コーディー・キャシディーのレビュー一覧
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本書は書店でも科学コーナーに置いてあったが、どちらかというと歴史書。恐竜、小惑星の衝突は人類誕生以前の話だが、それ以外は歴史上のイベントに対して詳細に調べて、その中でどう対処すれば生き延びられるかという観点から描写したもの。臨場感もあり、歴史好き、科学好きには面白く読める。
【原題】
HOW TO SURVIVE HISTORY : How to Outrun a Tyrannosaurus, Escape Pompeii, Get Off the Titanic, and Survive the Rest of History's Deadliest Catastrophes
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Posted by ブクログ
科学の飛躍的な進歩のおかげで、今では当たり前に使われているもの、行われていることや、出来事の起源が解明できるようになって来ている。
本書はそのような中から、17の事柄につき、それを最初に「誰が」行ったのかを、専門家の意見や証拠からストーリー仕立てで紹介している。
例えば、「はじめて何かを発明したのは誰?」、「はじめて火を起こしたのは誰?」、「はじめてカキ(貝の方:筆者注)を食べたのは誰?」、「はじめて衣服を身に着けたのは誰?」等々。
本書がユニークなのは、他の本のように、どのようにしてその事柄が始まった、発見された、等のプロセスにフォーカスするだけでなく、それを「誰が」行ったかまでを明ら -
Posted by ブクログ
今の社会でも継続されている習慣は、過去に誰かが始めたもの。そのキッカケは何だったのか。ファーストペンギンというか、芋洗いを始めた猿というか、最初の人。この本はそれを解き明かす。テーマは多様にある。はじめて火を起こしたのは誰か、はじめてカキを食べたのは誰か、はじめて衣服を身につけたのは誰か。他にも、弓矢、名画、ビール、外科手術、車輪、ウマ、石けん、ハワイ上陸などなど。若干、マニアックな気もするが、どれも興味深い内容だ。
読みながら、新たな発見。例えば、赤ちゃん言葉。これは、日本だけではないらしい。「あら、いい子でちゅねえ!」といった言い方がそうだが、これはどんな文化でも、何語を話す母親であって -
Posted by ブクログ
恐竜絶滅時、ポンペイの大噴火、黒死病などなど、歴史上でももっとも過酷な環境をどうすれば、生き残る事ができるのか?という題材を現代科学で検証していく内容。具体的な逃走経路や安全な場所が記述されているので、今後の役にも立ちそう。
作中でも、最大級の災害。恐竜を絶滅させてユカタン半島の隕石でも、インドや東南アジアエリアなら助かる可能性があるというのは有益な情報。基本的に時系列で解説してくれてるので、来る氷河期は、マンモスを狩り、ピラミッドの工事現場に従事させられた際は運ぶ石の近くでの作業はやめる事。あと、ナイル川の寄生虫にも注意。ポンペイ火山噴火の際はナポリへ向かえ。
よし、これだけ覚えてたら万