鍵山秀三郎のレビュー一覧
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ネタバレ職場で掃除をしていると、先輩に「そんなにきれいにしなくていい。どうせ汚れるんだから」と言われたことがありました。初めてのことではなく、どの会社どの職場にもそういうことを言う人は居ました。
その言葉は本人のやる気を削ぎます。きれいになる可能性も捨ててしまいます。
だから、鍵山さんが掃除なんかと馬鹿にされても挫けずその姿勢を貫き通したことに深く感動しました。
頁69〜には、人生の教科書にしたい鍵山さんのお言葉がありました。
「掃除をするとき、上を向いて掃除する人はいません。掃除は必ず、下を向いてしなければできません。つまり、掃除をする形そのものが謙虚な姿だといえます」
「 -
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ネタバレ人生の作法…。私は、タイトルを見て、「…。」と止まってしまいました。就職活動を目前に控えている自分には、“人生の作法”という5文字は、とてもそそられるものだったのです。本書は8つの項目で構成されていますが、その中で最も私が共感を得た2項目を紹介したいと思います。
1つ目は、人間関係についての作法です。
誰もが1度は悩んだことのある人間関係、苦手な人も気が合う人も必ずいるはずです。みなさんは苦手な人とは、距離を置いたりしていませんか?私は、極力関わりたくない、と避けてしまうことがしばしばあります。しかし鍵山さんは、遠ざかるのではなく意識的に自分から近づいていくことが大切だと言います。彼は、「掃 -
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出版社/著者からの内容紹介
「『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』私の信念を込めた言葉です。ゴミを拾っていて感じることは、ゴミを捨てる人は捨てる一方。まず、拾うことはしないということです。反対に、拾う人は無神経に捨てることもしません。この差は年月がたてばたつほど大きな差となって表れてきます。人生はすべてこうしたことの積み重ねですから、ゴミひとつといえども小さなことではありません。第一、足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に何ができましょうか」。「ともすると人間は、平凡なことはバカにしたり、軽くあしらいがちです。難しくて特別なことをしなければ、成果が上がらないように思い込んでいる人が多 -
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●09年某月
仕事や日常生活になんとなく行き詰った時、本書を読めば何かしらの突破口が開けてくると思います。そんな素晴らしい本です。
本書の作者である鍵山氏は、イエローハットの創業者。
操業当初から40年、毎日会社のトイレ掃除を続けているというとてつもない人です。最初の10年は社員にも相手にされず、一人で黙々と行っていたとか。
だから、鍵山氏にとって掃除は作業の一つではなく、彼の人生そのものと言えるもの。だから彼の掃除への思いが記された本書は、偉人の優れた
哲学書になっているのです。
彼はとにかく凡時を徹底してやり抜いた人。
一見つまらないことでも、高い志を持って継続すれば、いつか大きな -
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イエローハット創業者の方の考え方や行動指針について
まとめた本。
経営者でありながら、会社周辺を掃除して、
掃除で様々な人脈を作り上げたという筆者。
それなりのお年と思われるため、様々な経験を通じ、
読者に訴えかけるような説明が続きます。
選択肢がある場合、筆者は相手が喜ぶような選択肢を選ぶとのことでした。
お金も自分のためでなく、人のために使うと、、、
文章全体非常に参考になることも多かったのですが、
この筆者が若い時はどう考えていたのだろうか?
会社周辺を掃除する話はたくさん出てきますが、
自分の会社の掃除もしているのだろうか?
など、文中からは筆者のバ -
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「そうじ」というキーワードから、非常にためになる話でした。
僕が勉強になったこと一覧
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いまの自分の行動からさらにまた考えるという人は、やはり「学習効果」というものが出てきて、同じところからスタートしても、どんどんやり方がうまくなってくるものです。
ところが考えない人というのは、最初から終わりまで同じやり方をします。その差は実にはっきりとあらわれます。
なんでもとりあえず、放り込まずに、机の引き出しのなかを整理してみてください。きっと、頭の中も整理されるはずです。
人間は、見ているものに自分の気持ちも似てくるものです。雑然としたものに囲まれていては、頭も心も整理できません