南和子のレビュー一覧

フィレンツェの奇跡

ルーシー・ゴードン / 南和子

婚約間近の恋人と愛する妻、お互い裏切られたヒロインとヒーロー。
二人で亡くなった恋人と妻の手紙を読むシーンが心が痛い。
同じ時期に同じ相手の子供を妊娠したヒロインとヒーロー妻の対比が切ない。
ヒーローの信じていた愛する妻の生前何度も浮気していた決定的証拠となる手紙を隠すシーンがルーシー・ゴードンのヒロインらしいなと。
どんなに憎くても二人はもう死んでいる。
ヒロインとヒーローが幸せになって生きていくこそが最高の復讐になるなと思ってしまう。

闇に消えた花嫁【ハーレクイン・ディザイア傑作選】 ハーレクイン・ディザイア傑作選

モディーン・ムーン / 南和子

ダイアナ以外のリプリントもDのナンバリングで出すようになるとは…相当切羽詰まってるのかな。
サスペンスが流行っていた時代の作品だけど、まぁ、あくまでもサスペンス”風”なので、ロマンスの引き立て要素ということで。古い作品だけに切なくもの憂げな空気感が漂っていて好き。

君の声が聞きたい

ジャスティン・デイビス / 南和子

自分の容姿に自信を持てないヒロインが最後勇気を出してヒーローの元にいったところは拍手でした。あと、ヒロインの親友の頼もしさも拍手です。是非彼女の話も読んでみたいわ。
(D-883)

誤解が招いた愛 王宮への招待

レベッカ・ウインターズ / 南和子

[eri]

あっけなかった

最初の傲慢なヒーローがあっという間にナイスガイになっちゃって…。惹かれ合う展開が早すぎかなぁ。もう少しゴタゴタがあってヤキモキさせられた方が面白かったかも。相変わらずだけど邦題がストーリーと合ってないですよね

闇に消えた花嫁

モディーン・ムーン / 南和子

[Ikm]

©1996年

漫画で読んで、ずっと原作を読みたいと思ってました。漫画はアレンジがありますが、よく出来て完成度が高いです。
原作はそのまま。ヒーローの描写は漫画の方がいい。

花嫁には赤いドレスを

ルーシー・ゴードン / 南和子

異国情緒メイン
イマージュらしい穏やかなメロメロヒーロー
重くないし、イタリアじゃないし（舞台は中国）、ルーシー･ゴードンじゃないみたい。

ドクターを慕って 富豪一族：知られざる相続人 Ｉ

アン・マリー・ウィンストン / 南和子

よかったです。誠実なヒロイン・ヒーローって感じで。

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看護師のアリソンはドクターのケインを慕っていたが、彼は富豪一族の一人で雲の上の存在だった。唯一できることといえば、仕事の苦労や悩みを聞いてあげることだけだった。ある日、ケインがいつもより深刻な顔をしているのをみて、アリソンは自宅に彼を招いて話を聞くことにした。しかし彼を慰めているうちに、一夜をともにしてしまった。

フィレンツェの奇跡

ルーシー・ゴードン / 南和子

前半はひたすら恋人に裏切られたもの同士、辛さを共有し、慰めあう展開が続くので話が重い。うまいんだけど、クリスマス気分の今の自分には重すぎた。
でも、よくよく考えてみるといつも重い話なので、それが作風なのかも。

ドクターを慕って 富豪一族：知られざる相続人 Ｉ

アン・マリー・ウィンストン / 南和子

富豪一族：知られざる相続人シリーズ一巻目。
フォーチュン家の知られざる相続人たちが織りなす愛の物語。
母親の告白から自分が億万長者フォーチュン家の人間だったと知った医師ケインとケインと同じ病院で看護師として働いているアリソンが主人公。
ケインを慰めるうちに関係を持ってしまったアリソンにケインが結婚を申し込み、という筋。億万長者フォーチュン家が絡んでこなければ普通の病院物に似た展開。
違うのはそこに絡むケインの父ロイドの脅迫と、アリソンの父との関係。卑劣なロイドによってケインの母ミランダにはケインが生まれる前に捨てた双子がいることが分かり脅迫される。それによりケインはもともと懐いていたロイドへの嫌悪をさらに募らせることに。一方アリソンは愛情を示してくれていた父に最後まで愛情を返せなかったことを重荷に思っていて、それ故にロイドとケインの間に入ろうとする。
このシリーズに一貫しているのは家族の絆らしい。ヒーローもヒロインも家族との関係に問題を抱えている人物が多い。もっとも産まれてすぐに捨てられたり、碌に家にも帰らないろくでなしが父親だったりしたら、そうなるのも致し方ないかも。それでそれを癒し修復する役どころが相方。
「ドクターを慕って」では癒し方であるヒロインも、家を出て行った父と関係を修復できなかった過去を持ち後悔している。それだからロイドへも歩み寄るようにケインに言うのだろうけど、実際、脅迫を働くような人間に情けをかけるべきかは疑問なところ。ほっといてもいいんじゃないかと。でも“許し”が愛という世界観ではそういうものなのかも。

忘れられた一夜 秘められた思い

バーバラ・マコーリィ / 南和子

兄ゲイブの結婚式でレイナに出会い、お互い興味のないふりをしていた２人だったが、レイナを送っていったメラニーの家で激しい一夜を過ごす。翌朝花を贈ろうと思ったルシアンは車で出かけた先で事故にあう。１年以上経ち、メラニーの出産祝いに駆けつけたレイナ（２８歳）を迎えに来たのはルシアン（３３歳）彼は事故の前４８時間の記憶を失くしていて、それを知らないレイナは青ざめるが、やがて事実を知りルシアンに子供の存在を打ち明ける。それを聞きすぐに結婚を申し込むが・・。　　ルシアンはシンクレア兄弟の三男、レイナは「闇にさすらう淑女」のヒロインメラニーの親友。　ヒーローがヒロインを一度ならず行かせてしまうのがちょっとマイナス。

忘れられた一夜 秘められた思い

バーバラ・マコーリィ / 南和子

[picovino]

記憶喪失ものですね

不幸な事故ですが、再会でまた恋をすると思えば安心して読めます。
まわりが大家族すぎて騒がしい感じもしますが、それぞれのドラマも垣間見え興味がわきますね。