あらすじ
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小学校教諭向けの一冊。好評の『子どもの力を引き出す自主学習ノートの作り方』(ナツメ社)の続編になります。実際の自主学習ノートを多数掲載し、自主学習ノートとはどんなものなのかが、視覚的、直感的にわかるようになっています。子ども自身が何を勉強するかを決め、その計画に則って作成していくのが「自主学習ノート」です。この宿題とは違う自主学習ノートを続けていけるように、取り組み始めの2週間でやるべきことを詳しく解説しています。特に、自主学習ノートの6つのルール「見開き2ページ」、「ナンバー、日付、時間の記入」、「ふりかえりの記入」、「バッチリメニュー・ワクワクメニューをバランスよく」、「言われる前にやる」「学年×10分」をわかりやすく紹介しています。子どもが実際に作った自主学習ノートを低学年から高学年まで、それぞれ紹介しています。また、「国語」「算数」「理科」「生活」「調べ学習」といったテーマごとのバリエーションも数多く掲載しています。
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Posted by ブクログ
自学をまだ取り組ませたことがなくて参考に読んだ。
何のためにするのか、
何を目指してするのかが明確に書かれていて
なおかつ
どうスタートするのか、どうやるのかという方法もわかりやすい。
とっても参考になる一冊でした。
クラスの子どもたちも頑張って毎日続けられています。
Posted by ブクログ
久しぶりに、ダブルバインド的な葛藤を感じた。とてもありがたい。
児童の自主性を大切にしつつ、教師の労力を軽減するというふたつの目的を一挙に果たす、とてもよく考えられた取り組みだと思う。
また、やらなければならないことえをバッチリページ、自由な取り組みをワクワクページと呼び、このバランスを取ることを促すという発想もすばらしいと思う。
しかし、読み進むうち、カラフルな児童のページをみれば見るほど、この子たちは何のためにこの調べ学習をしているのだろう?、整理して書かれた折り紙の折り方のページを、苦労して作ったあと、学校でみてもらうのはいいが、その後、誰に見せるのだろう、などの疑問が湧き上がる。
そもそも、計算も漢字も何もかもごちゃまぜになったノートを後で何に使えるというのだろう。自分でも、次の学びの参考に見返すというより、昔の自分を遠い未来から振り返るためだと言ったところだろう。
明らかに消費の学びであり、塔のように高く積み上げることにしか繋がらないと思う。
では、どうするか?
まずは、宿題自体をできる限りなくすことだ。ここ実践は、宿題は出さないとならないものという前提に立っている。それでは、保護者が納得しないというのであれば、自己選択の期間を広げて1週間にA4 1枚の計画表を作ってもらい、そこに必ずしてほしいこと、幅のある選択コースのようなものを入れる。
調べるのは、「協力と役割」 など概念によって提示して、選択の幅は提供するが、あくまでも学校でこ学びに繋がるものに限定する。
また、何も書くことに限定する必要もない。
手伝い、運動、自分で書き込む欄を一つくらいいれるのもいい。
以上、かってな主張をしたが、著者の次の実践にも期待したい。