【感想・ネタバレ】フィレンツェの奇跡のレビュー

あらすじ

一年前、アリッサは恋人のジェームズを大事故で亡くした。その追悼式に参列するため、彼女はイタリアの事故現場を訪れた。ジェームズの死以上にアリッサを苦しめたのは、彼が新たな恋人とともにこの世を去っていったという事実だった。凍りついたように現場で立ちつくす彼女の目に、一人の男性の姿が映った。漆黒の髪、優しさなど微塵も感じられない鋭い目は、あらゆるものを拒絶している。誰かが彼を「ドラーゴ」と呼ぶのを耳にして、アリッサは愕然とした。ああ、彼がドラーゴ・ディ・ルーカ……。長く閉ざされていた彼女の心の扉が、かすかに動き出した。■RITA賞に二度輝いた人気作家、L・ゴードンの久々の新作をお届けします! 恋人ジェームズの裏切りと死で深く傷ついたアリッサ。彼女に救いの手を差し伸べた男性ドラーゴの正体とは?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

婚約間近の恋人と愛する妻、お互い裏切られたヒロインとヒーロー。
二人で亡くなった恋人と妻の手紙を読むシーンが心が痛い。
同じ時期に同じ相手の子供を妊娠したヒロインとヒーロー妻の対比が切ない。
ヒーローの信じていた愛する妻の生前何度も浮気していた決定的証拠となる手紙を隠すシーンがルーシー・ゴードンのヒロインらしいなと。
どんなに憎くても二人はもう死んでいる。
ヒロインとヒーローが幸せになって生きていくこそが最高の復讐になるなと思ってしまう。

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2018年04月05日

Posted by ブクログ

前半はひたすら恋人に裏切られたもの同士、辛さを共有し、慰めあう展開が続くので話が重い。うまいんだけど、クリスマス気分の今の自分には重すぎた。
でも、よくよく考えてみるといつも重い話なので、それが作風なのかも。

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2009年12月24日

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