フィリップ・リーヴのレビュー一覧

  • 廃墟都市の復活 上

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    移動都市シリーズ完結編
    新たなキャラ、一部で登場した古いキャラ、みなキャラがたっていて、魅力的です。
    トムのパワーが落ちていますが、娘と二人でいい感じです。
    下巻に続く

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    2024年05月30日
  • 掠奪都市の黄金

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    移動都市の第二部
    移動都市のエネルギーそのままに最初から最後まで、飛ばします。久々に力強いエネルギーを小説からもらった気がした。設定も登場人物もいいっす。

    次の部も期待。

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    2024年05月22日
  • アーサー王ここに眠る

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    ・フィリップ・リーヴ 「アーサー王ここに眠る」(創元推理文庫)は新たなるアーサー王の物語である。時と場 所は500年頃のブリテン島南西部、「お互いが小競り合いをくりかえして(中略)丘陵地帯の小さな王に仕えてい」(28頁)たり、「大王に仕えているものもある。または自分らの長にしか忠誠を誓わず、土地を持たない小さい集団もあって、そいつらはど こでも略奪し、土地を荒らす。」(同前)そんな時代のアーサー王の物語である。これを語るのは吟遊詩人のミルディン、聞き手は主人公の少女グウィナである。ミルディンに言はせれば「アーサーの一団もそんなやつらだ。」(同前)といふわけで、アーサー王がアー サー王伝説の王と

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    2021年10月03日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ヘスターがまたトムと一緒になれて良かった。いろんなことがあって、ヘスターはひどいことをしたけど、でもトムのことがずっと好きだった。ヘスターは、強くて、勇敢で、美しい。トムは、優しすぎるし、無茶なこともするけれども、二人がこういうふうな終わりを迎えたことは良かったと思う。
    時代は変わっても、人々の暮らしは、その時々に合わせて、続いていく。トムとヘスターの体は土にかえり、レンとセオの子供は成長して、そしてその子供も死んでゆき、移動都市時代の記憶が失われても、命はめぐり、世界はあり続ける。
    人間のあやまちは何度でも繰り返され、その度は世界はボロボロになり、いつか人間が住めない世界になるかもしれない。

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    2020年01月18日
  • 廃墟都市の復活 上

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    オイノーネ・ゼロの印象がずいぶん変わった。
    そして、懐かしのロンドン。
    ペニーロイヤルは、ついに年貢の納め時か?

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    2020年01月18日
  • 移動都市

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    映画を観て原作が気になり手に取りました。
    壮大な世界観が素晴らしい!
    登場人物のキャラクターや背景、ストーリーもやはり映画とは異なり、登場人物それぞれに好感を持てました!のんびり続きも読みたいと思います。

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    2020年01月07日
  • 氷上都市の秘宝

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    ネタバレ

    トムは優しすぎる。
    それに対してヘスターは、ヴァレンタインの娘であることに囚われ、過去の裏切りもトムに言えず、自分の冷酷さを持て余しているようにも見える。
    トムはすべてを受け入れてヘスターを選ぶのかどうか。ヘスターとレンの関係も修復できるのかどうか。
    トムとレンとぺニーロイヤル、ヘスターとシュライク、フィッシュケーキとファン、ゼロとグリーンストームたち。それぞれがバラバラになって、これからどう展開していくのか。
    ヘスターには幸せになってもらいたいけれど、トムにはヘスターを選ぶだけの明確な理由が必要なのだろうな、と思う。子はかすがいと言うけれど、この場合、むしろレンがいない方が話は簡単だった気が

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    2019年11月25日
  • 掠奪都市の黄金

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    ネタバレ

    ヘスターの嫉妬から、トムとヘスターそれぞれが問題に巻き込まれて、でも、別々の出来事が絡み合った末に大団円。トムが撃たれた時は、どうなることかと冷や冷やした。
    トムとヘスターは全然違う。性格も、容姿の美醜も、行動力も。でも違うからこそ、二人は二人でいられるのだろう。いやむしろ、そうであってほしいと思う。トムが結局はヘスターを選んだように、これからもそうであってほしい。
    ヴァレンタインの娘であることを受け入れた、ヘスターの強さ。トムを手に入れるために、無茶なこともしてしまう一途さ。ヘスターの性格は、決して良くはないけれど、そういう駄目さに惹かれる。

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    2019年10月31日
  • 移動都市

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    ネタバレ

    面白かった。登場人物の名前とか固有名詞とか、覚えにくかったけれど。
    人間は裏切る。良い人そうに見えても、良い人ってわけじゃない。それぞれがそれぞれの考えのもとに行動している、と言えばそれまでだけれども。それでも信じて、裏切られて。トム自身も、たくさんの人を殺す結果になり、英雄ではない。それでもヘスターの言葉が救いになる。あんたは英雄じゃないし、あたしは美少女じゃない、でも一緒にいる。
    人間である限り、すべての者が悪なのだろう。メドゥーサを生み出した古代人も、それを使って攻撃しようとするクロームも、ヴァレンタインを殺そうとするヘスターも、結局何も出来ずにヘスターを助けるキャサリンも。すべては繋が

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    2019年03月31日
  • 掠奪都市の黄金

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    移動都市シリーズ第2弾!
    ヘスターとトムのメロドラマ感が強く出てきた本作。ヘスターの嫉妬からはじまる一連のトラブル(なんだかんだへスターってトラブルメーカーだなぁ)に、「どーなるんだこれは…」と、正直呆れる思いでしたが、なんとか大団円(?)で締め括られてよかったよかった。この勢いはとても好きです。第3弾にも期待!

