伊垣尚人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回の長期的な休校の期間を通して、子どもたちの学びに対する考え方も変わってきたと思う。
諸外国の様子と比べると、日本は圧倒的にICTの普及が遅い。
日本以外の先進国では、自宅にいながらもオンラインでやりとりをしたり、課題に取り組む姿をニュースで見かけることが増えた。
そういったハードの面での整備も必要だが、何よりも「学びたい!」「学ぶことは楽しい!」というソフトの面をこれまでの教育の中で育むことができたのだろうかと問われている。
学校からのICT機器やオンラインでのライセンスの配布がなくても、今は各主要な教育オンラインサービスが無料で様々なコンテンツを提供している。
それらをためして、学ぼうとする子はどれくらい日本にいるんだろうか。
政府が今推し進めているGIGAスクール構想はこれからどうなっていくか分からないかが、間違いなく今後5年以内に一人一台のタブレットPCの普及が広まっていく。
そういった機器を使いこなす情報活用能力ももちろん必要だが、
それよりもまず、本書のように今あるものを活用しながら、学ぶことに対する教師自身の考え方を問い直していく必要がある。
今だからこそ読み直してよかったと思う本だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに、ダブルバインド的な葛藤を感じた。とてもありがたい。
児童の自主性を大切にしつつ、教師の労力を軽減するというふたつの目的を一挙に果たす、とてもよく考えられた取り組みだと思う。
また、やらなければならないことえをバッチリページ、自由な取り組みをワクワクページと呼び、このバランスを取ることを促すという発想もすばらしいと思う。
しかし、読み進むうち、カラフルな児童のページをみれば見るほど、この子たちは何のためにこの調べ学習をしているのだろう?、整理して書かれた折り紙の折り方のページを、苦労して作ったあと、学校でみてもらうのはいいが、その後、誰に見せるのだろう、などの疑問が湧き上がる。
そもそも、計算も漢字も何もかもごちゃまぜになったノートを後で何に使えるというのだろう。自分でも、次の学びの参考に見返すというより、昔の自分を遠い未来から振り返るためだと言ったところだろう。
明らかに消費の学びであり、塔のように高く積み上げることにしか繋がらないと思う。
では、どうするか?
まずは、宿題自体をできる限りなくすことだ。ここ実践は、宿題は出さないとならないものという前提に立っている。それでは、保護者が納得しないというのであれば、自己選択の期間を広げて1週間にA4 1枚の計画表を作ってもらい、そこに必ずしてほしいこと、幅のある選択コースのようなものを入れる。
調べるのは、「協力と役割」 など概念によって提示して、選択の幅は提供するが、あくまでも学校でこ学びに繋がるものに限定する。
また、何も書くことに限定する必要もない。
手伝い、運動、自分で書き込む欄を一つくらいいれるのもいい。
以上、かってな主張をしたが、著者の次の実践にも期待したい。