ジョン・ヴァードンのレビュー一覧

  • 数字を一つ思い浮かべろ
    確かに快作。読むのに非常に手間取ったが、最後は見事。
    夫婦感のモヤモヤなど、身につまされたりもした。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    あくのある登場人物が織り成すアメリカ的な骨太警察物と怪事件のトリックの解明が主である本格ミステリとの見事な融合。

    序盤は、”お前のことは全てお見通しだ”的な脅迫文とその後に続く全くわけのわからない殺害現場、何か個人的な恨みを買うようなことがありそうな被害者にまつわる誰が何のためにという謎でぐいぐい...続きを読む
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    1から1000までのうちから、数字をひとつ思い浮かべろ。お前が思い浮かべる数字はわかっていた。658だ。
    本格ミステリとしての成功は、魅力的な謎を提示できるかにかかっていると思います。難解なだけでも、論理的なだけでもだめで、魅力的な謎。その点、本書の謎はワクワクします。解答は少しやっぱり感がありまし...続きを読む
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    魅力的な謎と、切ない家族の物語。ひきつけられて読んだ。難を言えば、ちょっと冗長な感じのところがあると思うが、丁寧な描写であるとも言える。ここらへんは好みかな。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    『数字を一つ思い浮かべろ』という手紙から始まる惨劇と、元警察官の捜査。
    沢山のトリック、推理。
    エキサイティングな中にも家族の切なさを感じずにはいられない。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    途中まではかなりしんどかったが、後半は加速して一気に読ませてくれた。数字の謎解きと猟奇殺人を組み合わせた、本格ミステリ。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    『本格ミステリ・ベスト10』で高評価だったので読んでみた。男に手紙が届く。その中には脅迫めいた文章と「1000までの中で数字を一つ思い浮かべろ」の文字。男が三桁の数字を思い浮かべて同封の紙を広げたら、正にその数字が書いてあった。後日、同じように数字を当てられ、その男は不可能状況の中で殺される・・・と...続きを読む
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    初読みの作家。しかも特異なあらすじがバカミスっぽく見えたので正直不安要素の方が大きかったが、それを払拭して余りある面白さだった。

    序盤は手探り状態。数字の謎も、主人公と知人の微妙な距離関係もややとっつきにくく退屈しかけたが、殺人事件に発展してからは一気にストーリーが流れていく。退職刑事ガーニーは不...続きを読む
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    わりとゆっくりと物語が進む。そのなかに伏線があり、たくさんの謎がある。犯人からの不気味な声明、そこに隠された謎。本格ミステリーと警察小説が上手く合わさっていてどちらの良さもあり謎解きも、警察の捜査も空気がしっなりと作られていて楽しめる。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    「なんというか、ひじょうに……おもしろい」p.307

    謎また謎の本格。託されるのは誰もが知る退職した名物刑事。
    読みながら横山秀夫の『64』が頭に浮かんでいました。
    解説でも、日本の本格を代表する一作として名前が挙がっていましたが、私が考えたのはそういう意味ではなく…。

    ひじょうに私の好みでした...続きを読む
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    このミス海外編9位。
    退職刑事のもとに友人から助けを求める連絡が入った。脅迫状めいた奇妙な手紙に悩まされているのだが、その相手は彼が思い浮かべた658という数字を言い当てたらしい。やがて殺人事件が起こり、一面の雪の中、犯人の足跡は森の中で途切れていた…
    序盤は不可能犯罪の本格めいたすべり出しだが、メ...続きを読む
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    トリックは簡単というかなるほどって感じ。
    全体的に暗い雰囲気の小説で最後まで読むのは少ししんどかった。
    大風呂敷を広げすぎと感じた。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    警察小説で、本格で、シリアルキラーものという、美味しいとこ取りです。分厚いですが、文章は読みやすく、最後まで読み通せました。
    メインのトリックは、読み始める前から、これしかないだろな、と思っていたのが、そのままだったので、意外性はあまりありませんでしたが、普通に楽しめました。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    2010年の作品らしいが、本格ミステリに関して先頭を走っている日本で2018年に出すにはちょっと遅かったんじゃないかという印象。TRICKとかが10年以上前に通り過ぎている地点のような。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    まあトリックそのものは奇抜なものではないがそれをミステリーと上手く繋げてると思う。主人公の性格のせいか、何故か全体としては盛り上がりに欠けるように感じるのは少し残念だか、この辺は人によっても感じ方が違うと思う。ミステリーとしては基本を抑えたいい作品だと思う。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    時折饒舌な部分はあるものの丁寧な文体と翻訳を感じさせない訳文に好感を持った。トリックや犯行の動機そのものにそれほどの新鮮味はないが、飽きることなく読み進むことができた。登場人物の描き分け方も巧みである。
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    デイヴ・ガーニーは四十七歳。いくつもの難事件を解決してきた超有名な刑事だが、今はニューヨーク警察を退職し、デラウェア近郊の牧草地に十九世紀に建てられた農館で暮らしている。事件解決以外に興味を持たない夫と二つ違いの妻マデリンとの間にはすき間風が吹いていて、それは近頃ではどんどん強くなってきていた。早期...続きを読む
  • 数字を一つ思い浮かべろ
    タイトルから、スタイリッシュなクライムものかな?ノワールかな?と思いながら読み進めたが、意外とクラシックでしっかり重量も感じられるものであった。掴みは魅力的な謎でグイグイ引っ張られ、途中ちょっと(私は)だれたが、終盤はまた引っ張られた。
    ちょっとルヘインを思い出したり。