フィリップ・リーヴのレビュー一覧

  • 廃墟都市の復活 上

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    オイノーネ・ゼロの印象がずいぶん変わった。
    そして、懐かしのロンドン。
    ペニーロイヤルは、ついに年貢の納め時か?

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    2020年01月18日
  • 移動都市

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    映画を観て原作が気になり手に取りました。
    壮大な世界観が素晴らしい!
    登場人物のキャラクターや背景、ストーリーもやはり映画とは異なり、登場人物それぞれに好感を持てました!のんびり続きも読みたいと思います。

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    2020年01月07日
  • 氷上都市の秘宝

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    ネタバレ

    トムは優しすぎる。
    それに対してヘスターは、ヴァレンタインの娘であることに囚われ、過去の裏切りもトムに言えず、自分の冷酷さを持て余しているようにも見える。
    トムはすべてを受け入れてヘスターを選ぶのかどうか。ヘスターとレンの関係も修復できるのかどうか。
    トムとレンとぺニーロイヤル、ヘスターとシュライク、フィッシュケーキとファン、ゼロとグリーンストームたち。それぞれがバラバラになって、これからどう展開していくのか。
    ヘスターには幸せになってもらいたいけれど、トムにはヘスターを選ぶだけの明確な理由が必要なのだろうな、と思う。子はかすがいと言うけれど、この場合、むしろレンがいない方が話は簡単だった気が

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    2019年11月25日
  • 掠奪都市の黄金

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    ネタバレ

    ヘスターの嫉妬から、トムとヘスターそれぞれが問題に巻き込まれて、でも、別々の出来事が絡み合った末に大団円。トムが撃たれた時は、どうなることかと冷や冷やした。
    トムとヘスターは全然違う。性格も、容姿の美醜も、行動力も。でも違うからこそ、二人は二人でいられるのだろう。いやむしろ、そうであってほしいと思う。トムが結局はヘスターを選んだように、これからもそうであってほしい。
    ヴァレンタインの娘であることを受け入れた、ヘスターの強さ。トムを手に入れるために、無茶なこともしてしまう一途さ。ヘスターの性格は、決して良くはないけれど、そういう駄目さに惹かれる。

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    2019年10月31日
  • 移動都市

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    ネタバレ

    面白かった。登場人物の名前とか固有名詞とか、覚えにくかったけれど。
    人間は裏切る。良い人そうに見えても、良い人ってわけじゃない。それぞれがそれぞれの考えのもとに行動している、と言えばそれまでだけれども。それでも信じて、裏切られて。トム自身も、たくさんの人を殺す結果になり、英雄ではない。それでもヘスターの言葉が救いになる。あんたは英雄じゃないし、あたしは美少女じゃない、でも一緒にいる。
    人間である限り、すべての者が悪なのだろう。メドゥーサを生み出した古代人も、それを使って攻撃しようとするクロームも、ヴァレンタインを殺そうとするヘスターも、結局何も出来ずにヘスターを助けるキャサリンも。すべては繋が

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    2019年03月31日
  • 掠奪都市の黄金

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    移動都市シリーズ第2弾!
    ヘスターとトムのメロドラマ感が強く出てきた本作。ヘスターの嫉妬からはじまる一連のトラブル(なんだかんだへスターってトラブルメーカーだなぁ)に、「どーなるんだこれは…」と、正直呆れる思いでしたが、なんとか大団円(?)で締め括られてよかったよかった。この勢いはとても好きです。第3弾にも期待!

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    2019年02月23日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ネタバレ

    先に上巻に書いちゃったのでコピペ。

    待ちに待った新作!
    待ちすぎて、これまでのお話し忘れちゃったよ……。

    ということで読み始めたのだけど、物語としては間違いなく面白い!
    ただ、やっぱり経緯が記憶から薄れていて、読んでいてもどかしい気持ちになること多々。
    やっぱり前作から読み返してから読むべきだったか……。

    とにかく、このシリーズはヘスターに尽きるわけです。
    「移動都市」を読んだ時に、そのキャラクターに撃ち抜かれて、大好きなのです。
    物語史上で、最高のヤンデレだと思います。

    なので、なんかとても納得感のある終わりでした。
    呆気ない感じもしたけど、まあ、海外作品ってそういう終わり方多いし。

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    2018年12月13日
  • 廃墟都市の復活 上

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    ネタバレ

    待ちに待った新作!
    待ちすぎて、これまでのお話し忘れちゃったよ……。

    ということで読み始めたのだけど、物語としては間違いなく面白い!
    ただ、やっぱり経緯が記憶から薄れていて、読んでいてもどかしい気持ちになること多々。
    やっぱり前作から読み返してから読むべきだったか……。

    とにかく、このシリーズはヘスターに尽きるわけです。
    「移動都市」を読んだ時に、そのキャラクターに撃ち抜かれて、大好きなのです。
    物語史上で、最高のヤンデレだと思います。

    なので、なんかとても納得感のある終わりでした。
    呆気ない感じもしたけど、まあ、海外作品ってそういう終わり方多いし。

    未訳のシリーズも沢山あるみたいだけ

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    2018年12月13日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ジュブナイルな本はさっさと早く邦訳出さなきゃダメじゃないかー。ローティーンの時に「移動都市」を読んだ我が子に続き出たけど読む?と聞いたらそんなの興味無いと言われちゃったよ。。。

