品川皓亮のレビュー一覧
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資本主義という、現代を生きる私たちの空気ともいえるシステム。
それがあまりにも巨大で、かつあまりにも無自覚に私たちの価値観を規定していることに、息苦しさを覚えることはないだろうか。
株式会社COTENの品川皓亮氏による「資本主義と、生きていく。」は、まさにそんな息苦しさの正体を、歴史というメスで鮮やかに解剖してみせる一冊だ。
ページをめくるたびに資本主義が極めて構造的に整理・分解されていく様は、痛快ですらある。
それはまさに、リスナーの知的好奇心を刺激し続ける「コテンラジオ」の活字版と言える。
本書の特筆すべき点は、資本主義を単なる経済システムとしてではなく、息苦しさを生む6つの「追手」と -
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「資本主義とは何か」を理解したくて、購入。
素人の私でも、資本主義の構造が、割と理解できたように思う。しかも薄いガイドブックのような薄い内容でなく、マルクスの資本論の一部なども、分かりやすくではあるが書かれていて、割と骨太(だけど分かりやすい)本だったと思う。
けどこれも、私が超・素人だからこそ思うことで、もっと学んでいけば、この本に書かれていない論が、わんさかわんさかとあるのだろう。
そのような多数の枝をバッサリ切り落とし、本質となる幹を、具体例などもつけながら、ストーリーに沿って書いてくれているから、骨太な内容なのにスッと入るような印象を持ったのかもしれないな。
内容については、マ -
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ネタバレ年齢(50代に差し掛かった)等のせいか、特に仕事にしんどさを感じて読んだ。
内容、本の読み方(3つの原則)が分かってすごく納得した
特に労働(感情労働)、成長。
今回はしっかり理解したいことと、後で見返したいことから
本の内容メモを記録しておくことにした。
一度読み終えたときはここまでの満足感ではなかったが、
下記のメモを残すということはそれだけ大事にしたいということなのだろうと思う。
★5つ
本の内容メモ
人文知を自分の人生に生かす3つの原則
個人視点の原則
・主語を(人類とか世界とか)大きくしすぎない
・あくまで私にとってどんな意味を持つのかという視点で考える
バランスの原 -
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現代を生きるしんどさ、具体的には①時間に追われる、②休日も心が休まらない、③数字の支配から逃れられない、④働くことが辛い、⑤人を年収で評価してしまう、⑥つい買ってしまう、のはなぜか。
それを歴史と構造で解き明かした上で、そのしんどさとどう付き合うかの指針を示す一冊。
正直、内容が最高。歴史と構造にスポットを当てているから、個人や組織に責任を求めるようなミスリードがないし、メタ視点で理解できる。また、筆者の体験談も理解を促進してくれる。
処方箋としての付き合い方についてはあっさりしているが、それこそ個々人が自分と向き合い見つけるものだから、書き方の匙加減としてはちょうどいいと思う。それを考え -
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見えない誰かと勝手に競争して、時間と成長に追われてしんどいマン(劣等感焦燥感)だったので、正体が見えてきてかなり救われた。これ以上便利に、豊かになることが人類にとって幸せなのか疑問に思っていたのも、ある程度理屈がわかってスッキリした。
資本主義とホモサピ、相性が良かったんだなあ。
深井さんが書いてた、資本主義は民主主義や人民思想とも不可分で、、っていうのめちゃ気になったのでもっと勉強したい。
認識した上でそれぞれの追っ手との距離を調整して肩の力を抜いて資本主義をサバイブしたい。
推し活とかSNS、ショート動画を見てしまうのは、消費というより、主体性を失っているからなのでは。
コスパ、タイパが -
