鈴木徹郎のレビュー一覧

  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    みんなしたくてたまらないことをすればいい!
    でもちがうことを言う日もあっていい。
    したいことがバラバラなみんなが、ムーミン一家がいない家に集まり十一月を過ごしムーミン一家が帰ってくるのを待つお話。

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    2025年07月27日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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     朝日が昇るのが遅くなる。
     夕日が沈むのが早くなる。
     朝夕が肌寒くなる。
     木々の葉の色が変わってくる。
     手足が乾燥してくる。
     
     知らぬ間に季節が冬へと進んでいく十一月。
     わたしは、この本が読みたくなります。


     ページをめくると、今年もスナフキンは旅に出たくなっていました。

      ある朝の早く、スナフキンは、ムーミン谷のテントの中で、目がさめました。
      あたりは、ひっそりしずまりかえっていました。
      しんみりとした秋のけはいがします。旅にでたいなあ。
      
      ほんとにふいに、どこもここも、しんみりとしてきたのです。
      あたりのようすは、もう、なにもかも、いままでとは、が

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    2024年11月09日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    「このスナフキンと対面している美少年は誰ぞ?!」と完全にジャケ買いでございました。「したくてたまらないことをすればいい」っていう一見簡単そうなことが意外と難しいんだよなぁ、と感じるお話

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    2021年06月13日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ネタバレ

    ムーミン一家が灯台のある島にいっている間のムーミン屋敷のお話。最後、一家は戻ってくるわけだけど、これからどうするんだろう、春になったらまた灯台に行くのかな?とちょっと考えてしまった。

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    2021年01月10日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ムーミン一家が家にいなかった=じゃあ待っていよう、と勝手にそこで共同生活を始める発想がなかなか凄い。常に鍵をかけないムーミン屋敷のテーマ「The door is always open」を象徴するお話だと思った。個性が豊かすぎる彼らだけど、大きく衝突することもなく馴れ合うこともなく、互いの個性を分かり合いながら、自分自身の"可能性”を見つけていく姿には学ぶところがある。ムーミン谷の住人達のこのおおらかさが好き。

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    2025年11月29日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    なんとムーミン一家はいないとさ。
    読者も集まってきた臨時住人と一緒に、彼らの帰りを心待ちにするが、無情にも耳の先さえ一切出てこない。あぁ無情。これでシリーズ終わっちゃうのにだよ。

    でも何で星4にしていたかと思い出すと、読後感がさっぱりしているんだよね。
    始めは人の家に勝手に住み着いて、好き勝手にやっている奴らにモヤモヤしたり、早くムーミンが出てこないかな?なんてソワソワしたりしている。

    そのうち住民と同じ心境になる。この状況を受け入れるのだ。そして、このおかしな住人たちの人生を眺めようという気になってくる。

    欠けているものを埋めたくてやってきた彼らは、思えば我々読者そのものだ。

    私たち

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    2025年08月16日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ネタバレ

    ムーミンの本て、基本的に雨とか雷とか風とか薄暗い雰囲気で親近感湧きます。
    物語の中盤でスクルッタおじさんのためのパーティーをすることになって、フィリフヨンカさんが台所に立ち始めたあたりから、ちょっとずつ雰囲気が明るくなってきて、みんな少しずつ楽しくなってきて、最後はめいめい温かい気持ちで別れられたのが良かったです(*ˊ꒳ˋ*)
    フィリフヨンカさんが「わたし、おそうじせずにはいられなかったの。みんなだってそうしなくちゃ!したくてたまらないことをすればいいんだわ。ね、ミムラ」って言ったのが印象的でした。もともとはミムラの考えですが、フィリフヨンカさんが、目覚めたようで嬉しかったです(*ˊ꒳ˋ*)

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    2023年12月02日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ネタバレ

    このお話はムーミン一家が島に移住している間の話なのかな?だとしたら最後にみんなが帰ってきてくれるのは嬉しい。あの島からムーミン谷に戻ってきてくれたんだ。会話するところも見たかったけれど。
    印象的だったのは、ホムサの頭の中で膨らんでいたムーミンママの理想像が、現実的なものに生まれ変わるところだった。良いところばかりでダメなところは一つもないはずだと思っていたけど、そうでもないかも、いやそもそも、それってダメなことなんだろうか?という疑問?
    誰の力も借りずにその考えに辿り着くのが大事なことなんだね。

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    2024年11月04日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    ムーミン一家不在のムーミン谷。
    冬に入る前の雰囲気がみちている。
    相変わらずムーミンのかわいらしい印象とは裏腹に物語を深く理解するのは結構難しい。
    ともあれ、この本を11月に読めたのはよかった:)

    2022.11.26

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    2022年11月27日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    意外にもはじめて読んだムーミン本。
    11月だからということで本作から読んでみましたが、肝心のムーミン一家はでてこない。
    ムーミン一家にどうしても会いたくなって集まって来た変わりものたちが、ムーミン一家の帰宅を待つ短い時を一緒に過ごすが……というお話です。
    スナフキンって、秋の気配を感じると旅にでたくなるんだね。でも今回ばかりは雨の曲の5小節がどうしても思い出せず、ムーミン谷に引き返してくる。
    ほかにはミムラ、ホムサ、ヘムレン、スクルッタおじさん、フィリフヨンカ。
    悩ましい性格を抱えた個性的なメンバーが、やがて協力しあって、ムーミン一家に感謝しながら帰りを待つパーティー「わが家の夕べ」をひらく。

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    2023年09月13日
  • ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月

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    灯台に出かけたムーミン一家の家に、色んな人たちがやってくる話
    癖が強くて、自分の悩みに精一杯で、無茶苦茶な言い分がそれぞれ炸裂し通しだけど、最後には何もかも氷解していく
    ムーミン一家が不在中でむしろ良かったのでは、というくらいまったりと解決していく

    スナフキンとミムラねえさんがいて、ムーミンパパがいない
    心は平穏で読めた

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    2022年06月06日