ランボオのレビュー一覧

  • 地獄の季節

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    現代文、古文ともに、国語の授業の成績だけは良かった学生時代。が、詩だけは、全く分かりませんでした。
    ほんの数冊、詩集や詩について書かれたものを読んでみましたが、やっぱりよく分かりません。その時は分かった気になるけど、何を理解したつもりになったのかすら、すぐに忘れてしまいます。
    そんな私でも、ランボオのAube(黎明、または夜明け)を、美しいと感じ、最終行にたどり着くまでの21列を、1段ずつ降りながら、ゆっくりとその世界に浸るのでした。

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    2010年12月21日
  • 地獄の季節

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    時々、突然読む本。
    まあそれはそれは酷く才能に溢れた中2病。これとカラマーゾフって、なんとなく同じイメージが湧くんだけどなんでだろう。


    これを通勤時間に読むと、得も言われぬ気恥ずかしさを体感できますので皆さん是非。

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    2010年12月07日
  • 地獄の季節

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    ランボオは120年前くらいにこんなこと言ってる。”ところで暮らせるものだけは、決して手に入るまい、僕は静かに生きも静かに死にもしまい、これほど確かな事はありますまい。””要するに、回教徒が言う「世の定め」だ。これが人生です。人生は茶番ではない。”言い切ったね。問題ない。そのとおり。そっから。人って歩き出す。カッコいい。

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    2011年09月15日
  • 地獄の季節

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    3.8/5.0

    反逆的、反抗的で、自由な言葉遣いと豊潤なイメージを想起させるフレーズが印象的だった。
    小林秀雄訳によるカチッとした文体もカッコよく感じた。

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    2025年06月02日
  • 地獄の季節

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    ふと古書店で気になって手に取ってしまいましたが、
    仕事やプライベートで忙しい時に外国の、しかも詩を読もうとしちゃいけない……。

    こういったものは心と時間に余裕のある時にゆったりとした気持ちで読むものだ、と実感いたしました。

    またいつかゆっくりと読んでみよう。。

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    2019年09月22日
  • 地獄の季節

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    早く亡くなった人かと思ってたら、50年近く生きてる。
    有名な詩の部分は、なにか、目を留める文章だと思う。これを訳した小林さんの力もあると思う。
    前半の「地獄の季節」は面白く感じたけど、後半の「飾画」は分からなかった。
    沢山の仕事を転々としているっぽい。
    映画を発見したので、そちらを見て、どの時にどの詩を書いたのか、見てみたい。

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    2017年11月24日
  • 地獄の季節

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    人情的なもの感傷的なもの或は形而上学的なものそういうものが織り成す雰囲気さなぞに一顧も與へていない。と訳者の小林秀雄は言う。それがゆえ、逆に、詩そのものよりもランボウ個人の思考へと興味が移ってしまうのか。とにかく自分の無知を露呈された。

    ランボウはこれを19歳で書き上げた。こんな19歳が今も世界中にいると思うと恐ろしい。翻訳は専門の人のほうがいいのではないか。小林秀雄の訳には作家としての欲が見え隠れする。

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    2012年12月07日
  • 地獄の季節

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    ネタバレ

     ランボーの代表作。



     夜明け、より引用/

    「俺は彼女の途轍もなく大きな肉体を、仄かに感じた。夜明けと子供とは、木立の下に落ちた。
     目を覚ませ、もう真昼だ。」

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    2012年04月07日
  • 地獄の季節

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    正直前半はそんなに面白いとは思わず。しかしこれが書かれたのは筆者が若干十代のときのはず…『悪の華』ほど毒吐きではないものの、その分若さによる激烈さに溢れてます…

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    2010年04月29日
  • 地獄の季節

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    インテリチックで美の感性にあふれている
    悪徳まみれを装いすぎてる感もある
    マッチョイズムにたいしてある種の恐れと憧れを抱いているかもしれない

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    2009年10月07日