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トウガラシを体にすりこんで暖をとり、生活のために我が子を売る。
22歳でネパールに渡った著者は、そんな究極の貧困を目の当たりにして衝撃を受ける。
貧困から抜け出すには教育しかない。その支援をしたい。
けれど、自分は教育者でもなければ、社会に出た経験もない。そんな自分に何ができるのか……。
悩み、もがきがらも貧困家庭の就学支援をスタートさせ、
幾多の困難に直面しながらも、2004年「クラーク記念ヒマラヤ小学校」を開校。
その後もネパール大地震や病気(ガン)などに見舞われながらも、
これまで現在200人までに卒業生を送りだしている。
想いさえあれば、人はどこまでも行ける。
ゼロから学校づくりに挑んだ著者の、涙と感動の20年の軌跡。
Posted by ブクログ 2020年11月15日
鍼灸師である著者がネパールで
貧しい子どもたちのために
小学校を作るお話。
とにかく社会のために役立ちたいという
行動力、熱意がすばらしい!!
また、貧困、格差、カーストなど
ネパールの抱えている
問題も知ることができた。
やはり、教育を受けられる機会があるというのは
とてもとても幸せなことだと実...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月02日
これは良い本だった! 私の知人が毎年ネパールに行っているけど、それは雄大な自然と文化に触れる為の単なるエトランゼとして。でもこの著者は偶然みたいな動機でネパールに行って、かの地で一番必要なものは下層階級の子供たちへの教育だと一人確信してもがきながら邁進する。彼や支援者や現地の理解者等により蒔いた種...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月17日
2019年度青少年読書感想文全国コンクール、高等学校の部の課題図書。
近年、仕事に収入よりもやりがいを求める若者が多くなってきていると聞くが、著者の吉岡さんはそこまで深く考えず、22歳でネパールに行ったようだ。
けれど、現地で貧しい人々に出会い、突き動かされていく。
この吉岡さんのご両親の子育て方...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月09日
人身売買、児童労働、貧困のネパールで学校作りに挑んだ、地元愛媛出身の吉岡大祐さん。鍼灸師の資格をもってネパールへ渡った吉岡さんが見たのは、平和で豊かな
日本にいては想像もできない現実…。
そこから熱い思いと行動力で切り開いていく学校建設・運営の道。「豊かさとは何か」…何をもって豊かと言うのか、考...続きを読む
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