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    2018年12月07日
  • 移動都市

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    『SFが読みたい!2007年版』の書評の中に、「宮崎アニメを感じさせるような作品」といったようなコピーがあったので読んでみたのですが、実際におもしろいです!
    確かに雰囲気は、宮崎駿の世界に通じるものがあります。なかでも「天空の城ラピュタ」に近いと思います。

    でも、宮崎駿よりももうちょっと硬質でバイオレンスアクションもあるので、そういう意味では大友克洋の作品、とりわけ「スチームボーイ」あたりにも似ています。
    ロンドンという名の移動都市、蒸気機関?による動力、飛行船、階級社会とそれが如実に表れた都市構造、といった舞台設定はどことなく19世紀のイギリス風です。

    背景の異なる少年と少女が出会い、そ

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    2012年01月08日
  • アーサー王ここに眠る

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    ネタバレ

    とある少女と詩人が協力してアーサー像を作り上げる話。彼女から見たアーサーはとても傲慢で欲深。なにかを成し遂げるなど期待は出来なそうで実際できない。
    少女もなかなか幸せになれず波瀾万丈。詩人に巻き込まれてハードな人生を歩むことになります。夢見るだけじゃなく、ちょっとくらい恋愛とかそういう時間くらいあってもと思うくらい、なかなかかわいそうでした。

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    2024年11月01日
  • 氷上都市の秘宝

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    第二部から16年・・・
    大人になった主人公たち、こんどの主役は世代交代して娘。
    自分が親になった視線でも楽しめるし、若いころを思い出し「ああ、わかるなぁ」と感慨深くなったり。
    最後までスピード感たっぷりで、飽きさせない物語です。
    結構、バリバリのSF感がいいです。

    次巻はいよいよ、最終巻・・・。
    楽しみであり、終わってほしくないという気持ちも。

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    2024年05月29日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ネタバレ

    随分と、随分と時間を空けて読んだため記憶があいまい。
    三部作の集大成で、過去作の復習が必須の作品。

    広げた風呂敷はすべて奇麗にたたまれているが、当シリーズ一番のSF設定である移動都市が最終的に否定されてしまうのは物悲しいものがある。

    というか、最後は悲劇なのである。
    児童文学ではなかったのか??
    愛情深い悪逆非道のへスターが最後あれで良いのか?

    私は納得がいかない。
    美しい着地はシリーズ変わらないが、このような終着点はウィットに富んだこのシリーズにはふさわしくなかったように思う。

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    2023年06月09日
  • 移動都市

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    良かった。ヒロインが意外。
    可愛い子と決まっていないのだね。
    冒頭で、ミッキーとプルートを動物の頭をしたアメリカの古き神々っていう一説があって、上手い!!
    ラストはちょいと悲しい。
    バレンタインがなぜそこまで養女の幸せを願ったのかはよくわからんかった

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    2020年02月18日
  • 移動都市

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    わくわくするような設定。スチームパンク風なのかなぁと勝手に想像。
    ストーリーは王道。4部作のうちの第1作ということだけど、この先も読み進めるかは・・・

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    2019年04月15日
  • 移動都市

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    戦争で文明が崩壊した未来。都市はタイヤかキャタピラーを履いて移動するようになり、さらに他の移動都市を狩って資源を確保するいうSFというよりファンタジーな設定。親の復讐をしようとする少女を助ける少年の冒険活劇です。わりと爽快。ジブリでアニメにしたら良いですよ。

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    2015年01月23日
  • 掠奪都市の黄金

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    星雲賞受賞の『移動都市』の続編。
    前作はトムの物語だったけれど、
    今回はどちらかといえばへスターの物語。

    前半の容姿に似合わぬ乙女ぶりと、
    後半の鬼畜ぶりのギャップに悶える。

    しかしトムの恋心には頭が下がる。
    吊り橋効果といえど、相手のへスターは
    「斜めに走る刀傷のせいで片目と鼻の大部分を失い、
    唇はねじ曲がって欠けた歯がむき出しになっている。」
    つい出来心から浮気したフレイアについても
    「お風呂に入らないふとっちょ。」
    外見を気にしない心の清らかな主人公。

    今回も主人公たちだけではなく、
    いろんな人たちを巻き込んで騒動が発展していきます。
    物語が一本線ではないところが魅力。

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    2012年11月13日
  • 移動都市

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    ジブリのアニメ映画のような冒険活劇。
    人物の描写が浅く、
    物語はポンポンと進むが、
    状況の描写も薄く、端折った感じ。
    都市自然淘汰主義者も、
    大量破壊兵器はダメなのか?
    物語の世界にうまく入っていけなかった。

    2007 年 第38回星雲賞海外部門受賞作品。

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    2012年08月03日
  • 移動都市

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    文明が崩壊した未来。移動都市が現れ、都市間の淘汰を始めた。他の都市をエネルギーとして消費するために、狩るというシステム。奇抜なアイデアである。ストーリーとしては、親を殺された少女の復讐をたすける主人公の少年のアドベンチャーストーリー。場面転換も早いし、意外と面白い作品。ジブリ映画の原作になりそうな一冊でした。

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    2010年10月27日
  • 氷上都市の秘宝

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    へスターがお母さんて、想像がつかなかったけれど、サラ・コナー(『サラ・コナー・クロニクル』)よりもタフで相手に容赦なしなところが怖い。このシリーズ、三部作だと思ったら、いつのまにか四部作になってるし。大団円となるのだろうか?

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    2010年03月23日