秋竹サラダのレビュー一覧

  • 祭火小夜の後悔

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    3章の短編が祭火小夜という少女を軸に展開し、最後に収束する。ホラーの醍醐味の一つである、未知なるものに皆で立ち向かう、という点において素晴らしい。トリックも巧みで、仮に気づいたとて面白い。

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    2025年01月02日
  • 祭火小夜の再会

    購入済み

    おすすめじわじわ微ホラー

    ホラーテイストではあるけれどもえげつないホラーもグロもない微ホラー作品なので、ホラー苦手だという人でも読み進められる作品。
    まあ本作「再会」は二作目であるからして、一作目「後悔」読了を前提としたレビューをば……。

    まず私の先入観としては「一作目に勝る続編はない」。
    もっとも、それでも二作目を手に取ったのは、一作目時点で「各話のエピソード」とその中に散りばめられた「一冊を通してのエピソード」に惹かれたためなのですが。

    二作目「再会」は、私のその先入観を超えてきた。
    違和感や疑念を抱えながら読み進めた物語後半、じわじわと存在感を増してきた静かなホラーが背中を捉えるような感覚。

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    2020年12月31日
  • 祭火小夜の再会

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    ホラー好きでない人にも是非読んで欲しい!(そんなに怖くはないので…)間違いなく良作です。

    あぁ、でももし読まれるなら、まずは一作目からがお勧め。

    前作を読んで、知らない作家さんだったのだけれど、とても面白かったので今回再度手に取ってみたら、何もかもが更に進化していました。
    とっても巧い!

    昔、『ゲゲゲの鬼太郎』の第2シーズンに時々、子供心にとても切なくなる回があったんだけど、久しぶりにそれに近い感情を思い出しました。

    頑張って欲しい作家さんです。

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    2020年09月19日
  • 祭火小夜の後悔

    ネタバレ 購入済み

    読みやすい

    テンポ良く読み進めることができる。
    最後は展開が読めてしまったが、楽しめた。

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    2020年04月21日
  • 祭火小夜の再会

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    ネタバレ

     ある雑木林に行ってから自分の身体の異変を感じるようになった浦沢圭香は不思議な雰囲気の同級生・祭火小夜に助けを求め、それから自分の過去で起きた怪異を振り返っていく四つの短編が収録されたホラーで、人間を虜にする花や謎の包帯男、あまりにも酷似しているもう一人の自分などそれぞれの怪異を紐解いていくにつれて明らかになる真相に切なくなるも二人の揺るがない友情は心底素晴らしいものだった。

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    2025年05月27日
  • 祭火小夜の後悔

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     毎晩夢に現れる巨大なムカデに憑かれた男子高校生や幼少期に「しげとら」と取引しその取り立てに怯える女子高生に不思議な雰囲気の少女・祭火小夜が助言を与える連作短編集で、1~3話を経て4話で明かされる小夜が抱える秘密の正体が予想だにしないもので驚かされた。

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    2025年05月10日
  • 祭火小夜の後悔

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    怪異や妖怪、幽霊といった類のものが好きなのでとてもスラスラ読めた。怖くはないが面白かった。
    最後の兄のお話はなるほどなぁと思ったし、薄々勘付いてはいたがお兄さんがいい人だなぁって思った。
    あと小夜ちゃんがかわいい。

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    2023年03月16日
  • 祭火小夜の後悔

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    ネタバレ

    シンプルに車を持ってる大人が頼りになる世界
    実質竹中先生の後悔

    前半の短編3つで祭火小夜の助言によって救われた人たちが後半の中編で救う側に回るシステム
    どちらかというと前半の雰囲気の方が好き

    ムカデ編で浅井くんの従兄弟が伝えるべき情報をあえて伝えなかったのは何が目的なんだよ
    跡取りレースから脱落させようとしてんのか?

