松崎泰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まとめ
どんなに勉強しても読書習慣がないと平均以下の成績。
→読書時間1日10〜30分のグループが偏差値が高い。
→小学生は勉強2時間より、勉強1時間+読書1時間。
読書離れはスマホと中学進学が原因か。
小5〜中3対象の調査では、(偏差値平均で比較すると)
睡眠5時間未満だと勉強・読書が多くても成績下位。
読書しない層は勉強が2時間以上しないと成績下位。
読書1時間未満だと勉強30分未満では成績上位行かず。
読書→読解力がつく→脳神経回路が強化=頭の回転が速い
就学後1年間の親の読み聞かせが週1〜2回以上だと15歳以上での学力が高い
年齢にあった本での読み聞かせ→語彙力がつく→聴く力がつく→ -
Posted by ブクログ
読書と学力の関係など、時間や年齢その他、様々な角度から相関関係だけでなく、因果関係も明らかにしようとした研究を紹介した本。
読書しない小中学生の偏差値は低い、逆に2時間以上、読書している人の偏差値が下がるのは、それ以上に睡眠を削ったりしている影響があるとのこと。
良く寝て、良く本を読み、良く勉強する子は、成績がいい、という、超当たり前の結論。
読書習慣をつける為に、親が読み聞かせをすることが良い、というのも当たり前で、やはりスマホに子守をさせてはいけないんですね。
MRIや脳神経の話は興味ない人は飛ばして読んでも結論が書いてあるので大丈夫です。
やはり読み聞かせしてきて良かったなと色 -
Posted by ブクログ
脳トレの川島教授が監修した「読書」の本ということで、興味津々で購入。
子供向けにも、同じような本を書いていたはず。
以前読んだ記憶がある。
内容は、以前読んだものの内容+理由や補足といったところがたくさん。復習と、より深い勉強ができた。
気がする。
読み聞かせをする大人側の脳の働きは、新しい発見。
お姉ちゃんお兄ちゃんが、より小さい子に読み聞かせするのも、たぶん、同じように良いことなんだろうな。
見ててかわいいし。
これ系の本を読んでいつも思うのが、
「信じたいけど本当かな」。
同じ人間を二人にして実験することができない以上、「本を読んだらアタマ良くなりますよ」は、統計からしか語れないか -
Posted by ブクログ
MRIの中で読書をしてもらったのだという。普段通りの速さで読む条件と、できるだけ早く読む条件。できるだけ早く読むと言語に関わる脳領域ブローカ野・ウェルニッケ野などの活動が低下し、逆に空間認知に関する脳領域の活動が高まっていることが判明した。読書は、脳活動に影響を及ぼす。それはそうだろう。読書以外も脳の活性部位は違えど、脳が使われる。
面白いのは、その場所の違いで、興味深いのは、活性化により能力が向上するのかという点だ。
意味のない文字記号を見せると、脳の後頭葉が働く。意味のある文字の場合は、後頭葉に加えて頭の横側にあるウェルニッケ野が活動する。ウェルニッケ野は、言葉の意味を理解するときに使 -
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初版2018/9
読み聞かせは、
子どもの感情や情動の脳が動く+大人のコミュニケーションの脳が動く。
◉読み聞かせってだいじ・・・子どもにしよう。
読書し過ぎはダメ。しないのもダメ。1日30分!1時間!!
◉本読むって大切・・・
睡眠時間を増やすことで、レム睡眠を増やし記憶の定着機会を増やす
海馬の成長も睡眠時間から
◉寝よう
細切れで読む方が定着する
◉ツァイガルニク効果??(中途半端の方が記憶に定着しやすい。)
音読>黙読
◉音読します!
スマホ・ゲームは前頭前野の活動を抑制する。
前頭前野は人間を、知的・理性的な生物たらしめる、脳の司令塔
◉友達はゲームしている時、人格が変わ -
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ネタバレ本と学力の関係、本がもたらす脳や心への好影響をザックリと知ることが出来る。
▪️良い
・難しく書かれていないので、さらっと知る分にはいい
・読む(読み聞かせ)時間数が、学力向上に関係しているという事をデータで表示
・どんなジャンルの本(ミステリー、ファンタジー等々)が脳のどの部分に影響があるかの検討
・紙の本とスマホやタブレットで読むことの違い
・時々はさまれるコラムが雑学ネタで面白い
▪️惜しい
・後半は読み聞かせの内容が多いので、子供が読み聞かせ時代を過ぎていた場合、微妙
・読書と学力の関係は分かったが、本のタイトルほどはっきりとは言えないのでは?と読後に思ってしまった(つまり、説得 -
Posted by ブクログ
まぁ、読書のススメをMRIで見た脳みそへの影響を含めた根拠を示した本。P4 読み聞かせをすると、子どもの脳は単に声を聴く反応を示すだけではなく、感情や情動の脳が動く。読み聞かせをしている大人の脳は、単に本を読む反応を示すだけでは無くて、コミュニケーションの脳が働く。読み聞かせは、親子の極めて良質なコミュニケーションとなり、子供たちの心が安定し、親への信頼と愛着が増し、親の子育てストレスが減る。P21 読書をし過ぎること自体が何か脳に悪い影響を及ぼしている訳ではなく、読書時間を確保する為に勉強や睡眠の時間を削減していることが、成績低下に。P43 ハッピーエンドを迎えるような、でも、最初から最後ま