ミランダ・ジュライのレビュー一覧

  • 最初の悪い男

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    「ミランダジュライに共感する」と認めるのは自分には大きな敗北なんであるが、何を根拠に敵認定して土俵(一人相撲)に上がっているんだ自分わ、と考えた。共感力吸引力包容力母性。本の女性主人公42歳にすごい共感させられてしまって、十分に自分は手綱を閉めてるつもりなんだよ。しかし好意を持っている男性に匂わされたりなんかして振り回されてない振りを演じつつ、やっぱり一人相撲だった所なんかねー。ししゃもの頭位にげえな。イタい女表記されるも、自分もイタさではトゲニャンと争っている位なので、よくわからなかった。

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    2020年07月10日
  • 最初の悪い男

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    この人の文章は短編の方が好きかもしれない。
    前半は何一つ共感できなくてどうしようと思いましたが、ぐいぐい読ませる力。そして何とも予想外で、奇妙に輝く人生。

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    2020年05月03日
  • 最初の悪い男

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    これもまた奇書。

    前半は空回りが激しいイタイ中年女性のひとりコメディ。
    しかし、中盤以降物語の性質が一気にかわる。

    本当に同じ主人公なんだろうか、同じ物語なんだろうかと不思議な感覚になる。

    中学生が一気に大人になる様を見ているようだ。

    孤独、親、妊娠と出産、子育て、そして死の物語なんだろうとは思う。

    しかしこの物語に重みはなく、どこか軽薄なところが好みが分かれるところなんだろうか。

    中盤、物語の転換場面で思わず、えっ、と声が出てしまったけれど、その他の部分で面白みはあまりないかもしれない。

    その他、胡散臭いセラピーやら主人公が勤務する存在意義不明の財団(税金控除対策なんだろうけど)が米国都市部在住のアッパーミドルカルチャーっぽく笑いどころのはずが笑えない。

    これでお金を稼げるのが信じられないけれどそれが米国のアッパーミドルという人たちなんだろう。
    日本も同じような気もするが・・。

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    2020年04月29日
  • 最初の悪い男

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    寂しくて孤独でストレスをためていて、他人に愛されたい。おそらく皆がそれらを抱えているのだろうが、上手に処理できる者、見て見ぬふりができる者、一切気づかないで人生を終えることができる者が、この世間では多数派だ。ただ、どうにもできずに苦しむ者は確かに存在する。彼らはいつも泣きながら、周りからみたら滑稽なやり方で不器用に生きるしかない。私はそんな彼らがどうしても好きだ。

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    2019年08月31日
  • 最初の悪い男

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    『いちばんここに似合う人』を読んだ時にはついていけなかった、一種の奇妙さを、今は少し楽しめるようになった。OK、まあこんなこともあるよね、というふうに。
    母性に自然に目覚めるのではなくそれを獲得する物語でもあるし、妄想に囲われた世界の「最初の悪い男」から抜け出す物語でもあるし、シェリルが何度も奇妙な方法で脱皮して新しい自分になっていく様子が面白かった。それも過去と決別するやり方ではなくて、すべてが繋がっていながら少しずつの変化なのが心地よかった。
    ただ性的な描写があまりに多かったのはウッてなってしまったな。

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    2019年05月02日
  • いちばんここに似合う人

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    この人は2番である。同じく私も多分2番チームだと思う。「ほんっと訳わかんないんですけど、いい加減にしてくれる?」(世の中の声)今から説明しまあす。1番チームはアンナカヴァン隊長率いる、病気チーム。ヴァージニアウルフ、太宰治などが所属します。2番は「天然」として、一応は社会生活おくれるチーム。しかし一緒にいる人は理解が必要。3番は「不思議ちゃん」チーム。いわゆる偽者。サブカルまがいとか、なんとなくオシャレはここの人達が作ってます。色々書こうと思ったらスペース無くなった。無念。

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    2019年01月27日
  • いちばんここに似合う人

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    皆、孤独を抱えて、手を伸ばしている。

    滑稽で、哀しい、けれど、愛おしい。繊細な味わいの短編集だった。孤独を誇示するのでもなく、強がるのでもなく、それを自分として、つながりたいと手を伸ばす人たち。たとえ、うまく生きられなくても、不幸とは呼ばない。

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    2019年01月12日
  • いちばんここに似合う人

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     「江國香織が帯を書いている本をあなたが読むなんて・・・」という妻の言葉通り、私のストライクゾーンから少し外れていたようだ。
     それぞれの短編で、少し独特な主人公たちが孤独と疎外感と、わずかな人とのつながりを握りしめている物語だ。時にあっさりと握りしめている手を緩め、一人で歩いていく。寂しい?寂しくない?いや、そういう問題ではなく、それが彼女であり、彼なのだ。
     おっさんゆえ主人公への感情移入は難しいが、妙に気にかかる主人公たちではある。

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    2018年12月11日