ティエン・ツォのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サブスクリプションとは、日本語で『定額利用』。企業が製品やサービスを売り切るのではなく、消費者に定額料金で貸し出す。『所有から利用へ』という消費形態の変化に対応し、急速に広がっている。
売り切りとは違い解約というリスクがある。
従来の売り切り型からサブスク型へ移行するのにはそれなりのコストもかかるし、売り上げは一時的に下がる。
企業は常に新しいコンテンツを提供し、顧客を満足させる必要がある。
サブスクリプションの強みは顧客の利用状況を把握することができ、改善できる点にある。
顧客の動きを分析し、顧客目線で商品を提供したり適切な料金を設定したりすることで、顧客離れを防ぎ、定期的に収益を得ることができる。
顧客としても初期投資が少額で済むし、メンテナンスも不要であるので便利な点は多いのだ。 -
Posted by ブクログ
サブスクリプション化できないものはないというものの、リアル系はなかなかマネタイズが難しいと思う。。。
リースは利用者を特定のクルマに縛りつけるが、サブスクリプションではさまざまな車種に乗ることができる可能性がある。…サブスクリプションでは、クルマを持つことに伴う厄介な側面(登録、保険、保守)は気にしなくてもよい。
でも、サブスクリプション・モデルなら収益は予測可能だ。そんなことができる航空会社はありません。彼らは飛行機のドアが閉まるまで、そのフライトが赤字か黒字かさえわからないのですから(でも飛ばなくてはならないことははっきりしている!)。サブスクリプションのおかげで、われわれは毎月の初めに収益がいくらか、正確にわかります。提供可能なフライト数もわかっているので、オペレーションを効率的に行うことができる。航空業界において、このようなインサイトは魔法といってもよいでしょう。
なぜ、読者もパブリッシャーも、広告ベースのビジネスモデルではなく、有料コンテンツの定期購読サービスのビジネスモデルに切り替えたのか?理由はいくつかあるが、先々の広告収入の見通しが立たないことが大きな理由だ。…
第1に、誰も広告を好んでいない。…
第2に、デジタル広告はビジネスの観点からはあまり意味がない。というのも、インタラクティブ・アドバタイジング・ビューローによると、2016年に支出された全オンライン広告費の49%がグーグルに、40%がフェイスブックに渡っており、残り11%をその他すべての企業が分け合っているという現状だからである。…
最後に、広告はコンテンツの提供者をいつの間にかクリック数稼ぎの競争に駆り立ててしまう。そのための競争に、広告は徹底的に資金を提供する。それがポリティコの元社長ジム・ヴァンだヘイが「ひどい罠」と呼ぶ広告の現実だ。ジェシカ・レシンはこう言っている。「いまでも、広告を必要としないビジネスを構築するほうがずっと安全な生き残り策だと思っています。そのためには、100%の価値を読者に提供しなくてはならない。それだけがニュース・パブリッシャーにとってスマートで、情報に富み、現実に密着した情報を将来にわたって提供し続ける方法なのです。」
要するに、サブスクリプション化できないものはない。なぜなのか種明かししよう。製品が提供するサービスのレベルについて契約すればよいのである。それはすべてに応用できる方法だ。冷蔵庫を提供するのではなく、新鮮で冷たい食品の提供を保証する。屋根ではなく、太陽エネルギーの供給を保証する。掘削機そのものではなく、一定量の土砂の掘削を提供するということだ。
その結果、ストーリーテリングの重要性が認識されるようになってきた。ズオラでは、ストーリーテリングを「3つの部屋」というメンタルモデルで考えている。?製品の物語(それはいかにニーズに応えるのか)、?市場の物語(必要としているのは誰か)、?そして最も重要なサービスとユーザーを広いソーシャルな文脈で結び合わせる物語(それはなぜ求められているのか)―の3つである。
サブスクリプション・ビジネスの収益拡大には2つのタイプがある。
まず第1に、利用増加による成長である。これは利用者数の数が増えるか、利用量が増えることによってもたらされる。この増加はプライシングの工夫で実現することができる。例としては、オンラインストレージ・サービスにおけるユーザー数の増加やデータスペースの利用量の増加を挙げることができる。…
もちろん、これを実現するためには、価値に応じて消費が伸びるように、価格設定ベースとして適切なユニットを選ぶ必要がある。…
次に、1ユニット当たりの価格のような単純な価格設定にするのか、使用量の階層に応じた段階的な価格設定にするのかも考慮しなくてはならない。
最後に、料金体系上の欠陥がないか確認する必要がある。これは通常、プライスポイントにおいてサービス利用量が極端に多い利用者がいると表面化することがある。…
収益拡大の2番目のタイプは、機能追加による成長である。ニーズの拡大につれて利用者が新しい機能を追加的に利用することでもたらされるもので、パッケージングの工夫で実現する。一般的には、基本サービスを売り、機能が追加購入されるのを待つという方法が考えられる。…
…全加入者の70%以上が基本パッケージに留まっているようなら、エントリーレベルのサービスとしては立派かもしれないが、早晩立ち行かなくなる、…
アップセルとクロスセルはしばしば折り重なって実現するが、実際には2つの異なる成長戦略だ。アップセルは、機能がより豊富なサービスを販売するというもので、クロスセルは、追加的サービスを販売して包括的なソリューションを提供するというものだ。マッキンゼー最近の報告によれば、チャーン率が最も低いサブスクリプション企業は、顧客の約3分の1に複数のサービスをクロスセリングしていた。覚えておくべきポイントははっきりしている。提供するソリューションの幅を広げ、顧客が抱えている問題を幅広く解決する能力を持つことが、リテンションにつながるということだ。
このシステム(リニアなOTCシステム)には3つの問題がある。できないことが3つあると言ったほうがわかりやすいだろう。
第1に、サブスクライバーの経験を反映させることができない。…週極めから月極めに切り替えるとか、シート数(ユーザー数)から従量制に切り替えるといった変更も、長年愛用してきたリニアなモデルには対応できない。…
第2に、価格を素早く変更することができない。…
第3に、カスタマー・インサイトを得ることができない。1人あるいは1社の顧客について、そのライフサイクル全体を単一の表示画面で見ることができない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ指定教本その2。
ざっくり、「サブスクモデル」についての本。
ただ単に料金形態の話ではなく、ビジネスモデルそのものが変化しているんだよということ。
ーーー製品中心から顧客中心へ すべての発想を、製品からではなく顧客から始める
必要なのは「車」ではなくて「移動」。
届けたいのはモノ・サービス・体験ではなくて、その効果 ってこと。。。
サブスク文化、とは自社のサービスを使ってくれている顧客に確実に成功してもらうこと。
そしてそれを自社の収益に変換すること
サービスを売ることよりもそれを適切に「使って」もらうことの方が難しい・・・
アドビのサブスク化の分析がすごいなあと思ったのは
事業拡大しているけどそれはおもに顧客単価/商品単価の結果であり、ユーザー数は増加していなかったってことに気づいてた
移行期の大きな「魚」を飲みこんででも、
現状を打破しようという姿勢がさすがだなぁと。
サブスクにむいている商材、むいていない商材があると
思ってたけど、今後は結局すべてがサブスク化していくのか?
実際はサブスク化したほうが収益って上がりやすい(見込みやすいも含めて)のか?