をもって豊かと言うのか、考えさせられました。
そして、現代でもやはり女性というだけで、命が保証されない世界があるということが、何より衝撃でした。そんな中でも、たくましく生きる子どもたち。
生まれた場所が違っていれば、私自身もそういう境遇に置かれたのかもしれない。
高校生の課題図書になっているこの本。一人でも多くの人の手に