品川皓亮のレビュー一覧

  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    人間の欲望と資本主義が互いに拡張させ続け合うという欲望拡張原理が資本主義の中心に存在するのに対し、我々人間はそれ以外にも様々な価値観や信念によって成り立っており、このギャップが資本主義の中で生きる難しさにつながっている、という資本主義の中で何かに迫られる焦燥感を言語化した本。
    本の前半を大きく締める資本主義の焦燥感の裏にある「追手」に関する解釈はいわゆる通説や過去の哲学者たちが解き明かしてきた内容の噛み砕きではあるものの、終盤の資本主義の構造的しんどさに対する言語化は面白く読むことができた。

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    2026年05月22日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    なぜ働くことは辛いのか、優しく、しかし、論理的に説明してくれる本でした。
    会社から成長を求められ続けて、休みの日も専門知識の勉強を強いられる生活を過ごしていたこともありました。過当競争の中で、周りよりも優位な立場に立つには自分の労働力を安売りするしかないとの考えからでした。
    しかし、これは資本主義の構造が生み出した追手であり、上手く付き合えば人生を豊かにできるものの、他の大切なものまで削って実現する必要はないものと気づきました。
    自分が何をしたくて努力するのか、考え直すきっかけになる本だと思います。

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    2026年05月17日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    本書を読み、現代思想に触れて青臭い思想に浸っていた学生時代を思い出した。社会学者や経済思想家のエッセンスを凝縮したダイジェストのような一冊である。形式は論文的だが、いわゆる学術論文ではない。それでいて、注釈に自らの本音をぶつけるスタイルが近年では珍しい。著者と自身の興味が時折リンクし、思わずニヤリとさせられた。

    著者は、資本主義を構成する「6つの要素(分業、市場、商品、資本、イノベーション、金融)」に対し、「6人の追手(時間、消費、お金、労働、成長、数字)」を1対1で対応させることで、資本主義の「しんどさ」を明らかにしようとしている。これがかなり大胆な要約であることは、著者自身も十分に理解し

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    2026年05月09日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    資本主義の構造を平坦な言葉で説明し、最後には資本主義との距離の取り方を提案してくれる本。

    資本主義の構造や成り立ち、基盤となる思想の話がわかりやすいかったし、面白かった。全体的に読みやすかった。一方で資本主義との距離の取り方をもう少し踏み込んでほしいなという気持ちにはなったが、書いてある通り、時間をかけて探らなくちゃいけない。

    直接的な時間感覚・啓蒙思想によって、成長は社会の規範となり、その規範が個人に内面化したという論理が展開されていたが、当たり前だと思っていた事柄に名前がついており、それによって相対化され得るものだったとわかり、目から鱗だった。

    もともと、成長志向や多忙を美徳とする精

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    2026年05月10日
  • 法学部、ロースクール、司法研修所で学ぶ法律知識[第2版]―――主要10法と法的思考のエッセンス

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    タイトル通り、法律家(裁判官・検察官・弁護士)が学ぶ基礎的な法律知識を学べる書籍。学生の時、法学に全く興味がなかったことを後悔したくらい、リーガルマインドの面白さに触れられた。そもそも実体法と手続法の存在も知らなかったし、憲法が国家権力を規制する規範になっている当たり前の事実がようやく腹落ちした。
    個人的には民事訴訟法の章が好き、行政法が苦手だった…。次は行政を学ぼうかしら。

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    2022年03月20日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    今読んでます。知らなかったことがたくさん。
    時間に追われる理由も難しそうに書いてるけどわかりやすい。勉強します。

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    2026年06月09日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    ネタバレ

    資本主義と適切な距離を置いて、生きていく。

    分業→時間   循環的な時間(自然観察から生まれた素朴な直感)を感じて、ひと時を味わい直す余白をもつ 
     季節の移り変わりや年中行事など、日々繰り返されていることに意識を向けて大切にする

    市場→消費 それは本当に自分の欲求かと自分自身に問いかける
     暇や退屈こそ最高の贅沢である

    商品→お金 もっとお金を手に入れたいが道徳的でありたい

    資本→労働  労働の辛さの本質は、構造的なものかもしれない という視点をもつ

    イノベーション→成長 ダーウィンが論じた進化論 進化は 進歩や発展ではない
     どのような変異が生じるかはランダムであり、どのような性

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    2026年06月08日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    品川皓亮著『資本主義と、生きていく。~歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体』のレビューです。

    タイトルに期待して購入しましたが、資本主義と生きていく方法については書いていないに等しいです。
    『あなたはなぜ焦っているのか 〜資本主義の構造が生み出す追手を解き明かす〜』くらいのタイトルなら納得だったのですが。

    資本主義から逃れられないこの社会で生きていくためには、資本主義と適切な距離感を保とう、というのが、この本の回答。なんともあっさりしています。

    資本主義以前の世界がどうだったのかを簡単に紹介してくれているので、そこは「距離を取る」「思い込みを取り除く」ための助けになりそうだなと

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    2026年06月07日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    いまさら感がある話題ではあるが、好きなテーマなので読んでみた。問題点のあぶり出しだけに注力しており、追手からの追撃をかわす方法にページを割いていない。肩透かしを食らう。

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    2026年05月24日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    もっとお金を稼がないと。もっと効率化しないと。もっと成長しないと、って、良く考えたら何でそうしなければならないのか?何に追われているのか?

    現在の資本主義の社会がどのような構造になっているのか、歴史と思想から辿る入門書としても良い一冊。現代人の「しんどさ」を解き明かしています。

    資本主義社会に「もやもやっとしたしんどさ」を感じている人には、そのもやもやの正体、何が自分を追い立てているのかに、構造的な視点を提供してくれます。

    現在の資本主義社会を俯瞰的に捉えて、メタ認知すること。そして、逃げ出すのは無理でも、自分自身に合った資本主義との距離感を作って付き合っていくのに役立ちそうです。

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    2026年05月21日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    自分をしばる追手を知り、少しずつ距離を取っていく。

    日々時間、成長、労働などに追われて息苦しい… 本書は資本主義に由来する息苦しさを、6つの追手に分け、それぞれが歴史的にどんな流れを辿り、今に至るか、そしてどんな関わり方で接していけば良いかを述べていく。

    バランスを取るということで、労働についてなど、視点が複数出て一読するだけだとややこしいところもあるが、豊富な注釈を絡めつつやさしく解説しようとする姿勢が伝わってきた。 資本主義から完全に離れるというのは無理のあることだし、適切な距離感で関わろうというスタンスも個人的に良いなと思えた。

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    2026年05月21日
  • 資本主義と、生きていく。 歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体

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    この手の本としては読みやすくてなかなか良かった。特に、マスクス経済についての説明がとっても初心者向けでわたし的にはぴったりでした。

    とりま、理屈はわかったけど、実際にこの”しんどさ”から解放されて楽になるかというと、そういうものではなさそう。私のようなもう頑張らなくてもいいアラカン世代が読むと、実感をもってわかるような気がしました。

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    2026年05月13日