田中修治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は、倒産寸前のオンデーズを再生していく実話を描いた経営書だが、
読み始めてまず感じたのは、
「これは自分にはできない世界の話だ」という距離感だった。
会社を買い、資金繰りに追われ、
失敗すれば終わる状況で決断を連打していく社長の姿には、
尊敬というよりも畏怖に近いすごみを感じた。
家族がいて、サラリーマンとして安定した収入を得ている今の自分には、
退路を断って会社を背負う決断はできないと思った。
一方で、読み進める中で印象が変わった。
田中修治さんの強さは、
大胆な意思決定そのものよりも、
現場と人に徹底的に向き合う姿勢にあった。
全国を回って良い点・悪い点を自分の目で見ること。
現地の社員の話を一つずつ聞き、関係性を築いていくこと。
評価や結論を急がず、まず事実と声を集めること。
これらは「社長だからできること」ではなく、
今の自分の立場でも実践できる行動だと気づいた。
この本は、
経営者になる覚悟の有無を問う本ではない。
どんな立場にあっても、人と現場にどう向き合うかを
静かに問いかけてくる一冊だった。
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Posted by ブクログ
29歳でこんな考え方(年商20億ある会社を手にするチャンス)が出来ることが素直にすごいと思った。自分だったらどうしてもリスクに目がいってしまい、そんな判断は出来ないと思う。また何度も何度も資金ショートになりかけるが、田中さんの行動力によって苦難を乗り越える、そんな姿をら認めた人たちからの援助も受けながら会社を育てていく姿はかっこいいと思った。こういう仕事こそ、やりがいがあるんだろうなと思った。その後YouTubeで知ったけど、自分で宣伝のために書いた小説だって…。すごすぎる笑 イケメンだし笑
で、その中で話してた「選択に意味はない、選択した後に選択したことが正解になるようにどこまで努力できるかが大切」というコメントにすごい共感した。今後仕事をする上で大事にしていきたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前々から気になっていた小説。
小説とは言え、小説形式のノンフィクションだった。
オンデーズという眼鏡屋さん、知らなかったけど、一度行ってみたくなりました。
(そういうマーケティング的要素のある本だと思うが、まんまと乗せられてしまっている。。)
加えて、著者の田中社長がオンデーズを買収して、
10年目の節目に社史を残しておくという意味合いも込めて、
単行本化されたと思われる。
確かにこの本読んだら、社員のモチベーション上がるわな…。
良くできてるわ、この小説。
16話と17話のこの場面には、しびれた。。
オンデーズを買収してからの僕は、メガネをビジネスのための一つの道具として捉えていた。お客様に選ばれ、ライバル企業に打ち勝つにはどうしたらいいか?ただそればかりを考えていた。話題性や、ファッション性にばかりに目をやり、他社の追随を許さぬ低価格を実現して事業展開をすればよい。企業を大きくして利益を出せばよい。それが経営者としての一番大切な仕事であって使命だ。そう考えていた。しかし、この避難所でのボランティア活動を通じて、メガネ屋にとっては、専門家としての技術や知識を用いて、人々の視界を快適にしてあげることが何よりも一番重要なのだと、この時はっきり気づかされたのだった。まさに頭に雷が落ちた。そんな表現がピッタリくるほどの衝撃だった。オンデーズがお客様に本当に売らなければいけないのは、安いメガネでもお洒落なメガネでもなく「メガネをかけて見えるようになった素晴らしい世界」だったのだ。(p.261)
(良いものは高いんだから)この言葉に僕は反射的に、少し拗(す)ねるように言った。「良いものだから原価が高い。だから高いものを高い金額で買ってもらえばよいって、そんなの当たり前じゃないですか?そんなレベルの低い仕事でいいのなら子供だって誰だってできますよ。そうじゃなくて、『なんでこんな良い商品が、こんな金額で買えるんだ?』そうやって、消費者を驚かすことができて、初めてプロの仕事と言えるんだと思うんです。僕らがやりたいのは、『単なる安売り』じゃなくてそういう『本当に価値のある商売』なんです!」僕のこの一言が癇に障ったのか、プライドに火を点けられたのか、中畑社長は語気を荒げて言った。「わかりましたよ!作りますよ!やりますよ!こっちだってプロだ、私はアナタが子供の頃からメガネを作ってきてるんだ。そんな言われ方までされたら頭にくる。いいですよ。田中さんの言う通り1500円で作ってみましょう!もう一度製造工程を全て見直して、限界まで無駄を省けば、できる余地はまだあるかもしれない」(p.284) -
Posted by ブクログ
ネタバレ破天荒フェニックスに続き、田中修治さんの本は2冊目。今回の本も、色々勉強になった。
色々取り組みしては失敗し、試行錯誤しながら今に至る、が伝わる本でした。納得・共感する部分も多く、自分の中にすっと入った。
色々勉強になったが、最も印象に残ったのが五つ。
一つ目、仕事をゲームに変える5つの要素。
成長、育成、バトル、収集、交換。仕事は楽しくしたいし、それをいかに部下に伝えるかが重要だと感じる。自分も常に“ゲーム感覚“は意識している。さらにこの5つを踏まえ磨き上げ出来る様にする。
二つ目、選択自体に意味はない。
本当にそうだと感じる。どれを選ぼうが、自分の取り組み次第で成功も失敗もする。これは、今後の自分の基盤にし、色々な人に伝えていきたい。
三つ目、不満を取り除くではなく、納得いく説明をする。不満を解消しても、また新たな不満が出る。そこで、納得いく説明が出来れば、前に進む事が出来る。
それを行う為に、説明の裏付け(正しい根拠)が重要だと感じた。
四つ目、オンデーズの出世は、上に立つでは無く、中心に近づく。非常に例えが上手い。誰とでも目線を合わせる為には、この考えは良い。
五つ目、行動が一番大切。
100回聞くより1回見る、100回見るより1回考える、100回考えるより1回行動する。
これも、これからの自分の基盤としたい。
その他、期待をするから失望する。は、そうだと感じる。もっと肩の力を抜いて、人に期待しない生き方をすると、日常の些細なことでも、とても嬉しくなるし、感謝の気持ちも沢山生まれる。
納得出来るが、そうは言っても思う部分もある。部下とのやりとりでイラッとしてしまう事もある。まだ、色々な経験が少ないと感じる。