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最近の夕方6時頃のテレビ番組って、いかに老後の貯蓄を作るかとか、節約レシピとか、資産形成に関するテーマばっかりを扱っていて、いかにも資本主義だなと思っていた。全ては個人の責任にあって、この先の未来はどうなるかわからないから各々でスキルアップや資産形成、節約術を体得して個人でサバイブしてくださいね、っていう風潮が増えてきた。また、SNSの発達、インターネットの発達によって子供を含めた全個人(家族系チャンネルなら出産の瞬間から)が自我をアピールする手段を持つようになったことで、人との比較にきりがなくなった。その結果、私たちはわかりやすい数字といった指標やレッテルで人をカテゴリー化したりジャッジする
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各法律分野解説は非常にあっさりと全体感を示しておくにとどめ、法律の読み方や訴訟の流れ、事実認定といったテーマに紙面を割いている。
学生時代には全く触れることがなかった法律の分野の全体像にほぼはじめて触れた私としては、日頃仕事でご一緒する先生方が、ドキュメンテーションやリーガル・カウンセル業務でサポートしてくれるときの考え方が知れて楽しかったし、日頃関わりのない訴訟弁護その他法律相談の仕事の面白さや矢鱈な理屈っぽさの背景が想像され、良い読書体験となった。
各法律の詳細に入ると楽しい読書というより学びの読書になってしまう。それを回避してオイシイ所がつまみ食いできるのが本書であり、法律家でない私 -
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学びが多く読みやすく、良い本でした。
考えてみると、最近は私も上手く資本主義と距離感を保って生きていけているようになったと思います。
数年前にコテンラジオに出会ったことはそのように相成ったひとつの理由ですね。
本書で印象的だったのは、ヴェブレン(1857-1929)の「見せびらかしの消費」、マルクーゼ(1898-1979)の「偽の欲求」、ボードリヤール(1929-2007)の「記号消費」の3つです。
本来必要のないものを見栄のために消費して見せびらかす、まさに現代的ですが、100年くらい前にはすでに指摘されていたことなわけです。
そう考えると、また違う見え方ができませんかね?
ここが歴史を学ぶ -
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とても大きなテーマを扱いながらも、読んだ人がそれぞれ自分の暮らしに引き寄せて考えられる本でした。
資本主義という社会構造の中で、私たちはどう生きていくのか。
そこに飲み込まれすぎず、かといってすべてを否定するわけでもなく、自分にとって健やかな距離感をどう保てばいいのか。そんな問いを与えてくれる一冊です。
特に印象に残ったのは、現代人が感じている「何かに追われている感覚」が丁寧に言語化されていたことです。
時間に追われる。
成長に追われる。
数字に追われる。
労働に追われる。
お金に追われる。
消費に追われる。
会社員として働いていても、自分で事業をしていても、どこかで「もっとやらなけれ -
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本書を読み、現代思想に触れて青臭い思想に浸っていた学生時代を思い出した。社会学者や経済思想家のエッセンスを凝縮したダイジェストのような一冊である。形式は論文的だが、いわゆる学術論文ではない。それでいて、注釈に自らの本音をぶつけるスタイルが近年では珍しい。著者と自身の興味が時折リンクし、思わずニヤリとさせられた。
著者は、資本主義を構成する「6つの要素(分業、市場、商品、資本、イノベーション、金融)」に対し、「6人の追手(時間、消費、お金、労働、成長、数字)」を1対1で対応させることで、資本主義の「しんどさ」を明らかにしようとしている。これがかなり大胆な要約であることは、著者自身も十分に理解し -
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資本主義の構造を平坦な言葉で説明し、最後には資本主義との距離の取り方を提案してくれる本。
資本主義の構造や成り立ち、基盤となる思想の話がわかりやすいかったし、面白かった。全体的に読みやすかった。一方で資本主義との距離の取り方をもう少し踏み込んでほしいなという気持ちにはなったが、書いてある通り、時間をかけて探らなくちゃいけない。
直接的な時間感覚・啓蒙思想によって、成長は社会の規範となり、その規範が個人に内面化したという論理が展開されていたが、当たり前だと思っていた事柄に名前がついており、それによって相対化され得るものだったとわかり、目から鱗だった。
もともと、成長志向や多忙を美徳とする精