このテーマのまっただ中におられる方にとっては快く無い本なのかもしれませんが、第三者的な目で見る限りではなかなか面白い本です。 私のブログ「カテゴリー‘ご主人と仲良く’の夫婦生活」にも別のテーマで引用しています。
この本の中でもう一つ私が好きな文章は、「エピローグ 子供のいる立場から」です。河合氏の人生が垣間見れます。
『テレビでは子供を持つのが恐ろしくなるようなニュースばかり流れている。確かに私が子育てをしてきたこの20年の間にも、子供を巡る環境はずいぶん悪化してしまった。でも親でもないのに、他人の子供を守ろう、育てようといてくれる人はたくさんいる。
だから私は「案ずるより産むがやすし」だと思うのだが、仕事をがんばっていきたいという人に子供がためらわれるのもとてもよくわかる。
実は私も結構ワーカーホリックである。「プロジェクト?」などが放映されていた時は、出てくる年輩男性を見ていて単純にうらやましさがこみ上げてきたものだ。同じ人生なら、私も寝食を忘れて仕事をしてみたい、という思いがうずくのだ。・・・そんな仕事ぶりは、子供を3人も産んでしまった私にはできない。子供の寝食がいつもぶらぶらとぶらさがっているのだ。大変な集中力を出して仕事をしている人を見ると、「ああ、私が選ばなかった人生がここにある」と思う。
今、子育てがだいぶ終わりつつあって、これからはそんな仕事ができるかもしれない。でも、できないかもしれない。
「では子供がいない方がよかったですか」と聞かれたら、「いいえ、子供はいなくてはいやです。だから仕方ないです」と答えるしかないのだが。・・・ 』
世の中には子供を育てるためにキャリアをあきらめた方もいらっしゃるでしょうね・・。そこまでの働き方ではなくても、次女が0歳の時、同じクラスだったお子さんのお母さんは「子供が熱を次々に出してほぼ1ヶ月仕事をお休みしたら、会社をくびになった。」と、祖母と同居する為に転居していかれました。・・子育てが女性の人生や暮らしを左右する現実は、善し悪しにかかわらずこうして存在するのですよね・・。