あらすじ
掃除道を日本中に広めてきた実践家が、
思いのたけを語り下ろした待望の一冊!
「私は、掃除の力を信じています。長いあいだ掃除の実践を通じて、掃除が環境を変え、人を変え、組織を変えた例を、
実際にこの目でたくさん見てきたからです」。
東証一部上場企業の創業者であり、また「日本を美しくする会」の創唱者としても活躍する鍵山秀三郎氏が、
「掃除の力」を通してあますところなく語る、正しく、そして美しく生きていくためのコツ。
人生をキレイにする「70のメッセージ」が、読むものの心に深く染み込んでいきます。
少しだけ生き方を見直したいとき、少しだけ未来を見つめてみたいとき……必ずヒントをもたらしてくれる作品です。
*目次より
第1章 掃除は人を変える
「掃除と脳」「成果主義」「気の流れ」「心の水」「頭のなかのゴミ」「上品と下品」ほか
第2章 頭の掃除をする
「モノと心」「私と公」「原因と結果」「転換のポイント」「心の鍛錬」「脱マニュアル」ほか
第3章 心を強く、きれいにする
「よりよい未来」「日本人の精神」「みっともないこと」「常識のルール」「アイデア」ほか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
(株)イエローハット創業者の人生論について語った本。すごいのは「掃除ほど大事なことはない」と言い切るところ。自分の会社やら会社周辺など掃除しまくって事業を大きくしたのだから説得はある。
この本では人の生き方などついて語られている。鍵山さんは経営者だけど事業についてはここでは語ってない。「人に親切にする」とか「身体を使って掃除することが大切」と語る。
Posted by ブクログ
「そうじ」というキーワードから、非常にためになる話でした。
僕が勉強になったこと一覧
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いまの自分の行動からさらにまた考えるという人は、やはり「学習効果」というものが出てきて、同じところからスタートしても、どんどんやり方がうまくなってくるものです。
ところが考えない人というのは、最初から終わりまで同じやり方をします。その差は実にはっきりとあらわれます。
なんでもとりあえず、放り込まずに、机の引き出しのなかを整理してみてください。きっと、頭の中も整理されるはずです。
人間は、見ているものに自分の気持ちも似てくるものです。雑然としたものに囲まれていては、頭も心も整理できません。
自分の「分」以上の無理をしたり、格好をつけたりせずに、心に余裕をもって生きることが大切です。
ティッピングポイント
世の中は、たいへんなことをやった人のみが成長するようにできている。
殷の「象牙の箸」
悩みを抱えた人:
ため息→姿勢が悪い→呼吸が浅い→いいわけをする・愚痴が出る→ため息
お金で損した上に、怒りや恨みで自分の精神を後ろ向きにするのは、二重の損になってしまいます。
自由とは、なんでもわがままに勝手放題にすることではありません。ルールを守るからこそ自由の幅が広がるのです。
自分のわがままが通ることを自由だと勘違いしている人の自由はとても狭いのです。
国家というのは、外から滅ぼされることはまずありません。ほとんどが内部から壊れるのです。
自分に余裕がないときほど、人に親切にすれば、これが最良の確実なストレス解消法になります。
最悪の状況を先に覚悟しておけば、パニックになることを抑えられます。そうすれば、あとはたくましく上を見ていくだけです。
手を抜けば、ラクはできます。しかし、かえってあとで手がかかるのです。ミスも起こりやすくなるものです。
Posted by ブクログ
掃除と言うのは、ものを大切にすると言う事でもあります。そして、ものを大切にすると言う事は、結局、人を大切にすると言うことにつながるのです
掃除はその場所をきれいにすると同時に、掃除をした人の心の中や、頭の中の気の流れを良くしてくれるのです
小さな努力の積み重ねが、ある日花開いて大きな変化となることがあります。何かを変えたいと思ったら、まず自分が変わることです
Posted by ブクログ
明日は雨か嵐か知らねども…を思い出した。
1999年を物心ついて過ごした当時のワカモノ、
2012年を物心ついて過ごしてるいまのワカモノ、
こういう言葉をこころにおいて過ごさねば
ブレブレになって見えているものも見失うよね。