ジョン・ヴァードンのレビュー一覧

  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    600ページ近く時間がかかってしまったが、一度も登場人物欄をめくることなく、内容に興味が持てず、さりとてイライラすることもなく読み終えた。ただ長く単調。内容は半分以下かと。早期退職した警察の人が友人のために事件に巻き込まれるが、またこの「元」っていうヤツがね。。。組織のルールとかしがらみを書くのが面倒だからだろ、としか感じられず。この本の良さは奥さんがとっても素敵。教養あり賢く、旦那に放置されるの勿体ない。長期の旅行行きなよ。旦那はほっとけ。

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    2020年12月26日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    トリックや謎解きは面白かったです。560ページ以上に及ぶ長編で、あの始まりからよくぞこの結末まで、と読後は感慨深いものがありました。残念なのは魅力的な登場人物が出てこなかったこと。印象に残ったのはウィッグ巡査部長ぐらいかな。主人公ガーニーもキャラクタが定まってない感じがしました。シリーズ第一作とのことでこれから書き込まれていくのかもしれません。

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    2020年02月13日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    退職して田舎に移り住んだ刑事のもとに、大学時代の友人から連絡が入る。今は自己実現教祖として成功しているが、自分の心を読む相手に、記憶にない過去の悪行で脅迫されている。調査を進めるうちに友人は惨殺され、同様の連続殺人が起きていたことが判明。

    いろいろな謎がある、正統派ミステリー。サブストーリーは、刑事という仕事・妻との関係性・没交渉になっていた息子・亡くした息子

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    2019年09月18日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    このミス海外編9位。
    退職刑事のもとに友人から助けを求める連絡が入った。脅迫状めいた奇妙な手紙に悩まされているのだが、その相手は彼が思い浮かべた658という数字を言い当てたらしい。やがて殺人事件が起こり、一面の雪の中、犯人の足跡は森の中で途切れていた…
    序盤は不可能犯罪の本格めいたすべり出しだが、メイントリックはわりとありがちで、それよりも連続殺人になった中盤からは一気読みで警察小説として面白かった。

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    2019年06月13日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    トリックは簡単というかなるほどって感じ。
    全体的に暗い雰囲気の小説で最後まで読むのは少ししんどかった。
    大風呂敷を広げすぎと感じた。

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    2019年04月17日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    警察小説で、本格で、シリアルキラーものという、美味しいとこ取りです。分厚いですが、文章は読みやすく、最後まで読み通せました。
    メインのトリックは、読み始める前から、これしかないだろな、と思っていたのが、そのままだったので、意外性はあまりありませんでしたが、普通に楽しめました。

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    2019年03月11日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    2010年の作品らしいが、本格ミステリに関して先頭を走っている日本で2018年に出すにはちょっと遅かったんじゃないかという印象。TRICKとかが10年以上前に通り過ぎている地点のような。

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    2019年02月20日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    まあトリックそのものは奇抜なものではないがそれをミステリーと上手く繋げてると思う。主人公の性格のせいか、何故か全体としては盛り上がりに欠けるように感じるのは少し残念だか、この辺は人によっても感じ方が違うと思う。ミステリーとしては基本を抑えたいい作品だと思う。

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    2019年02月11日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    時折饒舌な部分はあるものの丁寧な文体と翻訳を感じさせない訳文に好感を持った。トリックや犯行の動機そのものにそれほどの新鮮味はないが、飽きることなく読み進むことができた。登場人物の描き分け方も巧みである。

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    2019年01月27日
  • 数字を一つ思い浮かべろ

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    デイヴ・ガーニーは四十七歳。いくつもの難事件を解決してきた超有名な刑事だが、今はニューヨーク警察を退職し、デラウェア近郊の牧草地に十九世紀に建てられた農館で暮らしている。事件解決以外に興味を持たない夫と二つ違いの妻マデリンとの間にはすき間風が吹いていて、それは近頃ではどんどん強くなってきていた。早期に退職したのはそれも原因の一つだった。

    どんな資産があれば、ただの元刑事がそんな優雅な引退生活を送れるのだろう、と素朴な疑問がわくのだが、ともかくそんな元刑事のところに事件は突然舞い込んでくる。大学時代の友人に送られてきた奇妙な手紙の一件だ。手紙には「数字を一つ思い浮かべろ」と書かれていた。友人は

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    2018年12月11日