    しげとら編は名前の由来と疑心暗鬼にさせるしげとらチェックが面白い
    悩み相談した瞬間に裏切られるのたまらん

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    2022年07月12日
  • 祭火小夜の再会

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    ネタバレ

    途中あんまり面白くないかなぁーと気にせず読んでいたら最後の話で納得。
    最初の話の最後もう一度読んでしまう。
    怖くないホラー

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    2022年06月30日
  • 祭火小夜の後悔

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    不可思議な体験にアドバイスをしてくれる少女とそれに助けられた人々の物語。彼女自身が一番の不可思議か?
    綺麗に纏っている感じ。
    続編…というか、短編集とかあったら読みたいかも。小夜ちゃんが可愛い❤️

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    2022年05月13日
  • 祭火小夜の後悔

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    ネタバレ

    読みやすくてライトな感じ。

    第3話までの短編があって、第4話になる。色々とヒントが早いうちから出てくるので、早々に何が起こっているか察してしまうかも。ミステリーではなく、ホラーなので、それでも良いのかもなのですが、もうちょっとお話に振り回されたかった。

    祭りの夜、という特別な雰囲気のありそうな設定なのに、祭りの描写が案外なくて、中秋の名月でも冬至でも……いや、うん、祭りの夜。登場人物たちもわりとザックリ思考な人たちなので、身の危険を感じているのか、心配になりつつ読んだ。

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    2022年03月12日
  • 祭火小夜の後悔

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    ● 短話が綺麗にまとまっている

    怪異と人間の対峙が短編形式で描かれている本作。

    一本一本の物語の分量がちょうど良く、
    まとまりがある。

    怪異に対する忌避感や恐怖感はあまり強くなく、法則のある不思議な生き物という捉え方がメイン。

    登場人物は、等身大で馴染みやすい。
    行動理念も共感できる。

    ホラー小説の中では
    突出した作品ではないかもしれないが、
    丁度良い面白さで読みやすい

    怖いだけがホラー小説の魅力ではない

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    2022年02月10日
  • 祭火小夜の再会

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    ううーん。前巻が面白かったから読んでみたけど微妙だった…理由は恐らく、浦沢さんの存在…終始違和感を感じるのは作者の意図だろうけど、それ以上に彼女のキャラクターがよろしくない。理屈っぽくて淡々としててこの物語に合わない…

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    2021年03月10日
  • 祭火小夜の後悔

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    普段ならば自ら選ばないかなという本でしたがbooktuberさんが紹介していたのでなんとなく読みました。
    想像よりも面白かったです。全4編の連作短編集で先に進むほどにストーリーのボリュームも大きくなるような構成なので先が知りたくてついいっきに読んでしまいます。そして続編も読みたくなります。
    幽霊ではなくて化け物の話。最終話である程度小夜のバックグラウンドが明らかになります。
    読後感が悪いということもなくて怖すぎることもないです。

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    2021年02月07日
  • 祭火小夜の後悔

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    不気味な描写の中に、どことなくおかしさもある怪異から一転、終盤はまさに命を懸けた鬼ごっこの様相を呈する、日本ホラー小説大賞、最後の大賞受賞作品。

    ひっくり返された教室の床板、夜毎追いかけてくる巨大なムカデ、取引した人間を消すほどの力を持つ謎の存在「しげとら」
    それぞれの怪異に翻弄される人々の前に現れるのは、怪異現象に詳しい美少女、祭火小夜(まつりびさや)。前半の三編ではそれぞれの視点から、怪異と小夜の活躍が描かれます。

    民話や伝承にありそうな怪異を、巧く現代に落とし込んでいると思います。床下に潜むもの、巨大なムカデの気味悪さもさることながら、三話目「しげとら」の10年間に及ぶ物語は、語り手

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    2021年02月02日
  • 祭火小夜の再会

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    ネタバレ

    なかなか切ない友情物語だった(´;ω;`)
    ホラーという感じよりも怪異を描いている作品に近いと思ったのですが……。
    できれば、長くシリーズが続いてくれるととてもうれしい。

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    2020年07月26日
  • 祭火小夜の後悔

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    ネタバレ

    短編が集まって一つの作品になるのは、最近の傾向かもしれませんね。読むこちらとしては、負担は少ないと思います。
    最後まで小夜が何者かわからないのもいい(^^)
    現在、続編を読んでいます。

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    2020年07月26日