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    2019年02月23日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ネタバレ

    先に上巻に書いちゃったのでコピペ。

    待ちに待った新作!
    待ちすぎて、これまでのお話し忘れちゃったよ……。

    ということで読み始めたのだけど、物語としては間違いなく面白い!
    ただ、やっぱり経緯が記憶から薄れていて、読んでいてもどかしい気持ちになること多々。
    やっぱり前作から読み返してから読むべきだったか……。

    とにかく、このシリーズはヘスターに尽きるわけです。
    「移動都市」を読んだ時に、そのキャラクターに撃ち抜かれて、大好きなのです。
    物語史上で、最高のヤンデレだと思います。

    なので、なんかとても納得感のある終わりでした。
    呆気ない感じもしたけど、まあ、海外作品ってそういう終わり方多いし。

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    2018年12月13日
  • 廃墟都市の復活 上

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    ネタバレ

    待ちに待った新作!
    待ちすぎて、これまでのお話し忘れちゃったよ……。

    ということで読み始めたのだけど、物語としては間違いなく面白い!
    ただ、やっぱり経緯が記憶から薄れていて、読んでいてもどかしい気持ちになること多々。
    やっぱり前作から読み返してから読むべきだったか……。

    とにかく、このシリーズはヘスターに尽きるわけです。
    「移動都市」を読んだ時に、そのキャラクターに撃ち抜かれて、大好きなのです。
    物語史上で、最高のヤンデレだと思います。

    なので、なんかとても納得感のある終わりでした。
    呆気ない感じもしたけど、まあ、海外作品ってそういう終わり方多いし。

    未訳のシリーズも沢山あるみたいだけ

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    2018年12月13日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ジュブナイルな本はさっさと早く邦訳出さなきゃダメじゃないかー。ローティーンの時に「移動都市」を読んだ我が子に続き出たけど読む?と聞いたらそんなの興味無いと言われちゃったよ。。。

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    2018年12月07日
  • 移動都市

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    『SFが読みたい!2007年版』の書評の中に、「宮崎アニメを感じさせるような作品」といったようなコピーがあったので読んでみたのですが、実際におもしろいです!
    確かに雰囲気は、宮崎駿の世界に通じるものがあります。なかでも「天空の城ラピュタ」に近いと思います。

    でも、宮崎駿よりももうちょっと硬質でバイオレンスアクションもあるので、そういう意味では大友克洋の作品、とりわけ「スチームボーイ」あたりにも似ています。
    ロンドンという名の移動都市、蒸気機関?による動力、飛行船、階級社会とそれが如実に表れた都市構造、といった舞台設定はどことなく19世紀のイギリス風です。

    背景の異なる少年と少女が出会い、そ

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    2012年01月08日
  • アーサー王ここに眠る

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    ネタバレ

    とある少女と詩人が協力してアーサー像を作り上げる話。彼女から見たアーサーはとても傲慢で欲深。なにかを成し遂げるなど期待は出来なそうで実際できない。
    少女もなかなか幸せになれず波瀾万丈。詩人に巻き込まれてハードな人生を歩むことになります。夢見るだけじゃなく、ちょっとくらい恋愛とかそういう時間くらいあってもと思うくらい、なかなかかわいそうでした。

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    2024年11月01日
  • 氷上都市の秘宝

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    第二部から16年・・・
    大人になった主人公たち、こんどの主役は世代交代して娘。
    自分が親になった視線でも楽しめるし、若いころを思い出し「ああ、わかるなぁ」と感慨深くなったり。
    最後までスピード感たっぷりで、飽きさせない物語です。
    結構、バリバリのSF感がいいです。

    次巻はいよいよ、最終巻・・・。
    楽しみであり、終わってほしくないという気持ちも。

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    2024年05月29日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ネタバレ

    随分と、随分と時間を空けて読んだため記憶があいまい。
    三部作の集大成で、過去作の復習が必須の作品。

    広げた風呂敷はすべて奇麗にたたまれているが、当シリーズ一番のSF設定である移動都市が最終的に否定されてしまうのは物悲しいものがある。

    というか、最後は悲劇なのである。
    児童文学ではなかったのか??
    愛情深い悪逆非道のへスターが最後あれで良いのか?

    私は納得がいかない。
    美しい着地はシリーズ変わらないが、このような終着点はウィットに富んだこのシリーズにはふさわしくなかったように思う。

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    2023年06月09日
  • 移動都市

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    良かった。ヒロインが意外。
    可愛い子と決まっていないのだね。
    冒頭で、ミッキーとプルートを動物の頭をしたアメリカの古き神々っていう一説があって、上手い!!
    ラストはちょいと悲しい。
    バレンタインがなぜそこまで養女の幸せを願ったのかはよくわからんかった

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    2020年02月18日
  • 移動都市

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    わくわくするような設定。スチームパンク風なのかなぁと勝手に想像。
    ストーリーは王道。4部作のうちの第1作ということだけど、この先も読み進めるかは・・・

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    2019年04月15日
  • 移動都市

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    戦争で文明が崩壊した未来。都市はタイヤかキャタピラーを履いて移動するようになり、さらに他の移動都市を狩って資源を確保するいうSFというよりファンタジーな設定。親の復讐をしようとする少女を助ける少年の冒険活劇です。わりと爽快。ジブリでアニメにしたら良いですよ。

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    2015年01月23日